ソニーα・マイクロフォーサーズのデジタル一眼カメラで撮影した動画や写真、初心者向けや撮影現場で使える撮影術や新製品レビューも豊富。クリスマスイルミネーションなど季節ごとの写真も充実しています。読み物としても充実させることを目指しています。
トップ > ソニーα > ソニー「α7II」その2 約1500枚撮った段階で感じたこと

※書きかけの記事を掲載していました。私のうっかりミスです。こちらはそこから書き上げた記事となります。
 RSSもいずれこちらの文章に書き換わるものと思います。失礼いたしました。

今週はじめに無事ゲットしたソニーの新型カメラ「α7II」関連エントリです。
月曜日に入手して、5日ほど使用して約1500枚の写真を撮りました。動画は30秒程度のショットを8本です。
まだ「入口に立ったばかりの段階」ではありますが、この時点でのフィールドインプレッションをワシントンレポートいたします。
これは良いなと思った点を○、うーん微妙と思った点を△、あかんやろこれと思った点を×、と思ったけどやめた!
淡々と印象だけ書きます。よろしいように解釈してください。
順番は思いつくままテキトーです。重大事の順とかではありませんのでそこんとこ夜露死苦

・半押し中でも露出補正を変えられるようになった

これ、親指AFの方には関係ない話だと思うのですが親指AFは私の周辺では少数派(プロを合わせても1人だけ)ということもあり、
多くの方には重要な変更なのではないかと思います。
AFで写真を撮る際、シャッターボタンを半押しして「ぴぴ。」とピントを合わせますよね。
で、その時に「ちょっとこれだと暗いかな?」と感じた時に、半押ししたまま露出補正を掛けて、その後シャッターを切る、
ということを、私は時々やります。
フルサイズEマウントの先行モデル「α7R」では、それができません。露出補正の変更を受け付けないのです。
てか、我が家のカメラで「シャッター半押し後に露出補正変更」できないカメラは、α7Rだけです。
旧来のソニー機も、もちろんオリンパス機もできます。パナGM1も出来ますね。
また、キヤノン機も当然出来ます。とにかく私が触った範囲では、α7Rだけができないのです。
何それ意味あるの?露出なんて前もって決めておくことじゃないの?とお思いのあなた、ごもっともではあるのですが、
露出、というか撮影意図を決めておくことは「頭の中で」出来ていれば良いわけで、それが機材の設定で反映できていればベストですが、
私が向き合っているジャンルは街撮りスナップです。語弊はありますが動物撮りなどと違って「瞬間を捉える」ことにこだわりはありません。
また、EVF・背面液晶での撮影は光学ファインダーのカメラと異なり「写真の出来上がりをリアルタイムで確認できる」ことが売りですので、
実際にピントを合わせながら「あ、ちょっと(意図に反して)暗かったなあ、明るくしよっ」ということを、
出来上がりの予想図を見ながらその場で修正をかけられることとの相性が良いのです、てか、それが出来てナンボ、と言うべきか。
α7Rを見る限り、フルサイズEマウントではそれが出来なくなって、なんでやねん!?と思っていましたが、
今回その点は「カメラとして普通」の状態に改善されました。まあ改善されたのだから悪いことは言いますまい(笑

DSC00390

・ピクチャープロファイル

「ピクチャープロファイル」とは、ソニーのハイエンド・業務用ビデオカメラに搭載されている「動画撮影時の色・明るさ調整機能」です。
映画風の深みある色、とか、繰り返し引用しますが「相棒ブルー」に代表される色調の作り込みなどに使用します。
パソコンで編集時に行うグレーディング作業と目的が重複しますよね。どのように使い分けるのか?と最初は思いました。
「ピクチャープロファイル」ですと、圧縮して動画ファイルに書き出す前に加工するので、PCでの処理に比べて画質劣化が少ない、
ということで、ソニーはこの機能の積極的な利用を推奨しています。
映像の世界では、特にうちの現場のような時間も金もない世界では、RAWで動画を撮影する必要性すらなく、
大手企業のウェブ動画でもmovで撮って粗編集してそのままアップ、というフットワーク重視の運用が為されていると聞きます。
写真の世界ほど「RAWデータ」が広まっていないわけです。まあ、データ量が違いすぎますから(笑
また、他メーカーカメラと併用する撮影の場合、ソニーのカメラをカスタマイズしてそのメーカーの色に揃える、ということにも使うようです。
ソニーは具体例としてソニーのビデオカメラをキヤノンの「EOS 5D」シリーズに色を揃えるサンプルプロファイルを公開しています。
この機能がレンズ交換式のデジタルスチルカメラに初めて搭載されたのはα7Sですが、
私はそちらを持っていなかったので実証する機会がありませんでした。
ですから今回初めて知りました。この機能、写真撮影でも活かすことができるのですね。
ガンマカーブ、ニー、s-log2等、写真撮影では聞き慣れない専門用語の数々に「ちょっと難しいかな?」と思いつつ、
ただいま絶賛勉強中です。
ざっくり言いますとピクチャープロファイルは写真撮影においては
 クリエイティブスタイル(スタンダード、ビビッド、風景etc...)
 ピクチャーエフェクト(トイカメラ、ポップカラー、ミニチュアetc...)
に続く「第三の仕上がり調整機能」と捉えておいてまあ問題ありません。
この機能についてはいずれ単独で記事を書きます。

