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トップ > マイクロフォーサーズ > オリンパス「PEN E-P3」を買おうかどうしようか悩んでいる、というエントリ
2011/07/04 Mon 00:06 マイクロフォーサーズ
6月30日、オリンパスの新製品発表会があり、
いくつかのボディとレンズの発売予定が公表されました。
この夏から秋にかけての新製品群だったわけですが、
そのなかのひとつ「PEN E-P3」に、
「これは欲しい」と、私の物欲アンテナがピンコ立ちしましたので、
今回はそのあたりを書こうと思います。

P0031105.jpg

現在我が家のマイクロフォーサーズボディは、「E-P1」のみ。
私はそれにじゅうぶん愛着を感じておりまして、
また、新製品とは言えないながら個人的には他機種に対して劣っているとも思っておらず、
そんな現状で新ボディを買い求める必要があるのか、とも思っています。

ですので、今回は、
「E-P1に対して持っている満足点をE-P3が損なっていないか」
「E-P1に対して持っている不満点をE-P3が解消しているか」
「新機種に対して求める新しい要素をE-P3が持ち合わせているか」
という3点について考えていきます。

「E-P1に対して持っている満足点をE-P3が損なっていないか」

満足している点、というのは、現在も頻繁に使っている点、とも言えますから、
以下の内容になります。

○小柄な金属ボディ
 これについては文句無し。
 E-P1は、ずっしりと重い金属ボディが所有欲を満たしてくれました。
 E-P3は前面も背面も金属の外装だそうです。これは期待したいです。

○多彩なアートフィルター
 最近はフォトショップでの加工に対する「これってどうなのよ」感も薄れてきて、
 アートフィルターで出来ることは自宅でも出来る、というような状態ではありますが、
 それでもなお「現場で効果を確認しながら撮影できる」という点は魅力です。
 E-P3にも当然搭載されている機能ですので安心です。

○正方形フォーマット
 正方形フォーマットは楽しいですね。写真は引き算、などと言いますが、
 引くところが無くて画面の左右まで削った、みたいなシンプルさが良いです。
 この機能も当然引き続き搭載されます。

○カスタマイズの自由度の高さ
 E-P1の設定項目は実に多岐にわたります。
 自分の撮影目的に合わせたカスタマイズが自在に行えます。
 E-P3に関しても、オリンパスの公式サイトの仕様を見る限り、
 カスタマイズはかなり自由に行えるように見えます。

まあ、E-P3がE-P1やE-P2に比べて退化しているとは考えにくいので、
このあたりは普通に「引き継がれている」と考えて間違いないと思っています。


「E-P1に対して持っている不満点をE-P3が解消しているか」

私はE-P1を、愛着を持って使っています。
愛着を持って使っている、とはいえ、全てを礼賛しているわけでもなく、
それなりに欠点があることを認識した上で使っています。
私にとってのE-P1の欠点、不満点とは。

○高感度ノイズが多い。
 E-P1は発売当初から「ノイズが多い」と評されていた機種でした。
 ISO800でノイズが目立ち、ISO1600は正直「写せるだけ」という印象です。
 マイクロフォーサーズは素子単位での受光面積、利用効率がAPS-Cセンサーに勝る
 というような触れ込みがあったはずですが、
 結局ノイズ対策には生かされていない印象です。
 が、さすがに技術の進歩はあったようで、E-P3はISO12800まで。
 オートISOの設定は1600が上限のようですが、
 ISO1600の画質は実用レベルであろうと期待できます。期待ですけど。

×背面液晶がチルトしない。
 これについては今回も同様、背面液晶は動きません。残念。
 発表された別の新機種E-PL3は背面液晶が可動するようですので、
 今後のPENシリーズは可動液晶がデフォルトになるのかもしれませんね。

△AFが不正確。
 AFが「遅い」ではありません、「不正確」だという話です。
 狙ったところにピントが合わないことが多いということですね。
 αのデジイチですとピントが狙ったところに合わせられますから、
 一概に私の腕前が悪いというわけでもなさそうです。
 最近はちょっとコツを覚えまして、中央に表示される四角形の右辺
  □←こちら側の線
 でピントを合わせるようにしています。
 AFの速さについてですが、
 正直E-P1についてAFが遅いことは気になりません。
 というかそれほど遅いとも思っていません。
 E-P3は現役最速、みたいな宣伝をしていますよね。
 それを味わってみたい、程度の興味はあります。
 が、それは正直どうでもよろしい。AFの正確さの方が大切です。
 AFのメカニズムから見直しているとのことですので、
 改善されていることを激しく期待します。

