ソニーα・マイクロフォーサーズのデジタル一眼カメラで撮影した動画や写真、初心者向けや撮影現場で使える撮影術や新製品レビューも豊富。クリスマスイルミネーションなど季節ごとの写真も充実しています。読み物としても充実させることを目指しています。
トップ > ソニーα > ソニー「α99 SLT-A99V」その7 使用感などを少々(苦言あり)
2012/11/09 Fri 21:44 ソニーα
今回は写真なしです。
ソニーの新型デジタルカメラ「α99」を使い始めて約半月、感想をちょこっと書こうと思います。



ソニー「α99 SLT-A99V」その1 開封編
ソニー「α99 SLT-A99V」その2 高感度編
ソニー「α99 SLT-A99V」その3 夜景撮り編
ソニー「α99 SLT-A99V」その4 ポートレート編
ソニー「α99 SLT-A99V」その5 ソラマチ夜景編
ソニー「α99 SLT-A99V」その6 浅草寺夜景編

良いことと悪いことを、ごちゃまぜにして思いつくまま箇条書きにしていきましょう。

●電池の持ちはたしかに良くない、が、言われているほど悪くもない
 私が仕事で撮影に持ち出して、撮影時間断続的に約5時間、写真300枚動画40分ほどで電池残20%台でした。
 合間はこまめに電源をオフにしていましたので、それで長持ちしたのかもしれません。
 使っていての感覚は、「OM-D対比で8割ぐらい」の「持ち」ですね。
 フルサイズ、常時液晶ON、EVFというあたりを考えると、上出来だと思います。
 某カメラマン誌に「電池の持ちが悪いからプロ機ではない」という評価が載っていましたが、
 言っておくがなあ、本物のロープーは予備バッテリーも充電器ごと現場で使ことるわい。
 とはいうものの、確かにスタミナ感はありませんので、改善できるならした方がいいでしょう。
 α99は別の意味で「プロ機ではない」と思っていますが、それには後で触れます。

●AFエリアが中央に寄りすぎている、という点には私は不満なし
 モデル撮影などではカメラを縦位置に構えて、構図における顔の高さがある程度決まってくることもありますよね。
 そんな時にはAFポイントを上の方(顔の位置あたり?)に移動させておいてそこでピントを合わせる、
 なんてことをするわけですが、
 「モデルさんの目の高さ」にはAFポイントはギリギリ存在しますので、まあ使えます。
 あらかじめ「今はこのAFポイントを使うぞ」と決めておく撮り方では不便も感じません。
 ただ、それはあくまでも私の個人的な使い方の中でそう感じただけであって、やっぱり
 「なんだこれ欲しいところにAFいかねーぞコラ」みたいな不満もあるのかもしれません。
 余談ですが、私は街角写真散歩の時には中央一点で行きます。
 コサイン誤差上等であります。

●高感度ノイズは目に見えて改善されてると思います。ただし「α77と比べて」ですが
 これまでの当ブログの記事もご覧いただいた方には、α99がα77に比べて「劇的に改善」されていることが
 伝わっているかと思います。
 まあ、画素数が同じぐらいでセンサー面積の差が倍以上あるわけですから、光を取り込むのにも余裕があって当然ではあります。
 私的にはISO1600までは普段の感覚で使えます。「高感度でノイズが乗るかも」とあきらめればISO6400まで実用できると思っています。

●AFが速い、という売り文句に期待してはいけない
 何だか、像面位相差AFも組み合わせてものすごいAFが出来た、みたいな評判になっていますが、
 ダブル位相差のあのモード「AF-D」はあくまで動体への対応力向上が主眼であって、
 動きまわる被写体はそれほど撮らないよ、という方にはあまり縁のない機能であるように思います。
 実際、現時点で対応しているレンズも限られており、まだまだこれからだよなあ感はあります。

●ソフトウェアが弱すぎるからか、エラーが続出
 正直、ソニーの開発陣に不信感を持つほどエラーが頻発します。
 動画モードでAFが迷ったり絞り値を変えている時、
 「カメラエラーです。電源を入れ直してください」というメッセージが表示され、カメラがフリーズします。
 電源を入れ直せ、と言うくせに電源スイッチをOFFにしても電源が切れず、完全に凍りついた状態になります。
 やむを得ず電池を外して5秒数えてもう一度電池をセット、電源スイッチを入れ直すと動き始めますが、
 フリーズする直前にしていた操作(つまり、フリーズしたせいで完了していない操作)を再開すると、
 また上のメッセージが出ます。
 「動画モード」「絞り関係」ぐらいしか手掛かりがなく、どの操作か特定できないので現象を再現させることができないので、
 ソニーに持ち込むことをためらっているのですが、正直信用できません。失敗できない現場では使えません。

 また、露出補正を突然受け付けなくなったり(「露出補正が無効だISO AUTOにしろ」→最初からISO AUTOやっちゅうねん)します。電源入れ直しで解決しましたから、やはりトラブルですよね。

 さらに、AF/MFのモード切替方法に格差がありますが、マニュアルを含めてどこを見てもそれについて言及した部分がありません。これはトラブルとは言えませんが、使用中に混乱を招く一因になっています。
 「Fnボタン→液晶でフォーカスモード切り替え」が正規のAF←→MF切り替えで、
 カメラが現在「AFモード」なのか「MFモード」なのかはそこでの操作によって決まる。
 ボディ背面右上の「AF/MF」ボタンは言わば緊急用モード切替に過ぎず、そこでAF(もしくはMF)に切り替えても、もともとカメラが認識している「AFモードなのか、MFモードなのか」は変更されない。
 そのため、「AFモードでしかできない操作」「MFモードでしかできない操作」をする場合、混乱が起こる。
 ちょっと読むだけだと意味不明なことを書いているように見えると思いますが、
 ソニーのカメラでAF/MFボタンが用意されている機種を使う場合には操作上の最重要概念となります。
 てゆうか、ほんと、これ説明が必要ですよ?
 長々と書いていますが、とにかくソフトウェア部分と呼ぶべきなのでしょうか、欠陥アリと思わざるを得ません。
 ソニーのサイトには開発者インタビューが掲載されていますが、戦犯は誰だ?
 
 …「カメラエラーです云々」というトラブルについては、普段街なかでスナップ散歩するぐらいでしたら露見することはないかもしれません。
 ただ、「ちょっとゴリゴリ操作しただけで」簡単にエラーが起こるカメラでは、プロ機としては使えませんよね。
 ソニーは「α99はプロ機ではない」と言うでしょうが、
 では近い将来ソニーが本当の「プロ機」を発売するとして、プロがこのようなメーカーのカメラを(それまで使っていたキヤノンやニコンと置き換えてまで)導入してもらえる、と思えるでしょうか?

 幸い内部のソフトウェアの問題だと思われますので、ファームアップで対処できるかと思います。
 原因を特定できて、現象を自由に再現できるようになったらソニーに持ち込みます。


長くなりまして申し訳ありません。
良いことも悪いこともあわせて、これからのエントリでも率直な感想を述べていこうと思います。
事実誤認や対応策などご指摘がございましたら、ぜひコメントにくださいませ。
m(_ _)m
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