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●今回の主役は「PEN E-P5」

オリンパスのマイクロフォーサーズ機といえば、最近はOM-Dシリーズばかりがクローズアップされています。 PENの出番が少ないような気がするんですよね。気のせいかな(笑 オリンパスは「PEN」と「OM-D」が二本柱、どちらか一方だけ、という事ではないはず、と思っています。 とりわけ私はE-P5大好きっ子でございます。 2013年6月発売ですからこの記事を書いている段階で2年2ヶ月経過、 その間に私はボディをかなり更新してきましたが、今でもE-P5は我が家でも押しのけられること無く現役バリバリなのでした。 小さくてズッシリ感があり所有する喜びを満たす上に、OM-Dと違って壊れる兆候もございません(笑 EM524287

●PENでも使える!「ハイライト&シャドーコントロール」

ただ、そんなE-P5に対しても使っているうちにやはり不満というか「これがあったらなあ」という欲が出てくるものでして。 シャッター音がちょっと派手だなあとか、内蔵フラッシュを開くボタンが誤って押されてしまう事が多いなあとか。 で、それらと並んで「ハイライト&シャドーコントロールが使えたらなあ」と、かねてより思っておりました。

・ハイライト&シャドーコントロールとは何か

ハイライト&シャドーコントロールとは、オリンパス機に搭載されている機能で、 明るい部分と暗い部分をそれぞれ個別にパラメーター操作しようというものです。 ~メーカーサイト(OM-D E-M5紹介ページ)より引用~ ハイライト&シャドーコントロールはそれぞれ±7ステップで設定可能。 暗部の黒を引き締めたり、明部の白を引き上げることで、 従来の露出補正では不可能なシャドーやハイライト部のディテール調整が容易に行えます。 ~引用ここまで~ コントラストをいじることができる方法のひとつ、という認識でも良いのですが、 ミソは「明部のみ、暗部のみ」を調整できるという点であります。よりきめ細かく設定を追い込むことができますね。

・PENには搭載されていないと思っていた

で、私はそれが「OM-D特有の機能」だと思っていました。 上で挙げたメーカーサイトによるハイライト&シャドーコントロールの説明文にしても、OM-D E-M5のページからの引用です。 E-P5の紹介ページには、ハイライト&シャドーコントロールのハの字も見ることができません。 ですから「ハイライト&シャドーコントロールは、OM-D専用の機能で、PENには無い機能なのだな」と、私は思っておりました。 つい最近まで。

・マニュアルは読みましょう

しかし!このハイライト&シャドーコントロール、PENにもしっかりちゃっかり搭載されていたのです!知らなかったよまじで 取扱説明書にしっかり記載されていたのでした。37ページです。 本当に気付きませんでした。この2年間私は何をやっていたのだ!? これはオリンパスが悪いわけではないですね(笑)マニュアルはしっかり読まねば。 37p ※著作権法での条件に従った引用として掲載

・操作方法

上の取扱説明書からの引用で操作方法は明快ですが、おさらいしてみます。 この画面から始めてみましょう。 EM524274 上下左右ボタンの「上」を押します。 通常「露出補正」を変更するための操作ですね。 ただ、ここで露出補正をいじるわけではありません。「INFO」ボタンを押します。 EM524278 このように、春香さんが手を振っている下あたりに、0という数字とグラフのようなマークが表示されました。 これがハイライト&シャドーコントロールの設定部分、なのです! EM524279 数字は左右ボタンか後ダイヤルを使い、+7~-7の間で変更可能です。OM-Dと同じですね。 この数字をいじりますと、暗部の調整ができます。ここでは「-3」としてみます。 数字を変えたらまた「INFO」ボタンを押します。 EM524280 すると今度はグラフマークの右横に0という数字があらわれました。 こちらで明部の調整をするのだということです。 EM524281 こちらでも左右ボタンか後ダイヤルを使用して、+7~-7の間で数値を変更できます。 ここでは「+3」としてみます。 この数字を変えたら設定完了です。OKボタンでもシャッター半押しでもいいですから、通常の撮影時の画面に戻します。 EM524282 通常時の画面は、こんな感じです。 いやあ気付きませんでした。諦めてましたから。 EM524283