△二重のタイムラグによって撮影機会を逃す。
 タイムラグ、というのは、要するに、
 「この瞬間を撮りたい!」と思ったときにシャッターを押しても、
 実際に撮れる写真はその半瞬も一瞬も遅れたものである、ということです。
 これには原因がふたつあると思っておりまして、
 「ライブビューの表示にかかる時間差」と
 「シャッターボタンを押してから写真が撮れるまでの時間差」
 のふたつ、これが致命的にE-P1の「速写性」を損なっていると考えています。
 これを意識するようになったのはやはり、娘を撮るようになってからですね。
 すごくいい表情をしたと思い、シャッターを切ったら、眼をつぶっていた、とか、
 大きく動いてしまって被写体ブレした、とか、
 私の腕前の問題を差し引いても、カメラの仕様によってチャンスを逃している点は否めません。
 もっとも、これはある程度仕方がないとも思っていて、
 αを使っていても、α550のライブビューでは娘の表情は追えません。
 子供を表情重視で撮るには光学ファインダーで撮るしかない、が私の結論であります。
 (動画ならEVFでもいいんですよ、前後のタイミングも連続して撮れるんですから)
 ですので、PEN(というか、現行のライブビュー機すべて)は「子供を撮るには不適当」
 というのが現時点での私の答えなのですが、
 それを覆すほどの何かをE-P3は持ちうるか。おそらく無いでしょうね。

○被写界深度が深い。
 マイクロフォーサーズ機を使っていて、これについて文句を言うのはフェアではありませんね。
 これが納得いかないならNEX使っていればいいわけですから。
 ですから、ひとまずこれについては不問とします。

○?背面液晶の性能が低く、視認性が悪い
 PENシリーズに対する大きな不満点のひとつです。
 ライブビュー機が、液晶が見づらくてどうするよ?と思っていましたので、
 この点が改善されるのは歓迎すべきことです。
 話はちょっと変わりますが、コニカミノルタの「α-7 Digital」と「α-sweet Digital」は、
 当時既にロートルになりつつあった「600万画素CCD」を採用していました。
 それがソニー製「α100」になった途端に「新開発の1000万画素CCD」搭載です。
 ソニーは「うちは外注せずに内製ですから妥協しなくていいんすよグヘヘ」
 というようにコメントしていましたが、
 オリンパスにも部品によってはコニカミノルタのような外注ゆえの悲劇があるのかもしれません。
 ともあれ、液晶画面の解像度が上がるのは良いことです。
 スマートフォンも解像度競争に入っていますので、綺麗に見えて当たり前の時代になっています。
 背面液晶の解像度は重要な要素であると思います。
 
というかですね、
そもそもPENシリーズは、別段「時代の最先端を走る超高性能カメラ」というブランドではないですよね。
むしろ、「なんで今更その程度の性能のものを出すの?しかも10万超えとかありえねー」
という評価だったはずです。
マイクロフォーサーズのPENシリーズは、
「そこそこの性能のものを、それなりに洒落て見えるパッケージングをして」
売っているカメラだと思うんです。
ですから、このカメラは所有欲を満たしてくれるか否か。それを最重要に考える必要があるのだと思います。
性能はイマイチで当然、なんですから(笑

で、次はそんな「ビミョウな」カメラについて、
「新機種に対して求める新しい要素をE-P3が持ち合わせているか」
ということを考えてみます。

せっかく新しいボディが欲しいと思いたったわけですから、
多少のわがままを思い浮かべてみて、それを叶えてくれるボディなのか、
考えてみるのも悪くないと思います。

とは言っても、私には以下の一点なんですよね。

○使ったことのない、使ってみたいアートフィルターが搭載されているか。

この点については、今回新作のアートフィルターこそありませんが、
「これまでのアートフィルター全部入り」
という、泣く子も黙るセールストークが炸裂しておりまして、
正直この一点のみにおいても私は購入する価値アリ、と思っております。

PEN買うならアートフィルター使ってナンボ

と、主観ながら私は本気でそう思っており、
アートフィルター使わないならPENを使う価値なし、とも思っておりますので、
アートフィルター使いな人々にはE-P3は強烈なインパクトを持っているはずです。

つらつら書いてきましたが、
要は、
「E-P1の良いところはすべて踏襲していて」
「高感度ノイズについて改善が見られて」
「アートフィルターが全部入り」
だけど
「液晶が可動しない」
「シャッターラグは相変わらずの可能性が高い」
「AFはある程度正確なの?」
というカメラを10万出して買う価値があるか、というあたりで悩んでいます。
ここまで書いた以上は発売日にゲットしたいと思っているのですが、
さてどうしようか、と悩む物欲の夏が訪れた感じです。

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