ソニーα・マイクロフォーサーズのデジタル一眼カメラで撮影した動画や写真、初心者向けや撮影現場で使える撮影術や新製品レビューも豊富。クリスマスイルミネーションなど季節ごとの写真も充実しています。読み物としても充実させることを目指しています。
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●年明けに、大いなるネタ振りを込めて

前回「うちはこれこれこういうことを考えてやっているブログです」ということを書きました。 そこにひとつだけ書き忘れたことがありまして。 当ブログはコトブキヤ「キューポッシュ」シリーズを応援しています、ということであります。 「キューポッシュ」とは、デフォルメされた美少女フィギュアです。オタクグッズですね。 「関節が可動し、多彩なポージングが可能なこと」 「足の裏に磁石が仕込まれていて、自立が可能なこと」 が魅力です。 2013年に第一弾「アイドルマスター 天海春香さん」が発売されました。 この3年近くで20以上のシリーズ製品が登場、今に至ります。 今年の「明けましておめでとうございます」記事、前回の記事のことですけれども、 本当は使用する写真を過去記事からの使い回しではなく撮り下ろしたかった。 お正月ガチガチの写真を撮りたかったけれども小物を仕入れるのが面倒できなかった、 あとは路線バスの旅が放送されるとか、見直していた半沢直樹がいいところまで進んできたとか、 来週からファミリー劇場の銀河英雄伝説が第三部に突入するとか、いよいよ真田丸が始まるなとか、 そういった火急の用件が重なったこともありお正月写真の撮影は断念したのでした。 代わりと言ってはアレですが、お正月的な装飾は無しで普通に撮ってみます。 で、その過程といいますか、うちではこんな感じでやってまっせ-、ということを記事にしようと思った次第です。 ここまで書き進めてから言うことではありませんが、この記事の対象読者層は「初心者」です。 特に「フィギュア撮りやってみようかな」と一眼カメラを買った、だけどどうすればいいか」という方を想定しています。 玄人の皆さんはスルーして好きにやってください(笑

日常生活の片手間に、特別な機材を使わずにフィギュア撮影

我が家でキューポッシュ撮影をする時、背景や小物にはあまり気を使わず、主役をシンプルにど真ん中、 とにかく明るくクッキリと写す、ということに注力します。 それであれば、特別な設備も不要、ダイニングテーブルでも充分可能であります。 ヨドバシなどの専門売場に並んでいるような専門機材(背景紙とか専用の照明)は不要です。 今回使用するのはカメラと被写体の他に、  1:自宅で普段使っている照明器具  2:市販の電気スタンド  3:市販のトレーシングペーパー  4:市販のコピー用紙など、A4程度の白い紙 と、それだけです。2はぜひ欲しいですが3・4は揃ってなくても何とかなります。特に4があれば何とかなりそう。 また、撮影後の画像データをあれこれ修正することはいたしません。JPEG撮って出しで行きます。

1・主役を立たせて、室内の照明を点灯する

今回の主役は、限定版春香さんです。 限定版春香さんにポーズととってもらい、中央に立ってもらいます。 立たせるために、下に「磁石が吸い付くタイプのホワイトボード」を敷きました。 他にも理由はありますが、それには下の方で言及することになるかな?必須ではないものの意外に重要かもしれません。 P1000773

2・照明をセッティングする

セッティングと言うと偉そうですが、他に言葉が浮かびません(笑 天井の照明を点灯します。と同時に我が家では部屋の隅っこの間接照明を点灯します。 間接照明を点灯した目的は、ここでは「背景を明るくする」以上のものではないですから、無ければ無くてもいいです。 P1000777

3・照明の色は、揃えた方が、ええで(桂三枝調で)

