ソニーα・マイクロフォーサーズのデジタル一眼カメラで撮影した動画や写真、初心者向けや撮影現場で使える撮影術や新製品レビューも豊富。クリスマスイルミネーションなど季節ごとの写真も充実しています。読み物としても充実させることを目指しています。
トップ > 日記・時事・業界 > 空と犬と猫とカプチーノ
2013/02/17 Sun 03:55 日記・時事・業界
タイトルからもお分かりの通り、テレビの感想です。
感想を元に、思ったことを書いてみます。

テレビ番組「アメトーーク!」2月14日放送分「カメラかじってる芸人」の一件であります。
ネット界隈では人気番組での発言ということもあり、結構大きく話題になっていたようです。
話題になっていた部分を書き起こしてみます。
聴き逃しはあるかもしれませんが、特定の意図に基づくような改変はしていません。
なお、今回は本文中の全ての敬称を略します。

ーーーーー以下書き起こしーーーーー
有野晋哉「あのー、やっぱこういう一眼レフって男の人のもんっていう印象があるじゃないですか」
一同「はい、はい」
有野「でもなんか下北(沢)とか行ったらこういうの持ってる女の子おったりするじゃないですか」
一同「ああー」
有野「それだけでグッときますよね」
一同「あー」
有野「どんなん撮ってんのやろ、っと思って、なんかチェックしてんのをチラッと見てみたら犬ばっかりとか(笑)」
一同「(笑)いやほんとそうですよ」
有野「だいたい犬撮りますね」
一同「確かにね」
小籔千豊「ただほんとね、カメラ好きっていうのはある程度やっぱ僕いちばん言いたいのはイキらんといて欲しいゆう部分なんすよ」
蛍原徹「言うね今日はイキる…」
小籔「カメラぶら下げて街歩いてる、ま、ベレー帽斜めにかぶった女、山ほどいてますやんか、特に下北沢…」
蛍原「山ほどかどうか分からんけど、うん」
小籔「そんなヤツがだいたい撮ってんのんて、空か、猫、犬か、おしゃれなカフェのカプチーノ上から、絶対これです」
一同「(笑)」
小籔「あと小っちゃいサボテンね」
一同「(笑)」
小籔「小っちゃいサボテン撮ってブログにアップして『わあすごい』黙っとけお前!みたいなやつ」
一同「(笑)ええがな別に」
トリンドル玲奈「でも、でもじゃあ逆に何から始めたらいいんですか」
小籔「友達とか、大切なものから撮ってください」
一同「ああー」
小籔「家族、おじいさんおばあさんいつ死ぬか分かりません、それ生きてる間に撮ったりとかしてたら、30年後それ見ただけで泣きますよ」
宮迫博之「ほんまやわ」
小籔「僕、草野球チームの写真、何てことないです、草野球やってる時にパッパパッパ撮ってたら、バッファロー吾郎Aさんの写真見て家でちょっと半泣きになりましたよ」
一同「(爆笑)」

ーーーーー書き起こしここまでーーーーー

ネットでは小籔千豊の発言が(本人の「毒吐きキャラ」の口調もあって)問題視されることがあったようです。
カメラネタが多いツイッターの私のタイムラインでも賛否両論真っ二つという感じでした。
私的には久々に?メジャーなタイトルの番組でカメラを正面から扱う番組を見たこともあり、感想を書きます。

私のスタンスは
「写真なんて何を撮るのも本人の自由なのは当たり前、その上で、小籔千豊は(少々毒は強いが)もっともなことを言っている、ただ、気分を害した人の気持ちも分かる」
であります。

私の写真用HDDから、比較的日付が新しいところを探して写真を用意しました。










カプチーノ(は無かったのでコーヒーで)


思い出を切り取る


いずれも別段テクニカルな写真ではありませんし、上手でもありません。
犬猫などは、本物を撮った写真が見つからず、やむなく人形でお茶を濁しています。
が、仮に本物で上手に撮れていたとしても、10年後20年後まで残る写真は「いちばん下の写真だけ」だと思います。
もちろん、ペットの犬や猫を撮る方もおられるでしょうから、それは人それぞれです。
「自分の人生にとってどうでもいい被写体を、その場だけ手軽に上手く撮れたとしても、それは後々まで残るものではない」
ということを小籔千豊が言いたかったとするならば、それに対しては私は自分の経験も踏まえた上で同意します。

