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ご好評いただいている、かは分かりませんが第17回国際バラとガーデニングショウ関連エントリです。 実は記事用のネタストックはまだいっぱいあるのです。が、連続して掲載すると飽きられるのでほどほどに。 あとは、同じ会場の写真であっても記事の主題を少しずつずらしていく、という試みが必要なのかもしれんね、と。 というわけで、今回は「初心者向け」を意識した記事にします。 タグ「初心者向け」にて、レンズ交換式デジタルカメラの使い方をレクチャー… ではなく、レンズ交換式デジタルカメラを使うことは楽しい事なのだ、その楽しさを存分に味わうための要素とは何か、 ということをささやかに書いています。 教えてやろう、というのではないんですよね。このニュアンスが通じるか分かりませんが。 とにかくここをお読みになり「んなこと知っとるわ何を偉そうに」と思われた方を、私は読者として想定せずに記事を書いています。 ハイレベルな写真ブログはいっぱいありますのでこんなネット辺境の零細ブログではなくそちらをぜひ(笑 ともあれ今回は2本立てで参りましょう。 1:一歩前に出ろ。 カメラで「上達したい」と思った時。 「上達」という表現を回避して書くならば「より印象的な写真を撮りたい」と思った時。 その簡単かつ有力な方法はこれ「被写体に近づく」で、異論がある方は少ないのではないでしょうか。 んなこたーない、こっちの方が大事だ!と別の視点を提示されたい方にはぜひそれをどこかのメディアで説いていただく方向で。 ここで私がオススメしたいのはこちら「被写体に近づく」であります。 能書き書いても仕方がない、下手なりに例を示します。 国バラで展示されていたハンギングバスケットであります。ハンギングバスケットですから、たいていは上の写真のような撮り方になります。てかそれが定番です。 それを押さえた上で、ただちに次のハンギングバスケットに移るのではなく、あと数枚ここで粘ってみよう、ということです。 私の場合、こんな感じで攻めてみます。まあ近寄っただけなんですけど(笑
もう一声頑張ってみます。とは言え、私はバカの一つ覚えみたいに「近づくこと」しかしていません。 が、1枚目の写真から順に見ていきますと、かなり雰囲気が違うなあというようにも見えるのではないでしょうか。 ハンギングバスケットを表現する、という点ではこの写真は失格です。 が、それにこだわらず考えたらこの主旨でも戦えますよね。 いやこの写真単独の出来ではなく、考え方の話です。 にしても、もう少し明るく撮ればよかったなあ。フォトショで補正できるのでしょうが、当ブログではそれをしません。 「現場で最善を尽くす」というのが当ブログのコンセプトです。
2:切り取れ、そして切り取れ。 撮影テクニックでよく「切り取る」という言葉が出てきます。「風景を切り取る」とか言いますよね。 で、何となく分かるんだけど具体的にどういうことなのよ?という話であります。 とにかく始めてみましょう。下手なりに例を示します。 こういうブースがありました。とても綺麗に仕上がっていて、行き交う人も立ち止まっていました。
ただ、上の写真はそれはそれでいいんですけれども、無理矢理「切り取る」ということを試みてみましょう。 ちょっと手を伸ばしてカメラを近づけて、上下左右を切り落としてみました。 上の写真に比べて「テーブルを撮りたいんだな」という意図が伝わるのではないでしょうか。
もちろんそれでは終わりません。さらに撮り方を考えてみます。 さらに思い切って切り取ってみましょう。より望遠側を使い、もちろん自分自身も動いて構図を考えます。 2個あるカップの手前の方にピントを合わせ(厳密には「カップの縁」ですが)、前後をぼかしました。 手前の松ぼっくりを前ボケパワーを活かして押さえて、 奥のカップとソーサーを「赤くて透明な材質である」ことを利用してボケを印象的に捉える。 そんなの結果論やろ?と聞かれたら、まあねー(笑)、と。 すべて必ず最初から計算するわけではありませんが、意識はしますよね。
同じ場所で、さらにモチーフになる要素を探してみます。 ここではこの「重ねられた本」を採り上げてみました。 このように切り取りますと、撮り手たる私としてはまったく思い入れていない「草つげ」という言葉に、 何か意味があるような気がしませんか?え?しない?
今回はこの辺で。 ボリュームは足りませんが、言いたいことは伝わりましたでしょうか。 「近寄って撮ってください」「切り取ることを意識して撮ってください」という2本立て。 柵があって立入禁止のブースの奥の方、私以外にもギャラリーが多数いるという混雑っぷり、 そのような極めて限定された状況で、立ち位置をほとんど変えることができない状況で、 どのようにして「より印象的な写真を撮ることができるか」を考えた場合私ならこうなります、というお話でした。 この記事で終わらせてしまうと中途半端感がハンパないですので、また時期を見て同じ趣旨で記事を作ってみることにします。 次回は国際バラとガーデニングショウからは離れたネタになる予定です。 またぜひお越しください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
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まだまだ行きますよ、第17回国際バラとガーデニングショウ関連エントリです。 既に終了したイベントについてダラダラ書いている状態ですが、まだしばらく続きますのでお付き合いいただけると嬉しいです。 ネタが被らないように努力しながら進めてまいりますので~ 今回はホンダブースを中心に話を進めます。 ホンダ?ってあのホンダか?とお思いかもしれません。そう、あのホンダ、本田技研工業であります。 バラとホンダが何の関係があるのよ?と思いきや、ホンダはむしろガーデニングの方と懇ろな関係にあるようでして、 国際バラとガーデニングショウにも毎年巨大なブースを出展しているのであります。ホンダとガーデニング?何の関係がありまんねん?(下手な関西弁で) そんな声も聞こえます。が、ホンダは本気でありますよ! 毎年耕うん機やそれを使用したガーデニングソリューションの提案を行っています。 と書いておいて耕うん機の写真は撮り損ねました!代わりと言っては何ですが発電機の写真を。 国際バラとガーデニングショウ限定モデル!どこが国バラ限定なのか!?もちろん外観だ!
ホンダのDNAを受け継ぐスポーツ軽、S660です。実物初めて見た。 ビートの後継車種みたいな位置づけなんですかね、知らんけど。 モーターショーではありませんからもちろん乗れるわけではありません。愛でるだけ(笑
ホンダといえばカブ、カブといえばホンダ。 ということなのかどうか分かりませんが、スーパーカブも展示されていました。もちろん国際バラとガーデニングショウ仕様であります。 これでベトナム縦断とかしてたんですね。よくよく考えたらすごいですね。
もちろんガーデニング部分と言うんでしょうか、飾り付けも本気です。さすがは世界のホンダ、ホンダイズムが継承されております。 もうどうでもよくなってきましたが一応機材の話もしておきますと、ここらへんの写真はGM1とキットレンズです。
バラの写真も掲載しておかねばなりませんね(笑 今回の主役・ホンダブースはバラ少なめでしたのでこの写真は他のブースで撮らせていただいたものを。
今回はこの辺で。 国際バラとガーデニングショウ関連エントリはまだまだ続く予定です。もちろん他のネタを挟み込んで飽きない構成を心がけます。 文中で「国バラ」と書いていますがこれは「こくばら」と読みまして、 会場のスタッフの何人かの方が使っていた、比較的メジャーな「国際バラとガーデニングショウ」の略称のようでした。 多くの美しい被写体、広大な会場、時間を選べばゆったり過ごせる状況が魅力なのですが、 カメラクラスタの注目度が思ったより(かなり)低いです。まあその方がいいか。うちの記事も目立つでしょうし(笑 またぜひお越しください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
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