ポイントは「光の色を揃える」ということですね。 生活空間の照明の色は大まかに「蛍光灯色」と「電球色」があると思うのですが、 どちらを選んでもいいですから「どちらか一方」に絞る、私は照明を電球色で統一しています。好みですね。 これを多少意識するだけで室内撮りの写真は向上しますよね。私がそうでした(笑 具体例を出します。電球と蛍光灯が混在した写真です。 蛍光灯が上から降り注ぎ、向かって右から電球の光が当たっているという状況です。 こういう状況では、蛍光灯を切るか電球を切るかして、光をひとつに絞ったほうがいいです。 後からPhotoshopで修正すれば…という話はここではしません。大前提は上で書いたとおりです。 P1000794

4・電気スタンド登場

上で「電球と蛍光灯は混在させるべからず」と書きました。 ここでは私の好みに従って「電球」に統一してみます。 既に点灯されている蛍光灯を切るわけですから、部屋照明の光量は下がりますよね。 それを補う意味も含めて、「電気スタンド」を使用します。 市販の安いもので充分です。ただ、最近の家庭では電気スタンドなんて無いかもしれませんね? 極端な話、置き場所を固定できるなら懐中電灯でもいいですので。 限定版春香さんをよく見て「ここに光が当たってないな」という部分を狙って照らしてあげます。 ポイントは「顔を含めてね」ということです。 人形は顔が命です。顔をいかに美しく撮るかが全てと言っていい、特に着衣フィギュアの場合は。 ただ、そもそも限定版春香さんは小さいから普通に光をてらせば顔にも当たります。 ですのでこの段階ではあまり細かく考えなくてもいいです。 P1000783

5・「光と波動砲は拡散させると弱くなる」の法則

上の写真では「天井から電球色の照明、向かって左側から電気スタンドの光」を当てています。 ご覧のとおり、ちょっと光が強いですね。鼻の影がくっきり出ていますね。俗に「光が硬い」などと言ったりします。 電気スタンドの光を直接当てると、光は往々にして硬くなりがちになります。 おおまかに傾向を言いますと、 硬い光を当てると影がくっきり出ますので「クールに」撮ることができます。 柔らかい光を当てると影が薄くぼやけますので「優しく」撮ることができます。 光の硬さは表現によって選択すべきものですから正解はありません、好きにすりゃあいいところではありますが、 私は春香さんを「優しい雰囲気で」撮りたいですので、ここではこの硬い光を「柔らかく」いたしましょう。 方法としては「拡散させる」、具体的にはここで「トレーシングペーパー」の出番となります。 「向かって左の方向から当たっている強い光」との間に「トレーシングペーパー」を垂らします。光を弱めるイメージ。 トレーシングペーパーなんて常備している家庭はなかなかありませんよね。 そんな時には「自治体指定の半透明ゴミ袋」でもいいかと。コンビニ袋も試しましたが意外に光を通さないのですね、あれ。 それも無い場合には「電気スタンドを遠くに離して置く」のでよろしいかと思います。 するとこんな感じに。「光が柔らかくなった」という表現がしっくり来ますね。 P1000784

6・電気スタンドをオススメする理由

上の写真ではかなり光が柔らかくなりまして、目標とする写真に近くなりました。 が、それでもまだ顔の影が取れていませんよね。それを取り除いていきます。 具体的には「電気スタンドの位置を再検討」です。 ここでは電気スタンドを「写真向かって左斜め方向から」当てていたものを「正面から」当てるように変えてみます。 P1000786 何だよ最初から「正面に電気スタンド」で良かったじゃねえかよ、という話ですよね。 しかし言うまでもなく正面には既に撮影者(この場合は私自身)がいるわけですから、電気スタンドとポジションの奪い合いになります。 光の硬さなどと同時に「電気スタンドの置き場所は本当にここでいいのか」と試行錯誤していくのが良いでしょうね。

7・A4白ボード投入!