・C3ボタン(旧C2ボタン)が押しやすくなった

ボディデザインの、原型を残しつつの大幅なリファインが注目点でしたね。
C3ボタン、旧α7系機種で言うC2ボタンの周辺が窮屈でなくなって、押しやすさが改善されました。
その反面、後ダイヤルがちょっぴり回しにくくなったように感じます。これは慣れかな?

・五軸手ぶれ補正の効果は私の腕ではss1/10秒が限界か?

鳴り物入りで搭載されたα7II最大の売り、五軸手ぶれ補正について。
私が使う限り、効果はあると思いますが、オリンパス機ほどの効きはありません。
24mm,50mm,55mm,85mm,135mmと使ってみましたが、この範囲では私の腕では1/10秒が限界です。
55mmゾナーで4.5段の補正効果、という触れ込みのようですが、私の日常感覚のホールドでは1/8秒でブレます。
オリンパス機でノクチクロンを使用した場合など、1/3秒でもブレずに撮れますから、ちょっと弱いかな?
フルサイズセンサーに搭載されているのだからフォーサーズセンサーでの補正効果を期待するなよ、とも思いますが、
「五軸手ぶれ補正」という言葉ほどのインパクトはないかもしれません。α99とあまり変わらない印象ですね。
ともあれ、世界のフルサイズセンサー搭載機でボディ内手ぶれ補正機構を持つカメラは3機種、
α900・α99・そしてこのα7IIです。そう思うと貴重だなあと感じます。

DSC00325
・XAVC S + ボディ内手ぶれ補正での動画

少しずつ試しています。これについても後日単独で記事にします。
今のところの印象は、手ぶれ補正の効き目については「五軸手ぶれ補正」という言葉ほどのインパクトは無いですね。
むしろ五軸手ぶれ補正は、手ぶれ補正ユニットを小型化する過程で採り入れたのではなかろうか、という邪推も成り立つかな?知らんけど。
手持ちで追いかける時に、オリンパス機ほどの衝撃吸収効果はありません。従来同様注意深く撮影しなくてはならないようです。
XAVC Sについては未検証です。解像感は高いと思います。
また、ノイズ処理が良くなっている気がします。α7RのAVCHDに感じられたザラザラ感が少ないですね。
まとめますと「動画の画質は良くなっている、手ぶれ補正はそこそこ」という感想に落ち着きます。

・200枚、30秒*8本、約2時間で電池残15%

電池の持ちが悪い!とはα7Rでも言われていたことではありますが、α7IIもそうです。
2時間ほどの撮影時間で撮った枚数が200枚程度、XAVC Sで30秒ほどの動画を8本撮りましたが、
その段階で電池残量が100%→15%になりました。
ちょっとメニュー画面とにらめっこして設定を変えているだけで10%ぐらい平気で減ります。正直燃費は良くないです。
が、その事で不満を言う気になりません。これでいいです。
不満だとしても「じゃあ新型の大きな電池にした方が良かったか?」と問われると、私個人的には断固としてNOであります。
α7Rと電池を共用できる、この点は(たとえ電池の持ちが悪かろうと)私には大いにありがたい仕様なのです。
結果、α7Rの立場が「撮影機能付き充電器」に転落したような気もしますがキニシナイキニシナイ

