">
ソニーα・マイクロフォーサーズのデジタル一眼カメラで撮影した動画や写真、初心者向けや撮影現場で使える撮影術や新製品レビューも豊富。クリスマスイルミネーションなど季節ごとの写真も充実しています。読み物としても充実させることを目指しています。
トップ > ソニーα > α7II、欲しいですね
2014/11/21 Fri 00:00 ソニーα
今回は写真無しです。
nophoto.jpg


ソニーから「α7II(あるふぁせぶん(まーく)つー)」が発表されました。12月5日発売、だそうです。
DMが来て知ったのですがその時間私は仕事中でして、たまたまα99とα7Rの2台をブン回してムービーを撮っていました。
メールを見て「ああ、この2台を一気に置き換えるマッシーンがついに登場するのか」と思い、今回は特別に記事にした次第です。

私はこの報に接した瞬間「これは欲しい」と思いました。
オリ40-150もソニーFE16-35も吹っ飛びました。今冬私が機材導入するとしたら、これ一択です。
α7RIIが同時発売されない、ソニーのことですから数カ月後に発売されるのかもしれない、
だとしても当面は実売20万を切ることは無いでしょう。ならば早く手に入れて使い倒す方を選びたい。

とは言いますものの、12/5の発売初日に手に入れることはどうやらお財布が許してくれそうにありません。
年内には手に入れて、クリスマス撮りに使いたい!という気持ちになっています。
いずれ記事にいたしますので、その時はよろしくお願いします。

●最大の魅力は「5軸手ぶれ補正」

α7IIを欲しい、と思った方が多いとして、その理由はこれ以外にはありませんよね。
私としてはもうひとつ動機はありましたがそちらはやはり二番手、やはり5軸補正が欲しいです。
Twitterの私のタイムラインでも、今日の午後はかなり大騒ぎになっていまして、
「Eマウントでもボディ内手ぶれ補正が欲しい」と思っている方が相当数おられるのだなと再認識しました。
かく言う私もα7Rを買うときには「ボディ内手ぶれ補正があったらなあ」と散々ぼやいていたクチであります。

ただ、単なる「ボディ内手ぶれ補正」だったら、ここまで騒ぎになったかどうか。
ポイントはやはり「5軸」なのです。なのでえす。
オリンパスの技術供与があったのか?と勘ぐってしまいますよね。まあ、あったんでしょう。
従来「5軸手ぶれ補正」を謳っていたメーカーは、私が知る限りオリンパスとカシオとキヤノンです。
そのうちカシオとキヤノンはレンズ一体型への搭載である上に「光学式+電子式の『つごう5軸』補正」だったわけですから、
純然たる「光学式(センサーシフト式)5軸手ぶれ補正」なのはオリンパスに次ぐ存在だということになります。
Aマウントのボディ内手ぶれ補正は、オリンパスの5軸手ぶれ補正に比べて明らかに劣っていましたから
(買って使って実感してます間違いありません)、オリンパスの技術を入れて見直したとしてもおかしくはないですね。

とにかく、私を含むソニーαユーザーの幾人かが「5軸手ぶれ補正」という言葉にときめいたということは事実です。
実機を見てナンボ、ではあるのですが、大いに期待したいところであります。

●絶大なメリットがあるのは、むしろ動画撮影

さて、その手ぶれ補正の効果について、なのですが。
写真撮影の時に「手ぶれ補正」の存在が常に意義あるものか、と言うと、実は答えはノーです。
OM-Dですら、手ぶれ補正が働いているのは隠しコマンドで見ても全体の2~3割で、
通常は手ぶれ補正が「まあ今はいらんだろ」というカメラの判断によってオフになっているのが分かります。

むしろ5軸手ぶれ補正の恩恵を味わうことが出来るのは、動画撮影においてであります。
オリンパスのマイクロフォーサーズ機は従来「写真はセンサーシフト式、動画は電子補正」という仕組みでした。
この時代が実はOM-D E-M5まで続きます。
オリンパスのボディ内手ぶれ補正はE-P1時代から既に優秀で(おそらくフォーサーズ時代も優秀だったのでしょう)、
それがE-M5で初搭載される「センサーシフト式5軸手ぶれ補正」で更に強化され、これは無敵だなと思ったものです。