上の写真でも鼻の影は完全には取り除けていませんから、ここで秘密兵器「白ボード」を投入します。 A4の白い紙を、写真向かって右手前に立てて、鼻の影を取り除きます。いわゆる「レフ」というやつです。 紙を立てる方法ですか、クリアファイルに入れて、何かに立て掛けるとかいかがでしょうか。 写真に写らない部分なんてみんな「その場にあるものを使って創意工夫」です。 私は数年前の雑誌デジタルキャパ付録「折りたたみ式A3ボード」を使っていますが「ボードを立たせる」意外の機能はA4紙と同じです。 これでようやく「このように撮りたい」という状況を作ることができました。 P1000787

8・カメラの登場です

さてようやくと言いますか、ここでカメラの登場です。 ここまで作り上げた状況をベースに、カメラを設定していきましょう。 今回の記事では「JPEG撮って出し」を目指しますので、この段階でやれることは全てやります。 具体的には「明るさ」「ホワイトバランス」が中心になるでしょう。 明るさについては、上の写真を更に明るくしました。具体的には露出補正を「+」にしました。 ほんのわずかに残っている顔の影を取り除いてしまうのが目的です。 ホワイトバランスについては今回は「オート」のままで行きます。現状で既に私の意図にそっていますので。 無理して「何でも設定をいじる」必要は無い、目的を達成できるなら出た目そのままでもいい、と考えています。 カメラ・レンズは何でもいいです。 「エントリークラスのボディ」と「キットズーム」で充分です。 写真に写り込む部分を綺麗に整頓しておけば、無理にボカして背景を整理する必要もありません。 できれば「広角側」より「望遠側」を使ってください。その方が被写体が歪みません。オススメは換算60~100mmぐらいです。 人それぞれですけれども。 ただ一点、ピントは本気で。これは妥協せずしっかり合わせます。 ピントを合わせる場所は「眼」、特に「撮影者に近い方の眼」です。それ以外にはあり得ません。 で、シャッターを切る、と。 P1000788

・アレンジもしてみるかな

上の写真が今回の目標、完成点です。 ですので今回はおしまい、ではあるのですがせっかくですのでゲストに登場してもらいましょう。 「艦これ」から雷・電コンビです。 試しに撮ってみましたら、うしろの二人に影が(笑 これでまた光の位置を考え直さなくてはなりません。 状況が変わるとその都度光の向け方も変わる、のが本筋ですが、普段私はそこまでやってないですね。 P1000789

・こんな感じでやってます

ちょっと引いて撮ってみました。 写真向かって右側の黒い部分が上で言及した「白いボード」です。向こう側は白いのです。 限定版春香さんの背後、写真向かって左奥の間接照明の光を跳ね返し、限定版春香さんの顔に当てることで鼻の影を消しています。 また、下に敷いているホワイトボードも、天井の照明からの光を跳ね返し、これも限定版春香さんにフラットに当てています。 ただ単に自立させるだけならフィギュア付属のスタンド(金属板)で充分ですが、敢えてホワイトボードにしている理由はそれです。 とにかく、すべての光が限定版春香さんに向かっている、とりわけ顔に向かっている、と。 その上で光が強すぎないように、光源からダイレクトに当たらないようにあの手この手を使っている、と。 それを「どこの家庭にもあるもの」だけを使ってやってみましょう、ということなのでした。 P1000790

・今回はこの辺で。

この記事のポイントは 「専用の機材を使わなくても、どこの家庭にもあるもの、もしくは簡単に入手できるもので今すぐ撮れます」 という点であります。 ですので「使ったこともないカメラ付属ソフト」や「高くて手が出ないレタッチソフト」などを持ち出したのでは意味が無い、 返す返すも、RAWで撮って云々というお話とは根本的に別のジャンルなのだということでご理解ください。 あくまでも記事タイトルにあるように「この記事を読み終わったら直ちに実践できる初心者向けフィギュア撮り」が趣旨ということです。 ご感想などございましたらコメント欄にお願いいたします。 この記事は単発です。 次回はこのカメラについて書くと思います。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m EM536374
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