・135mm+LA-EA4は普段は良いが夜撮りではAF激迷い

少し前のコメントにもいただいた事だったのですが、こちらでも書きますね。
秋葉原ヨドバシに用意されているα7IIの展示機のうち、「LA-EA4 + Carl Zeiss Sonnar T* 135mm F1.8ZA」が付いた方は、
AFでピントを合わせようとしても迷いに迷います。中央一点だとまったく合焦しません。
が、これはα7IIの性能の限界を示すものではありませんでした。
おかしいぞ、後玉が汚れてるのかな?と思いゾナーを外してみましたら原因が分かりました。
LA-EA4内のトランスルーセントミラーがボコボコに傷つけられていたのです。あれじゃピントは合わないよ。
トランスルーセントミラーは脆弱な部品です。が、普通にカメラを操作するだけなら(埃の付着はあっても)傷つくことはほぼありません。
心ないイタズラ、だと私は思いました。目的は何だろう、ソニーのカメラの評判を落とそうということでしょうか。
…さて、ひどい話もあるものだ、と思いましたが実際はどうだろう。やはりピントは合わないものなのか?
私が所有する「普通の状態のLA-EA4」とゾナーを取り付けてAFで撮ろうと思ったら、ジーコジーコジーコジャパン。
いずれにせよピントが合わないじゃないか!(笑
いや、合わないわけではない、延々と迷うのですが、夜の街撮りでは「もう勘弁してちょんまげ」状態でした。
それほど難しくないはずの被写体でも、夜は迷いますね。あるいはピントがまだ合っていない状態で「ぴぴ。」と。諦めるなよ(笑
…と、これは表参道等の「夜の街撮り」での出来事でした。日中に試してみたら比較的良好に合焦しました。
なんだ、ピント合うじゃないか、こいつう。と思った、ということです。

DSC00372

・モニター・ファインダー切替がカスタム56項目に含まれていない

EVFと背面液晶を搭載するカメラの気使いとして、
「背面液晶を使って撮影している時でもファインダーに顔(や手、身体などの『モノ』)を近づけると、表示が自動的にEVFに切り替わる」
というものがあります。まあ、妥当な機能だと思います。
一方で、背面液晶が動くタイプのEVFカメラは、その背面液晶が持ち上がっている時には、
どんなにファインダーに『モノ』を近づけてもEVFに切り替わりません。
背面液晶が動いている=背面液晶で撮影している、と判断しているのでしょう。これも妥当な機能です。
一方でα7II(というかα7系全般)では、液晶を起こしてウェストレベル撮影していても、カメラ(=ファインダー)を身体に近づけると、
背面液晶が消えてEVFに切り替わるのです。私はこれを「α7の三大トンチンカン仕様」のひとつ、と位置づけています。
まあソニーの設計思想が「背面液晶が起きていようが収まっていようがファインダーが塞がれそうになったらEVFに切り替える」
というのだから仕方がありません、一万歩ゆずって受け入れるとしましょう。
しかし、それならばと「ファインダーと背面液晶を手動で切り替え」しようとしたら、
メニュー画面からカメラの基本設定部を探して、都度「設定変更」しなくてはなりません。
「モニター/ファインダー切り替えボタン」は必要だろ、と思いました。α99ですら専用のボタンがあるのに。
α7Rを使っていて「これは不便だわ」と思っていたところ、α7IIではカスタマイズボタンに割り当てることができる機能がなんと56種類!
というのを知りまして、そんなにあるなら「モニター・ファインダー切り替え」も当然あるだろ、と期待していましたら、これが無いのです!
勝手に背面液晶とEVFで表示が切り替わらないようにする機能、そんなに需要が無いのかなあ。α99には専用ボタンがあるのに。
そんなの、メニュー画面を「モニター・ファインダー切り替え設定」部分に合わせておけば、メニューを掘る手間も減らせるだろ?
とお思いの方もおられるかもしれません。が、メニュー画面は他の目的でも頻繁に使用する羽目になっていますので、
モニター切り替え設定だけにかまけている余裕は無いのです。

・露出補正ダイヤルを動かすとSSプリセット速度が変わる

これはソニー的には「裏ワザ」の一種、のつもりでやっているのかな?意図が分かりません。
記事が長くなってしまったので省略、これについては動画の記事の際に、あらためて採り上げます。

DSC00194

今回はこの辺で。
長くなりました。お付き合いいただきありがとうございます。
総じて申しますと、私はα7IIに満足しています。良いじゃーん。
積極的に持ち出して、使い込んでいこうと思っています。
その中で、上に書いた内容について、印象が変わったり事実誤認があったりした場合には、随時記事にしてまいります。

α7IIについて本格的に記事にしていくのは、年明けからかなー。
明日からは年末まとめ記事3連発となります。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m

今回の
撮影機材
関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly Subscribe with livedoor Reader
Secret

TrackBackURL
→http://dtr2008.blog32.fc2.com/tb.php/1114-bccdc6cb