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2015/10/05 Mon 23:55 ブログ | ブログ | 動画・画像処理

●今回から、街角動画連続掲載

みんなーひっさしぶりー!動画のじっかんっだよー! こんかいは横浜じゃん!じゃんじゃん! というわけで動画の時間の時間がやってまいりました。 今回から(たぶん)4回連続で動画ネタをお届けします。なんという無謀な! 行ったところは横浜です。9月末頃に行きまして、動画を回しまくりました。 EM524530

●街角動画・第18弾

当ブログでは動画コンテンツもちょくちょく作成しておりまして、こそこそYouTubeにアップしております。 YouTubeチャンネル 幾つかのシリーズ物を抱えており、それぞれに特徴を出しながら続けていこうと鋭意努力しております。 今回はその中から「街角動画」シリーズに追加したものを、こちらでも掲載します。 街角動画#18 横浜 象の鼻パーク

●映像の役割

ここから話が本筋が大きく外れていきます。すみません。

・写真は本質的に「時を止めて記録したもの」である

ここは人それぞれ考え方が異なるとは思いますが、私は「写真は、まず第一に写実を重視すべき」と考えています。 写実とは「物事をありのままに捉え、描くこと」でして、つまるところ「記録である」と考えています。私はね。 この話を広げると著作権シリーズどころの騒ぎではない大長編になりますからここでは端折りますのでその点差し引いてください。 とにかく、写真はまず第一に「記録」である、ということを前提に話を進めます。 しかし、その「記録」にも限度があります。なにせ、写真の中では時間は動きませんから。 カメラという機械が(それなりに高価なものだったとはいえ)小型化されて広まっていった、 その初期段階において写真は報道分野で重宝され、それが近代戦争の時代に政治と結びつきプロパガンダに加担していくことになる。 写真史をざっと見ていきますと、そのような流れがありますよね。 現代から振り返ると暗い歴史を、側面から煽ってきたような存在なのです、写真というのは。

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"WWImontage" by User:Hohum - Trenches on the Western Front German Albatros D.III biplane fighters of Jasta 11 at Douai, France Vickers machine gun crew with gas masks British Mark V tanks British battleship HMS Irresistible. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

・絵画から写真へ

写真が登場する前に、視覚的な「記録」の役割を担っていた主な存在は、言うまでもなく絵画でした。 特に戦争絵画、例えばヨーロッパで言えば百年戦争の時代にも豪華絢爛な絵画が登場しましたし、

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"Battle of crecy froissart" by ジャン・フロワサール - http://www.english.upenn.edu/~jhsy/battle-crecy.html. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

日本でももちろん数多く存在しました。私個人的に印象的なのは日本のゲルニカ「大阪夏の陣図屏風」です。 この屏風は勇ましい右半分。大坂落城後を描いた悲惨な左半分というのもありますがその話はまた別の機会に。

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"The Siege of Osaka Castle" by Several painters commissioned by Kuroda Nagamasa. - National Geographic (image), Digital-images.net (image description). Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

以上のように従来は絵画が担っていた役割のうち、より「写実性」が求められる分野については写真に置き換わっていった… と考えて間違いありません。 18世紀に写真機が普及していたなら、フランス革命やナポレオンの肖像は絵画ではなく写真で残されていたことでしょう。 写真登場後の絵画は写実性ではなく「物事をより印象的に描く、記憶に残す」いわば創作性というようなものが重視された気がします。 がしかし、カメラは当時「理論はあるけれども(カメラ・オブスキュラ)、画像を定着させる方法がない」という状態であり、 19世紀に登場した人類初の画像定着技術「ヘリオグラフィ」は、露光時間が半日からまる1日かかったと言われているそうで、 私の素人目にも実用性があったとは思えず、画期的ながら実験的な存在だったのかもしれません。 写真が「記録」の手段としてものの役に立つためには、「ダゲレオタイプ」登場とその進化を待たねばなりませんでした。 ダゲレオタイプは数十分の露光時間で済むもので、それも後に感光剤の進化で数秒にまで短縮したのだそうです。 話が大幅にそれてしまいましたが、ええいついでだ! 「ハロゲン化銀」という物質は、光を当てると変化が起こるらしく(詳しくは検索してください)、 その性質を利用して画像として定着させる、というのが写真の技術の根幹だそうで。 ハロゲン化銀の一種に「塩化銀」があり、それが現在まで使われている「銀塩」という言葉の語源になっているそうです。 当ブログではフィルムカメラを扱う可能性は低いですが、知識としては必要なので時々このような形で触れていきます。

・記録手段における「絵画→写真→映像」という遷移

話が脱線しましたがとにかく。 写真は「一瞬を切り取って、記録するものである」と書きました。 しかしそれですと伝わる内容にも限度があり、特に前後の時間の推移がないと正確に説明できない事象も出てきます。 報道分野においては名取洋之助率いる「日本工房」による「組写真によるルポタージュ」という手法が編み出されましたが、 それも「時間軸を写真で(より正確に状況を)説明するための策」だったと言えます。 1280508693959.jpg 南青山 古書日月堂様ウェブサイトから引用掲載 さて、時代は進んで現代ですが。 記録手段の主役は、写真から映像へと変わりつつあるようです。 戦争、災害、近年ですと東日本大震災も含めて、ですけれども、記録の主役はもはや映像だと言っていい。 写真の存在は「映像が事象を通して収めているうちの、もっとも印象的な一瞬を切り取り、その出来事を人々の記憶に残す」、 つまり「記録というよりは、撮影者の創作性」に重きが置かれるようになりつつあるのではないか、と感じます。 当ブログでは何度も引き合いに出していますが、週刊ポスト2011年4月1日号の表紙。 img_0.jpg これなど、映像で見たらほんの一瞬のシーンだったと思うのです。 赤ちゃんはすぐに暖かい場所に移されただろうし、後ろの隊列はすぐに歩き去ったはずですよね。 しかし写真には「このように決定的な瞬間を捉えて強調する力」がある、と言えます。 記録手段の主役が「写真に移った」後での「より出来事を主観的に強調する」という役割を得た絵画と、 記録手段の主役が「映像に移った」後での「より出来事を主観的に強調する」という役割を得た写真、 そのような類似点があるように感じました。 だとしたら、記録手段の主役が映像から「他の何か」に移った時、映像のあるべき姿とはどういうものなのでしょうか。 頭の悪い私には想像もつかないです(笑

・街角動画のコンセプトその1「写真では伝わらないものを伝える」

というわけで最後に。 当ブログの「街角動画シリーズ」は、写真では伝えきれない現場の雰囲気を伝えることができたらいいなあ、という気持ちで作っています。 ですから本当なら「どこかへ行った、という記事」を掲載した際には、写真の後に動画も載せることができれば、それがベストです。 しかしこれが何と言いますか、実際にはそう上手くいかないのです。 そういったこともおいおい書ければいいなあと思っています。

●今回はこの辺で。

大幅に脱線しましたすみません。 次回も横浜動画編です。 もうちょっと真面目に横浜と動画について書きますね。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
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