ソニーα・マイクロフォーサーズのデジタル一眼カメラで撮影した動画や写真、初心者向けや撮影現場で使える撮影術や新製品レビューも豊富。クリスマスイルミネーションなど季節ごとの写真も充実しています。読み物としても充実させることを目指しています。
トップ > ソニーα > ソニーがフルサイズセンサー搭載機種をまとめて発表の巻
2012/09/13 Thu 00:11 ソニーα
今回は写真なしです。

世間様がアップルアップルアップルアップルアップルアップルアップルアップル言っている最中のことではありますが、
ソニーもさり気なく大々的にデジタルイメージング商品の発表を行なっておりまして、
私的な興味はそちらの方に向いております。

ソニーの発表。
ソニーは、自社開発した35mmフルサイズ“Exmor”CMOSイメージセンサーを、レンズ交換式デジタル一眼カメラ、コンパクトデジタルカメラ、およびHDビデオカメラの3つのカテゴリーの新商品に搭載しました。
このフレーズが妙にじわじわきますw
思うようにシェアが取れなくて、打つ手に困って逆ギレしたような印象です(笑
「もう、こうなったら全部フルサイズにしてやらあ!」的な思い切りの良さを感じます。
ソニーは広告において他社カメラ製品に対するアドバンテージとして
「センサーサイズが大きいことによるメリット」を打ち出してきたわけですが、
今後はその傾向が更に加速するものと見て間違いないでしょう。
となれば、残る一つのイメージング商品「スチルメインのNEX」にフルサイズセンサーが搭載されるのもそれほど遠い未来ではありますまい。

大きく3機種発表されたわけですが、ひとつづつ感想を書いていきます。

●α99


α900からまる4年経ち、満を持して発表されたフルサイズ機です。
ああ、あれからもう4年経つのか。

バッテリーはα700・900・550・77と共通の「NP-FM500H」、もうこれだけでワクワクするじゃないですか(笑

デュアルAFシステム、と言って、トランスルーセントミラーテクノロジーによる位相差AFはもとより、
像面位相差AFも併用してフォーカスさせるとのことですが、
肝心の像面位相差AF対応レンズがまだ少ない(自宅で最初から対応しているレンズはCZ24-70mmF2.8ZAだけでした)
こともあり、効果も含めて過大な期待感は持っていません。

ホットシューは噂通りの汎用規格となり、ミノルタ謹製の独自規格ではなくなりましたが、
ミノルタアダプターが付属するとのことでとりあえずその辺のことはまあどうでもよろしい。
他社のワイヤレス発信機とか使えるようになるのかなあ?

センサーは2400万画素、ソニーのハイエンドモデルとしては珍しく画素数据え置きで出してきました。
この点には率直に好感が持てます。
ニコンが3600万画素機を計画していることは早い段階でα開発陣には筒抜けだったでしょうが、そんな中、
従来のような画素数競争に身を投じる事なく2400万画素で勝負した潔さが良いですね。
ただし。
ISO25600、マルチショットでISO51200という高感度対応について、画質についてはまだまだ眉唾モノです。
私はα77ユーザーでもあります。α77も発売前には「こいつはスーパーマッシーンだ」と喧伝されましたが、
出てきたものはあの通りの中途半端極まりない品物でした。
α99で、「α77で失った信頼」を取り戻すことができるか、実機を見てからの判断ですね。

ファインダーについては、おおまかなスペックはα77やNEX-7と大差ないようですが、
「DTレンズ装着時には、ファインダー表示を自動的にAPS-Cの画角に合わせて変更。ファインダー内のパネル全体を使って画像を表示する」
というところに電子ファインダーならではの利点が生かされているなと感じます。
フルサイズ対応レンズをクロップモードで使用しても全画面表示してくれると嬉しいですね。
ファインダーの色温度表示を変更できる、という点については、正直利用価値がよく分かりません。
ファインダーで見えかたを調整しても、出来上がる写真にそれが反映されるわけではないんですよね?

α77ではとても重宝した「スマートテレコンバーター」、ボタン一発で1.4倍、さらに2倍に電子ズーム。
今回も搭載されるのは良いのですが、相変わらず動画には対応していません。
この点ソニーはオリンパスに負けてます。いつかは対応して欲しいです、と個人的希望。

色々と最新技術が搭載されたボディではありますが、やはりフルサイズというのが最大の魅力です。
α900以来の画質の進化(主に高感度ノイズ処理の部分)に期待します。

●サイバーショット DSC-RX1


このような(良い意味で)お馬鹿な企画が通る会社なのは、ソニーらしいというか何と言うか。
「デカいセンサーにデカいレンズで無理矢理高画質」というコンセプトからして、
こちらこそがサイバーショットRシリーズの正当な後継機種なのではないでしょうか。
正直、α99貯金がこちらに行ってしまいそうで怖いです。

