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トップ > 日記・時事・業界 > 「電子書籍を作ってみたい!」後編 ド素人の制作風景
2015/10/11 Sun 23:50 ブログ | ブログ | 日記・時事・業界

●電子書籍を実際に作ってみる!

前回に続き、電子書籍に挑むシリーズとなります。 具体的に「電子書籍という形式でこういうことを表現したい」というものが見えていませんので、 現時点では入り口も入り口、一丁目一番地の角っちょに立っているだけの段階です。 本来ならコンテンツを第一に考えるべき、目的を実現するための手段としての電子書籍。 しかし今回はそのような本筋を敢えて無視しまして、ソフトの使い方の入り口を学ぶことに特化して話を進めます。 てか、もったいぶっても仕方がない、こちらが制作した電子書籍です。 よろしかったらご覧ください。 下のタイトル、もしくは画像をクリックすると、ダウンロードページを開くことができます。 in the room -tilandmark Digital Publishing #02- PDF形式、500KB thumbnail of DP02 in the room

●慣れないソフトをこねくり回し

上に掲載した電子書籍は、本当に試作品と言いますか、DTPソフトの使い方を学ぶために作ったものです。 この記事を書いている段階で、基礎の基礎しか使えていません。 使用するソフトは「Adobe Indesign cc 2015」、今まで「試しに起動してみた」程度で、ほとんど使ったことがありませんでした。 日頃見慣れたAdobeのインターフェース、いずれ慣れるだろうと思っていますがこれがなかなか。 とにかく順を追って見ていきます。 漢の生き様を見よ!

・DTPで一番大切なのは「雛型作り」

今回の電子書籍はサブタイトル「Digital Publishing #02」です。 つまりその前に「#01」を作ったんだよ、というわけですが、 ページ数は10ぐらいで、まともに装飾も文字も入れず写真だけのレイアウトだったのに、制作にまる3日間ほどかかりました。 もちろんソフトの扱いに不慣れだった、というのはあります。が、それ以上に、 「いきなり白紙の土台の上に、写真をレイアウトしようとした」という事が大きく作業速度を落としました。 これだけ書いただけではなんのこっちゃ分かりませんね。 DTPソフトの作業とは、「仮想の紙面を画面上に表示させて、そこに文字やら写真やら枠線やらを配置していく」というものです。 Microsoft Wordで「学芸会のお知らせ」を作るのと同じと言っていいと思います。 が、ただ闇雲に「ここに写真をドラッグドロップ!」「ここに文字ツールでタイトル!」とやり始めたので、とたんに手詰まりになりました。 前回触れましたくりらじの「週刊ネットリポート」で言及されていましたが、無駄に時間を掛けないために大事なのは「設計図」だと。 ここで私の知らなかった用語が登場するのですが、「台割(だいわり)」と「ラフを切る」という作業。 「台割」とは、冊子のだいたいの構成で、文字だけで作るものです。 「1ページが表紙、2~7ページが写真、8ページが後書き…」みたいな走り書きで充分らしいです。 「ラフを切る」という作業は、各ページごとにどのようなレイアウトで写真や文章等を配置していくか、というスケッチです。 手書きでも充分らしいです。 先述の週刊ネットリポートでは 「一発ものなら設計図無しでもいいのかもしれないが、継続するならデザイン云々より効率を考えなくてはならない」 という話になっていました。時間の使い方が大切だ、と。 身近な例で行きますと、スーパーのチラシもそうですね。 週に1回チラシが配られるとして、そのデザインは概ね同じ、内容が違うだけですよね。 毎回ゼロからレイアウトを決めて文字の大きさを決めて作る、なんてしているはずがない。 雛型があって、そこの商品名と写真、価格やアオリを書き換えているだけのはずです。 というわけで、お蔵入りになった「#01」では1ページずつ手作りしていたものを今回公開した「#02」ではあらためて、 設計図を考え、ページの雛型を作るところから始めました。おかげで製作時間が2時間。劇的に短縮されました。 こちらが「表紙の雛型」です。 1 (2)

・本質的に「流しこむ」作業の繰り返し

上の「表紙の雛型」をご覧いただきますと、文字が大きく3つのグループあり、それぞれが四角い枠で囲まれています。 Photoshopでもテキストブロックをあちこち動かしたりしますよね。同じことです。 Indesignではこれらの四角形を「フレーム」と呼びまして、そこに構成要素を「流し込んでいく」という作業が基本となります。 上の写真で言いますと、一番上のフレームは「タイトルデェス 2行目デェス」というテキストを「流し込んだ」ものだ、というわけです。 流し込むのは文字だけではありません、写真もそうです。 試しに、台紙部分いっぱいいっぱいのサイズで「フレーム」を作り、写真を「流し込んで」みます。 写真を流し込んでみた上で、写真にあわせて文字の配置をちょっと変えました。 レイアウトの自由度が高いのがIndesign、というかDTPソフトの売りです。 名刺作成ソフトと同じですね。あれもDTPソフトの一種と言えます。最初にこれを書くべきだったか(笑 2 (2)

