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トップ > マイクロフォーサーズ > 新鮮な気持ちで写真生活を送るひとつの方法としての「オリンパス フォトストーリー」前編
2014/03/15 Sat 03:00 マイクロフォーサーズ
オリンパスのマイクロフォーサーズ機「PEN E-P5」「OM-D E-M1」関連エントリとなります。
今回はお便りからご紹介します。
少し前に掲載した記事にいただいたコメントからの抜粋です。

>話は変わりますが、M1やP5ユーザーの方はフォトストーリーって 
>余り使われてないんでしょうか…。 
>結構、素敵な機能だと思ってるんですが。 
>検索しても余りヒットしないので、是非、てーあいさんに作例を 
>お願いしたく(笑)

コメントありがとうございます。一応ことわっておきますが自作自演ではございません(笑)
そう言えばフォトストーリー、私も最近はあまり使っていません。
試みに「フォトストーリー」で画像検索してみても、オリンパスのこの機能を使用した写真は、
メーカーサイトの紹介作例やカメラ・IT系ポータルの紹介記事にあるものぐらいしかヒットしません。
世間的にも作例が少ないと言うことであれば、それなりの理由があるのでしょうか。
そのあたりを軽く考察しながら、作例を載せてまいります。

その前に。「フォトストーリー」と何か。
こんな写真をカメラ内処理で作るという機能のことです。
EM120687

オリンパスイメージング アートフィルター&フォトストーリー
メーカーサイトに、使い方が分かりやすくイメージできる動画が掲載されていました。


要するに組写真のようなものです。
「組写真」と聞くと、何枚かの写真を並べて見せる、というものを想像してしまうのですが、
このような「1枚の写真に仕切りを入れて分割する」ようなものも大枠で組写真と言って差し支えないだろうと思います。
「複数の写真を『意思を込めて』並べて見る者に訴える」というコンセプト自体は同じですし。
オリンパスはこの機能を2013年から順次新機種に搭載し始めており、
現在はコンパクト機とマイクロフォーサーズ機のそれぞれ上位機種に搭載していて、そう聞くと一見高級機能に思えますが、
新型エントリーモデルOM-D E-M10にも搭載してきましたので今後は搭載機種は拡大するものと思われます。

このフォトストーリーに対しては、使っていると「良いなあと思う点」と「微妙だなあと思う点」をかなりハッキリ認識できます。
今回の記事では「良いなあと思う点」を挙げて、フォトストーリーの魅力を書きます。
次回の記事で「なぜ作例が少ないのか」を考えていきます。
私としては、長所と短所を勘案してもなお、このフォトストーリーは楽しい機能だと思っています。
どうぞお付き合いください。NHKの情報番組みたいな枕ですね。
EM120688

●詰め込む楽しみ

当ブログでも事ある毎に採り上げているコトブキヤの可動フィギュア「キューポッシュシリーズ」を被写体としたものです。
P6280399
フォトストーリーには何種類かのフレームが用意されておりまして、2分割~5分割、その分割の仕方も多岐に渡ります。
ある意味お仕着せのフレームではありますが、自分が目指す「こんなふうに撮りたい」という欲求には充分応えてくれます。
分割されたマス目はそれぞれ小さいものになりますから、それぞれに入れられる被写体も限られたものとなります。
この作例ではそれぞれのマス目を被写体で埋め尽くしました。もちろん写す人や状況によって使い方は変わることもあるでしょう。

●見つける楽しみ

当ブログでもしばしば撮影スポットとしてご紹介している「東京国際フォーラム」で撮ったものです。
EP569910
どこかに撮影に出かけた時などに、その場所や状況がどのようなところだったかを写真に収めることがありますよね。
東京国際フォーラムの特徴を最大限表現するには、どの部分を撮るのが良いだろうか?
分割されているマス目の配置や大きさも踏まえて、見る人の目を誘導するにはどうすればいいのだろうか?
重要なポイントを見つけ出すことに夢中になり、納得できなくて何度も撮り直しすることもあるほどです。
例えば観光地などに出掛けた時などに、フォトストーリーで1枚現地の雰囲気を押さえておくと、
アルバムに良いアクセントができるかもしれませんね。

●紡ぎだす楽しみ

東京駅八重洲口の高速バスターミナルを撮ったものです。工事中の時期に行ったのですが。
EP590120
ストーリー、と言うにはこの写真は少々弱いのですが、それでも「これから長距離バスで何処かへ行く」という雰囲気が出ているはずです。
フォトストーリーという名称には「ストーリー」を描く機能なのだ、という意志が込められているのだろうと推察します。
内容次第ではありますが一般論としても「写真で大切なのはストーリーだ」とも言います。
この写真が何かのストーリーを示しているとは必ずしも言えませんけれども、例えば一人の人物がコマごとに何かをするとか、
そういった形でも見る人に物語性を示すことができる。その感覚はまさしく組写真を作る時にもあるものです。

●それは「考えるということ」への欲求

上に挙げたものをひとまとめに表現しますと「考える楽しみ」ということになると思います。
通常の写真撮影でも私達は「まったく何も考えずにシャッターを切る」ことはありません。
「何も考えずに撮りました」というのはモノの例えであって、実際には何かに心を動かされて、それを撮ろうという意思が働きますよね。
フォトストーリーでは更に「前後の写真との関連性」と「位置関係」と「見せ方」が重要なファクターとして加わり、
「このマス目にはなにが入るとシックリ来るのか」という命題がまるでパズルのように私達に襲いかかってくるのです。

オリンパスのトークライブで写真家清水哲朗氏が「写真を分かっている人ほど、使っていて考えこむ機能だ」と説明していました。
私が「写真を分かっている」かは置いといて、使っていて考えさせられる機能である点は間違いありません。
極論かもしれませんが「フォトストーリーは知的好奇心を加速させる新しい提案」と言ってもいいのではないでしょうか。
EP539540

フォトストーリーが楽しい機能であるということが伝わっていればいいのですが。
次回は後編です。フォトストーリーの「これはちょっと微妙だな」と思う点を挙げていきます。
ただ、それは批判や否定的見解ではなく「楽しさゆえの弊害」とでも言うべきものを書くことになるでしょう。
フォトストーリーの魅力を失わせるような内容にはならないことをあらかじめお伝えしたいと思います。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m

今回の
撮影機材
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