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トップ > マイクロフォーサーズ > オリンパス「OM-D E-M1 2.0」その3 アートフィルター・パートカラー
「オリンパス OM-D E-M1」ファームウェアアップデート関連エントリ第三弾となります。
今回採り上げますのは「アートフィルター・パートカラー」です。
EP560377

パートカラーとは「モノクロを基本とし、特定の色だけ色がつく」という効果でして、
矢沢永吉のビールCMなどがそれにあたります。動画処理では「色抜き」などとも言いますね。
私の認識ではソニーの「ピクチャーエフェクト・パートカラー」がカメラ内処理のはしりだと思います。
パナソニックでは「ワンポイントカラー」という名称で類似機能が用意されています。

さて、そのソニー・パナソニック・オリンパスという3メーカーの「パートカラー機能」の差異について。
いずれも「周囲はモノクロ、ターゲットたる被写体の色だけがカラー」という点では同じなのですが、
その「ターゲットたる被写体の色」の指定方法が、メーカー毎にかなり違いがあるのです。
 ソニーは「赤・緑・青・黄、どの色を残すか選んでね」という仕組みです。
  あらかじめ決められた4色から選んでその色を残すため、目的も仕上がりイメージも明確です。
  一方で、特定の色「だけ」しか残さないので、モノクロ部分との境界線がぎくしゃくギザギザしてしまいます。
 パナソニックは「背面液晶に写ったものから、どの色を残すかタッチして選んでね」という仕組みです。
  色の選択肢はソニーの4色限定より柔軟で、類似色も拾いますからモノクロ部分との境界線もなめらかです。
  同時に「基本モノクロ」なはずなのに、色の選択が柔軟すぎて意外にモノクロにしづらくもあります。
 オリンパスはソニーとパナソニックの中間と言えます。いいとこ取りと言っていいかも。
  色の選択肢はソニーと同じ黄・赤・青・緑の4色をベースにして、その中間色も含めて全部で18、
  これで充分です。演出したい色をだいたい網羅してくれています。
  また、特筆すべきはそのインターフェイスでして、
  この色相環らしきリング上からをダイヤルでグリグリ回して選ぶという、見た目に分かりやすい仕様になっています。
  これは「カラークリエーター」に通じる感覚ですね。
EP560383

さっそく実写を見ていきます。
これは定番の撮り方のひとつになるかと思います。赤をピンポイントで残す設定にしました。
色の選択肢が狭い「ソニーのパートカラー」に近い結果ですね。
もちろんダメというわけではありません。この写真のように、生かす撮り方もいっぱいあります。
P9160332

その上でこちらはどうでしょう。「黄色」と「赤を少し」残したものです。
上のちょうちんの写真よりも自然な色の残り方をしていますが、
一方で主題がちょっと曖昧になっていて、パートカラーの魅力でもある「これが主題だぞ!」と押し付ける感が薄いです。
これはもう、好みということですね。
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黄色と赤を残す「中間色指定」で撮ってみます。アメ横です。
赤と黄色と中間色、あとはモノクロの明暗差で、カラーかと見間違えるかのような錯覚すら感じます。
モノクロベースに特定の2色とその中間色で世界を表現する、と書くと格好よく聞こえますでしょうか(笑)
P9160341

上野駅13番線で北斗星を撮りました。
ブルートレインだから青だろやっぱり、と思って撮ってみたら期待通りの写真に。
P9160356

機関車は赤だったはず、と思ったら青でした。変わったんでしたか。
まあいいや、というわけでこちらも青残しで撮りました。
P9160366

今回はこの辺で。
パートカラー楽しいですね。
私にとってはファームウェア2.0で追加された機能のうち最大の収穫かもしれません。
もっとも「フォトストーリーの撮影途中セーブ」という地味ながら実はホームラン級、という機能も搭載されているようですので、
まだまだ色々と見ていく必要がありそうです。
「E-M1 2.0」については今回で一区切りといたします。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m

今回の
撮影機材
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