・雛型から各ページを作成していく

もちろん、雛型は「表紙」だけではありません。 何種類かの雛型を最初に作り、それをベースに各ページを作っていきます。 今回は「写真を囲む装飾線」とか「ページごとの記事タイトルやロゴマーク」みたいなものは一切作りませんでした。 ですのであくまで「写真を流し込むためのフレーム」と「テキストを流し込むためのフレームだけ用意するだけでよく、 だんだんソフトの使用方法にも慣れてきたこともあり、作業ペースが劇的に向上しました。 こちらは「全面に写真を1枚配置」という雛型に写真を流し込んだものです。 仮で入れたテキスト「in the room」がしっくり来たもので、タイトルに採用し、ついでに各ページに入れました。 11_20151010211100461.jpg 最後のページ用に作った「スタッフ紹介ページ」の雛型に、写真と文章を流し込んだものです。 写真はモノクロに加工しました。よくあるパターンですが、それをパクりました(笑 撮影も制作も私一人でやっていますので、スタッフ紹介なんて大層なものでもありませんが、 コピーライト表示は必要かなと思いましたし、いずれ「後書き」も統合させたいなあと思ったのです。 13_20151010211111a7a.jpg

・電子書籍専用写真の必要性

余裕が出てきますと、写真の並べ方などにも気を使うことができるようになってきます。 こちらは「縦に3段並べる」という雛型に写真を流し込んだものですが、上と下の写真の構図がモロ被りしてしまっています。 7.jpg ですので、いちばん下の写真を入れ替えました。これで上の写真と絵面が被りません。 が逆に、真ん中の写真と内容が被ってしまいました。ぱんつ写真が二連続(笑 8.jpg いずれにせよしっくり来ないんですけれど、それは私が「これらの写真を撮る時、電子書籍にまとめることを想定しなかった」 というのが理由です。 雑誌と呼ぶにはおこがましいレベルですが、図版として使用する写真は、 1枚で単独の写真作品として成り立つことよりも、目的や構図も意識して、素材と割り切って撮ることが重視される。 多少はそういう仕事もしていますから分かっていたつもりでしたが、自分で全部やる立場になってあらためて思い知りました。 「ここに文字が入るから、わざと空白をどどんとあける」みたいな。 よく考えたら動画では多分にそれを意識しながら撮っているわけですから、写真でもやろうと思えば。私は出来る子!

●今後の課題

この「#02」では伝えたい事はありません、ソフトを手に馴染ませるための習作以上のものではありません。 公開前に一人にだけ見せて意見を求めましたら「一発目(正確には二発目)にしては見栄えが良い」とは言ってもらえました。 それは私の制作センスではなく、写真の良さと高坂穂乃果の魅力に起因する=私のスキルのおかげではないことは明白なので、 「では紙面の作りはどうよ」と聞いたところ、 「その部分は全然ダメ、ツールに慣れることと、もっと印刷物を見て勉強すべき」と辛辣な意見をいただきました。 ありがとね、ボロクソだったから悔しかったぞ(笑 でもそのおかげで、私に足りないもの、必要なことが何か、おぼろげながら見えた気がしました。大きく2つあります。

・印刷物をいっぱい見る

チラシ、雑誌、製品のパッケージ、とにかく「デザインを意識して」見る、ということをしなくてはなりません。 多少は広告的なものも作っていますから勉強のつもりで見ていたのですが、それでも従来はどうしても 「情報を得る」ことに気持ちが行っていたのだと思います。これは意識しないとだめですね。 日々大量に発信される印刷物がすべて「お手本」だと思うと、射精してしまいそうです(笑

・ソフトの使い方を知る

ソフトは道具に過ぎません。しかし道具であるからこそ、使いこなせてナンボであります。 「こういうレイアウトで作りたい!」という着想を得たとしても、それを実現できない程度のスキルでは話にならない、と。 これ大変なんですよね。でもひとまずは「普段使う機能だけでもスラスラ使う」レベルを目指そうかと思います。 そしてそれらが何のために必要なのか、ということですが。

・何を作りたいかを明確化し、数を作っていく

今後は「お試し版ですから」みたいな言い訳ばかりしていないで、 「今できることを全部ぶち込みました!」というものを作らねばなりません。 下手なりにも「一生懸命作りました」というものを公開していかないと、人の心は動かせませんものね。 まだ覚悟不徹底なのかもしれません。「まあ電子書籍なんておまけみたいなものだ」みたいな。 が、取り組むのであれば、せめて最初ぐらいは本気でやろう、と。でないと結局何も得られない。 …ぐらいの前のめり感をもって、挑んでいこうと思っているところであります。

●今回はこの辺で。

じつは今回公開した「#02」、縦横比を9:16の縦長にして作っています。 これは「スマートフォンでの閲覧」に特化したためです。 最近のスマホは画面が縦に伸びまして「16:9」が主流ですよね。 そこで全画面で見ることをまず重視、タブレットやパソコンでは「ちょっと細いな」というのは、意図したものです。 ただ、今後どうするかは分かりません。スタイルが定まるまでは色々試行錯誤することになると思います。 今後も作ったら公開していきます。 ご感想などいただけると嬉しいです。 次回は別のネタになると思います。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
今回の
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