・PENにおいては「おまけ機能」の扱い

OM-Dでは「ハイライト&シャドーコントロール」と言って重要機能のひとつに位置付けていますけれども、 PENにおいてはそこまでのアピールがありません。 私は「オリンパスが、(OM-Dと違って)PENにおいては『おまけ程度の扱い』しかしていないのだな」と判断します。 この機能をあらわす用語がブレブレでして、「ついでに搭載しました」感が満点であります。 E-P5の取扱説明書、目次には「ハイライト&シャド『ウ』コントロール」とあります。「シャドー」ではないという。 Screenshot (2) で、目次で指示されている、上でも挙げた37ページをもう一度見てみますと「トーンコントロール設定画面になります」とあります。 用語が統一されていません。 Screenshot (3) これ、悪口のつもりもありませんし重箱の隅つつきでもありませんよ。 PEN E-P5は初代OM-D E-M5より後に発売された機種です。 先行するOM-D E-M5が大ヒットし、そちらが「ハイライト&シャドーコントロール」を大きな扱いで売りにしているのですから、 オリンパスがメーカーとしてこの機能を積極的に推したいということであれば、せっかく搭載したのですし用語は揃えていたと思うのです。 が、実際にはPENの方では「ハイライト&シャドウコントロール」と呼んだり「トーンコントロール」と呼んだり。 例えばサンライズ公式が「赤い彗星のシャー・アズナブル」とか表記していたら、皆さん「そこは間違うなよ」とツッコミ入れますでしょ? 事程左様に「公式が用いる用語」というのはそれなりの重みがあるべきなのです。 しかし「PENにおけるハイライト&シャドーコントロール」にはそれを感じない。 それが「オリンパスがPENにおいて『ハイライト&シャドーコントロール』を積極的に押していない、おまけ機能という位置付け」 と判断する理由であります。 ましてや私の場合、露出補正は上記のような「上下左右ボタンの『上』を押して選択操作する」方法ではなく、 後ダイヤルに割り振ってそちらでダイレクトに操作しています。普段「上ボタン」は使っていない、という事なのです。 ですから私は個人的にはこの機能に気付くチャンスがありませんでした。 まあしょうがないよね、繰り返し書きますがこの件についてはオリンパスが悪いわけではありませんので(笑

●PENで実現した「なんちゃってブリーチバイパス」

さて、この「ハイライト&シャドーコントロール」実際に使ってみるとどの程度の効果があるのでしょう。 平たく言えば「コントラストをきめ細かく調整する機能」なんですけれども、それが何を意味するのか。 ここからはささやかに比較してみます。ささやかに、ですけど(笑

・違いを見比べてみます

JPEG撮って出し、ピクチャーモード(画質仕上げモード)は「4 Flat」。名暗部の変化からくる写真の印象の違いを見てください。 まずは普通に撮ってみます。 EP552854 次に「ハイライトを-3、シャドーを+3」にしてみます。 明るい部分を抑えめに、暗い部分も暗すぎないように、というモードです。 白飛びが抑制されていることは星井美希の左隣りに見える黒い筋の長さで、 黒つぶれが抑制されていることは春香さんの髪で、それぞれ判断してください。 具体的な利用パターンとしては、晴天の日中、日なたと日陰の明暗差を埋めたい場合などが考えられます。 EP562856 次に「ハイライトを+3、シャドーを-3」にしてみます。 明るい部分をより明るく、暗い部分をより暗く、というモードです。 白飛びの傾向が大きくなることは星井美希の左隣りに見える黒い筋が消えていることで、 黒つぶれの傾向が大きくなることは春香さんの髪で、それぞれ判断してください。 具体的な利用パターンとしては、次に述べます。 EP552855

・なんちゃってブリーチバイパス

当ブログが主にαの記事で行なっている「カメラで可能なオリジナル設定」、なんちゃってブリーチバイパス。 これが私の場合の「ハイライトをプラス、シャドーをマイナス」にする、主な目的となりそうです。 ピクチャーモードでの「コントラスト・彩度・シャープネス」のパラメーター設定では効果を実感できず、 OM-Dシリーズでハイライト&シャドーコントロールを使用することでこの効果を得られることは判明しておりましたが、 PENシリーズにはハイライト&シャドーコントロールが無いから実現しない、という私の勝手な思い込みがありまして、 「なんちゃってブリーチバイパス」をマイクロフォーサーズの記事で書くことができず、用法がαだけにとどまっておりました。 が、PENシリーズでもハイライト&シャドーコントロールを使うことができる、と判明いたしましたので、 今後は積極的に掲載していくことになる、かもしれません(笑

●今回はこの辺で。

長くなってしまいました。申し訳ありません。 ダラダラとウンチクじみたことを書いてきましたが、これ「私が知らなかっただけ」ですから、世間的には周知の事実かもしれません。 が、上で書きましたように、オリンパス社は「PENシリーズにもハイライト&シャドーコントロールを搭載してるよ」ということを宣伝していません。 ですからもしかしたらこの記事をご覧になって「ほう、そうなのか」と思われる方もいらっしゃるかもしれないなあ、と。 そうでなければこの記事の存在意義が非常に微妙に(笑 なお、今回は我が家の「E-P5」を使いましたが、E-PLシリーズ、E-PMシリーズでも同様の操作で実現できます。 E-PL5・E-PM2の取扱説明書にその記載があることを確認いたしました。 興味ある方はお試しいただければと。特に日中の撮影において非常に有用だと思います。 とまあ、このあたりで終わりにします。 次回は別の話題になる予定です。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
今回の
撮影機材
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