●当ブログの写真もそれに類するものだ、だから文章で説明をつける

毒舌については、小籔の持ち芸のようなもので「敵を作りつつもインパクトは残す」ある意味江頭2:50に近いノリがあるような気もします。
その一方で、番組を盛り上げるためにプロレスをやっているようにも見えましたが受け取り方は視聴者次第ですね。
私は面白く番組を見ていましたがそれはある意味他人事のあるあるネタだったからなのかもしれず、
小籔の批判の矛先が「空・猫・犬・カプチーノ」ではなく「東京駅・銀座・浅草寺・スカイツリー」だったらブチ切れていたかもしれません(笑)
もっとも、「思い出を切り取れ」と力説する小籔千豊自身が母親をなくしているという経験を経ていますので、
「大切な人を、生きているうちに撮れ」と力説する背景は充分に理解できます。

ところで、当ブログの写真の圧倒的多くは番組中では否定的に扱われていた「単なる記録」の範疇の写真です。
ですので、その時々自分がその場所に行ったりその機材を使ってみた時に何を感じたか、を併記しています。
拙いものではありますが、記事作成時には「写真と文章がその場所の空気を説明する」ように意識しています。
余談ですが作品撮りは作品撮りで一応やっています。ただブログにはほとんど載せていません。批評が怖いですので(笑)

●カメラ女子のおかげでカメラ業界が活性化している事実

小籔千豊は自身のツイッターで、このように書いていますね。


これについては私はちょっと反論してみたくなります。
「カメラという趣味がファッション化した事実」というのは番組での発言も併せて考えると
「女子カメラブーム」のことを指しているのだと思いますが、

現在、ちょっとした「カメラブーム」であるとして、
その牽引役のひとつに「女子カメラ」がある、という点が挙げられていて、
多くのカメラメーカーがそこを有望な市場と見ているという現象があります。
(実際にはミラーレスは利益幅が小さくて既に微妙な商売になりつつあるという話も噂レベルで聞きますが)

一方で、今までのカメラ趣味と言いますと男の世界の典型的なオタク趣味で、
世間的には白い眼で見られることが多いホビーでした。
私自身も、健全な街撮りをしているだけで別段振る舞いが怪しわけでもないのに揶揄されたりした経験があります。
しかし、最近はそういう視線も感じなくなりまして、プライバシーに敏感なのは相変わらずとはいえ、
数年前よりは街なかでカメラを取り出しやすい環境になったと実感します。
私的にはその原因のひとつに「女子カメラブーム」があるとおもっていますので、
小籔が言うところの「ファッション化」を悪し様に言うつもりはありません。
イキって?空の写真ばかりアップしているようなブログやコミュニティも見かけますし、
ショールームなどでイキって?薀蓄を話しているような人も見かけますが、そんなの女子だけでなく年配も多いですし、
うっとおしいなあ近寄らないようにしよう、程度のものです。
(何年も前のPIEでαを持ってソニーブースにいたらそれを見て「お、マイα!?」とか叫んでたオタク君は元気かなw)



というわけで。

小籔の主張としては
→後々の時代まで残る(感動できる、記憶に残る)写真を撮るべきである
→空・猫・犬・カプチーノは「お手軽に撮れる(感動がない、記憶に残らない)」写真の典型例である
→その程度の写真しか撮らないニワカのくせにカメラについて偉そうに語るなよ(意訳)

ということなのでしょうが、言いたいことを理解はしますがそういう人たちカメラ仲間の内だと思いますので、
あまり邪険に扱うのはいかがなものかと思う一方、
プロの写真家の方などの「この1枚!を撮るための想像を超える努力」という話を聴くにつけ、
やはり私自身手近なところで楽にほいほい撮ってるなあ、という自省の念も含めて納得できる話ではあります。
「私が撮っている街撮り写真」は世間的に「空・猫・犬・カプチーノ」と同類じゃないか、ということですね。
リスペクトすべき労力にはリスペクトし、気軽に楽しむ部分は共に楽しめる、それらが共存できるカメラ生活を送りたいなあと考えています。

敢えて外した視点もありますが(笑)、まあざっくりと、この辺で感想を終えます。
長文ご覧いただきありがとうございました。
関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly Subscribe with livedoor Reader
Secret

TrackBackURL
→http://dtr2008.blog32.fc2.com/tb.php/537-ea3bad88