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トップ > ソニーα > ソニー「α7II」その3 ピクチャープロファイル「s-log2」を写真撮影に応用したらどうなるか
2015/01/02 Fri 00:00 スナップ写真 | 写真 | ソニーα
新年早々ではありますが、通常営業でまいります。
今回はソニーの新型カメラ「α7II」関連エントリです。
α7IIには「ピクチャープロファイル」と言って、動画撮影でのニーズを想定して色や明るさを細かく設定できる機能が搭載されています。
パソコンでも出来る作業ではあるのですが、圧縮前にエフェクトを加えることでパソコン処理よりも画質劣化が少ないそうで、
ソニーでもこの機能はハイアマチュア~プロ仕様の動画カメラに積極的に搭載しています。
α7シリーズにも順次搭載され始め、α7Sで初登場、α7IIにも用意され、私の手元にもやってきたというわけです。

このピクチャープロファイル、動画向けの機能ではありますが実は写真撮影にも適用できるものですから、私もダブルに興味を持ちました。
機能の詳細はまたあらためて記事にします。今回はピクチャープロファイル内の「s-log2」というプリセット項目について書きます。

s-log2とは、ソニーα7IIの公式ページによりますと…
ーーーーー 以下引用 ーーーーー
より広いダイナミックレンジでの記録を実現するために、ピクチャープロファイル内のガンマ設定にS-Log2を搭載。
業務用カメラに搭載されているソニー独自のS-Log2ガンマは、1300%という広いダイナミックレンジを確保でき、
白とび・黒つぶれを抑えた滑らかな階調表現が可能です。
低ノイズで豊富な情報量を生かし、ポストプロダクションにおけるカラーグレーディングにより、
多彩な映像表現を可能にします。
ーーーーー引用ここまでーーーーー
だそうです(太字は引用者による)。細かい理屈は説明を読みましたがさっぱり分かりません(笑

ダイナミックレンジを広く!低ノイズで豊富な情報量!白とび・黒つぶれを抑える!良いことずくめですね。
そこで考えました。これ、写真に応用できるのではなかろうか?
というわけで、昨年末も押し迫った大晦日の夜、いつもの有楽町コースを歩いてきました。
設定はピクチャープロファイル・プリセット番号7「s-log2」一本勝負です。

特徴としましては「後処理を前提としているので、コントラスト・彩度・シャープネスともに抑えめだという点があるでしょう。
s-log2・オートホワイトバランスで撮影しますと、こんな感じです。
DSC00756-0

写真がシャキッとしませんね。後処理を前提としているのですから当然、ということになります。
で、これをPhotoshopでいじります。私はCamera Rawというフィルターを使用しましたがそこはお好みで。
ここは床に蛍光灯が仕込まれていますので、露出が意外に難しい場所ですよね。
通常であれば露出を不用意にそちらに合わせると手前の点字ブロックの隙間の床部分が黒くつぶれます。
が、この写真では手前の床、点字ブロックの間の暗い部分のデコボコ(こういうのを用語で説明できないのがツライ)が、
黒く塗りつぶされることなく残りました。
DSC00756

別の例を出してみます。太田道灌像です。s-log2、逆光で撮っています。
DSC00752-0

それをPhotoshopで直しますと、こんな感じです。
像の衣装のシワ、刀の模様までつぶさず、かつ、強く照らしてくる天井もふっとばずに残りました。
これでも上の写真からパラメーター調整で「コントラスト」をかなり強くかけた状態です。
DSC00752

中庭部分をs-log2で撮りました。暗い雰囲気に見えますが実際は(確かに暗い場所ですが)ここまでではありません。
DSC00745

それをPhotoshopで直しますと、こんな感じです。
こんどは彩度も大胆にアゲアゲにしました。不自然感がありますがこういう写真も世の中にはありますね。
この処理の是非はともかく、気がついた点がひとつ。やはりノイズはごまかせませんね。
ISO1600で撮りました。ディテール優先でノイズリダクションは控えめにしています。
DSC00745-1

ガラス棟内部をs-log2で撮りました。だんだん目が慣れてきました。もうこれで充分かも(笑
DSC00748

それでもいじります。こうなりました。
写真左部分の木の壁を実際の色に近づけることを目指して彩度をコントロールしています。
DSC00748-1

今回はこの辺で。何となく使い方が分かってきました。
後処理にはまだ拙い部分もありますが、慣れていくと写真の隅々まで引き出せるようになるかもしれません。
え?RAW現像で同じことが出来るって?
RAW現像の話なら他の多くの優れたサイト様が行っているわけですので、α7IIのネタとしてあえて採り上げる理由がありません。
ニッチなところを狙ってみた、というスケベ心はもちろんですが、
何より「s-log2とは何か?」ということを私が学んでいく上でのひとつのプロセス、とお考えいただければ幸いです。
余談ですが、s-log2はRAWには反映されないそうです。上の写真もすべてJPEGをいじり直したものです。

s-log2写真加工編はもう少し続くかもしれません。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m
DSC00764
DSC00764-1

今回の
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