インナーフォーカスなのはボディの高級感が失われないので良いですね。
このカメラは「所有する喜び」が今までのコンパクト機より段違いに大きい(その分お値段も段違いですが)ので、
このあたりの配慮はありがたいです。

RX1は常用ISO25600まで、マルチショットで102400までいけるんですね。α99よりノイズが少ないんじゃないでしょうか。

ボディは凹凸の少ないシンプルなデザイン、RX100をそのまま大きくしたようなイメージですね。
RX100のボディはずっしり感があって良いなと思っていましたので、この点私的には好みの部類です。
ライカに喧嘩を売っているかのようなコンセプトのカメラですから、外観には賛否両論あろうかとも思いますが、
今回は下手にクラシカルにするよりも好感が持てました。
しかし、馬場先生はさすがにこのボディに自作グリップはつけないだろうなあw

個人的に「何これ欲しい」と直感的に思っていたDSC-RX1ですが、唯一にして決定的なウィークポイントが、
「液晶モニターがチルトしない」点であります。
どこかで書かれていたものを受け売りますが、このご時世背面液晶が固定されているのは、これはもう手抜きでしかない、と。私も同感です。
このカメラは史上最高のお散歩コンパクトデジタルカメラなのですから、液晶チルトは何としても欲しかったです。
この一点で、今回私の貯金はα99へと流れていくことになるでしょう。まことに残念です。

価格の相場が約25万円でスタートするとのことですが、さすがにα99と同時期には買えませんので、
ボーナス時期に価格が多少でも下がっていれば購入候補に上がるかもしれませんが、
たぶんその頃にはパナソニックの35-100mmF2.8が登場しているでしょうから、そちら優先かなあ。
返す返すも液晶モニターがチルトしないのがもったいないです。残念です。

●ハンディカム NEX-VG900


これにもおったまげました。NEX初のフルサイズセンサー搭載機がハンディカムとは、
これもソニーらしい企画の勝利という感じです。
こちらはAマウントレンズの装着を前提にしておりますので、
従来のNEXカムコーダー「VG10、VG20」とは、端から存在理由が違うように思います。

現行のEマウントレンズでフルサイズのイメージサークルを持つものは存在しない、
機能をフル活用したければAマウントを買えよこら、という、「Aマウントありき」な機器ですが、
Aマウントレンズ装着時にはマニュアルフォーカスとなります。
いや、マニュアルフォーカスは良いんです。私は仕事で動画撮影も多数行なっていますが、
動画ではAFは使っていません。AFがこちらの意図する動きをするはずがないからです。
(面白いものですね、写真ではAF絶対主義(笑)ですが、動画ではMF絶対主義ですので)

むしろMFよりも問題なのが「手ぶれ補正非搭載」な点でして、
事実上手持ち撮影を放棄する撮影スタイルでしか使用することができません。
スタンドなど使用して撮ればいいのでしょうが、
現実にはそんなスタジオ撮影のような撮り方ばかりするわけではありませんから、
手ぶれ補正非搭載は、私には致命的な弱点に見えます。
過渡期の技術だとしても電子手ぶれ補正を搭載すればよかったのに。
ハンディカム高級モデルでは「空間手ぶれ補正!」などとドヤ顔をしていたのに、
一転してNEXシリーズでは手ぶれ補正に関して口を閉ざしたままです。
だったらむしろαブランドで最初からAマウント専用のカムコーダーってことにしても良かったのでは?
NEX名義にこだわった意味が分かりません。


こうして見ていると、私的に使用する上でそれぞれ弱点となる部分が見えてきます。

α99は、高感度画質が良いものであるか、現時点で信用できません。
DSC-RX1は、背面液晶がチルトしないので、お散歩スナップに不便です。
NEX-VG900は、手ぶれ補正への配慮がなく、撮影シチュエーションが限定されます。

しかし、それでもなおこの3モデルには、ものすごく魅力を感じています。
私にディカプリオ並の資産があれば3つまとめて発売日に購入していたところですが、
現実にはとりあえずひとつしか買えません。
となりますと、一応待ち望んでいたことでもありますので、
今回は「α99」になるよなあ、と思う次第であります。

共通して言えることは「そんなに売れないだろうなあ」という点ですね(笑)
ソニーのイメージング商品群の象徴的存在としてブランドのイメージアップを図れれば、
それだけでも充分存在価値はあるように思います。
関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly Subscribe with livedoor Reader
Secret

TrackBackURL
→http://dtr2008.blog32.fc2.com/tb.php/452-2fbe290b