動画撮影についてはE-M5まで電子補正だったのですが、E-P5になりついに「動画もセンサーシフト式5軸補正」になりました。
人間の癖を計算し、呼吸によるわずかな上下動すら補正してしまう…実は夢のような手ぶれ補正機構なのです。
続けてOM-D E-M1もその仕組みを継承し、この2機はもはや手持ちで何でも撮ることが出来る、という決定的な信頼を勝ち取ります。
「動画対応センサーシフト式5軸手ぶれ補正」があれば、もはやステディカムは必要ありません。安定感が違いすぎます。
オリンパス機、E-P5とE-M1の恐ろしさは、このような部分にもあらわれているのです。

さて、一方のレンズ交換式デジタルカメラでのボディ内手ぶれ補正機構のパイオニアと言うべきコニミノ~ソニーα陣営ですが、
Aマウント最高峰、α99の「手ぶれ補正」についての仕様は以下のような記述になっています。
Screenshot2.jpg

一方、α7IIの手ぶれ補正仕様はどうでしょうか。
こちらです。
Screenshot.jpg

違いが分かりましたでしょうか。
α99の手ぶれ補正仕様については「動画は電子補正ですよ」と明記していますが、α7IIはそうなっていません。
また、かつて「動画でもセンサーシフト式手ぶれ補正」にした結果オーバーヒート地獄で大炎上したα55の仕様ページはこんな風です。
Screenshot3.jpg

この三者の記述の違いを見てα7IIの動画手ぶれ補正が電子式かセンサーシフト式5軸手ぶれ補正か、
私は後者だと判断します。期待半分ですから違ったらごめんね。
まあ、ソニーに聞けばいいだけのことなんですけれども。
単なる記述足らず、とも読めますが、天下のソニーがそんなしょうもないヘマをやらかすでしょうか。やらかすかもね。

●「XAVC S」搭載で本格動画機としての運用を目指す

先日聞いた話ですが、ウェブ用のちょっとした動画を製作する広告業界界隈では、α7系が徐々に流行りつつあるらしいです。
それを聞いた時私は「それはあくまでもボディだけでレンズはキヤノンってことですよね」と訊ねたところ、
その通り、とボディだけの置き換えだ、との答えが返ってきました。要は「小さいことがメリットとして広がっている」とのことだそうで。
5D2が開拓した「一眼動画」というジャンルを、ウェブ用広告動画に限ってはαが侵食しようとしている、ということになるのでしょう。
もともと映像をやっていたクリエイターはソニーを使いたいはずだからこの流れも分からなくもない、という話でもあるようで、
あとはレンズをどれだけ売ることが出来るかですね。まあそこは気長に行くしかないでしょう(笑

上の話はプロユース、小回りの効くウェブ動画業界の話でした。が、コンシューマー界隈も似たようなものかもしれません。
最近は、モニターの高性能化もあるのでしょうね、動画の側もハイクオリティなものが求められまして、
具体的には撮影時に求められるビットレートがどんどん上がってきている気がします。
 (ビットレートとは、生成される動画ファイルの時間あたりの情報量を数字であらわしたもので、
 JPEGで言うノーマルとかファインとか、そんなイメージで差し支えありません。)
我が家の機材で言いますと、以下1920*1080での比較となりますが、
OM-D E-M1が30pMOVで最大24Mbps
GM1も30pAVCHDで最大24Mbps、
ソニーはα99が60pAVCHDで28Mbps、これがAVCHDの規格上限あたりらしいのですが、
今回のα7IIはAVCHDに加えてソニー気鋭の「XAVC S」が搭載、こちらは60pでなんと50Mbpsと。
この差は実はとても大きくて、YouTubeなどで比較されていることがありますので興味ある方はぐぐってみてください。

私は仕事では最近もっぱら動画撮影ばかりでして、しかも製作は私ひとりでやっていて予算も何もロクにありませんのでアイデア勝負、
クレーン?デカい三脚使えばいいじゃん、ステディカム?OM-Dで手持ちで充分じゃん。照明?部屋の明かりで行けるって。
そういった現場で揉まれているおかげで、まあスキルが上がること上がること(泣

で、そんな中求められている(というか目指すべき方向性)は、コンテンツの次に来るのが画質、特に解像感なのです。
近年はケータイの速度もよろしいですし、スマホの解像度もどんどん上がっています。作る側もそれに耐えられるものを作ろうとします。
私の周囲にはまだ4Kの波は来ていません。むしろ1280*720ぐらいでスマホでも髪の毛の一本一本が分かるぐらいの方向でやっています。
そんな中に「無敵の5軸手ぶれ補正が搭載されたXAVC S機」の登場です。これがワクワクせずにいられますか(笑

XAVC Sと言えばやはりα7Sを抜きには語れません。高感度・高解像度で動画を撮影できる孤高の存在です。
α7Sは名機ですけれども、動画を撮ろうと思ったらどんな状況でも三脚もしくは三脚に替わる固定手段が必要です。
しかしα7IIはその束縛からすらも解放され得るのです。リグもいらない。両手でしっかり構えればそれだけで何でも撮れます。
予算少なめで小規模でWEB用広告動画やプロモーションをやっている方からしたら、よだれが出るカメラだと思います。

●本当の「αシステム中核機材」は何か

ここまでかなりの長文になってしまいました。このボリュームだけでも私が買う気満々であることが伝わるのではないかと(笑
となりますと、当然次は「どのような運用になるのか」と気持ちが向きます。
ここで言う運用というのは、レンズとの組み合わせ、サブカメラの選定、想定される撮影状況での配置などのことで、
最近私が動画撮影でαを持ち出す場合、
  メインボディ:α99(手持ちで被写体を追いかける時に使用)
  サブボディ:α7R(三脚でガッチリ固定して撮る時に使用)
  レンズ:Aマウントの「50mmF1.4ZA」「85mmF1.4ZA」「135mmF1.8ZA」を使い分ける、時々大三元も使う
という状況になっています。

上でご覧のとおり、仕事ではフルサイズEマウントレンズは私は使いません。α99に使えないですから。
さて、今後α7IIがどのような形でここに加わるにせよ、私が撮影に機材を持ち出す場合、
その中核と位置付けて使うことになるであろう機材があります。それは何でしょう?
答えを言ってしまいますが、泣く子も黙るトランスルーセントマウントアダプター「LA-EA4」であります。

あくまでもイメージですが、三脚にまずLA-EA4をくっつけて、そこにAマウントレンズとEマウントボディを取り付ける、みたいな。
それは極端としても、いずれLA-EA4をハブとしてシステムを組むことになると思うのです。
事によってはLA-EA4の買い増しの可能性すらあります。いや、動画(=MF操作)と割り切れば、LA-EA3もアリかな?
ソニーとしても「LA-EAシリーズありき」の商売を考えていますよね?
EマウントフルサイズではF4ズームまでで、F2.8通しはAマウントに頼っています。しかもリニューアルまでするらしい。
α7系からαに入ったユーザーに、LA-EAシリーズごとAマウントレンズを売りたいということなのでしょうたぶん。知らんけど。

さらに話を大きくしますと、LA-EAシリーズの存在がソニーαを一体的なシステムとして運用することを保証しているのであり、
このマウントアダプターの発展が今後のαの発展に大きく寄与する可能性すらあるというわけです。
あれ?何の話だったかな?α7IIでしたね。欲しいですね。

●想像される不安要素

不安要素は、ありまーす。
が、ここで書くのは野暮というものです。記事も長くなりましたし。
ここでは「熱処理問題」がネックになるかもね、とだけ書いておくことにいたします。
これがあるから安易に手を出せないんですよね。実機をしっかり確認しないと買えません。
ましてやソニー初搭載の「5軸手ぶれ補正」です。何より動画撮影時が怖いですね。
ソニーは「初搭載」のモデルでは結構やらかしています。
NEX-7は動画撮影をガンガンやっていると、それほど立たないうちにオーバーヒート連発でまともに撮れなくなります。
α55がセンサーシフト式動画手ぶれ補正で動画撮影時間たったの5分、というは有名ですよね。
それらの悪夢がふたたび、なんてことにならなければいいなあ。

あとは「もっさり動作」や「トンチンカンな仕様」というソニー独自のダメダコリャポイントがあるのですが、
実機を見ていない段階でつべこべ言うことでもないですね。
もしかしたらキビキビ動く超素敵なウルトラマッシーンになっている可能性もあるかもしれませんから。

●長くなりました…

今回も長くなりました。すみません。
動画機能に偏った感想ですので、あまり共感いただけるものではないかもしれません。
私としては「5軸補正の真価は動画撮影時にあり」と思っており、それが伝わればひとまずは充分です。

12/5に入手することは不可能なのですが、年内を目処に必ずやゲットしたいと考えています。

追記:購入しました!バリバリ使っております。
関連記事はこちら「α7II」というタグから、まとめてご覧いただくことができます。



また気付いた点がありましたら記事にするかもしれませんが、次回からはまた通常営業に戻ります。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m

関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly Subscribe with livedoor Reader
Secret

TrackBackURL
→http://dtr2008.blog32.fc2.com/tb.php/1068-39f4060e