ソニーα・マイクロフォーサーズのデジタル一眼カメラで撮影した動画や写真、初心者向けや撮影現場で使える撮影術や新製品レビューも豊富。クリスマスイルミネーションなど季節ごとの写真も充実しています。読み物としても充実させることを目指しています。
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スマホの話で大変申し訳ない

先日ヨドバシカメラで購入したスマートフォンの購入報告記事となります。 カメラネタではないではないか治部の省!とお思いの方もおられるかもしれませんが、よろしければ少しお付き合いください。 記事を追うに従って、たぶんカメラネタと絡んでいくはずです。たぶんね! P1060831

6.8インチの大画面に興奮!

購入の動機って言うんですかね、「欲しい!」と思った最大の理由は、画面の大きさです。 対角6.8インチ、これはスマートフォンというか「ファブレット」などとも呼ばれているらしくて、 私はスマートフォンの知識は皆無ですので、へえそうなのね、程度ではありますがともあれ大画面に憧れた、と。 P1060833 実は私は今回、実物を見ること無く購入いたしました。 6.8インチとは想定していた以上に大きいものなのですね。 手前がオリンパス「OM-D E-M1(初代)」、その後ろに立ててあるのがZenfone3 Ultraであります。 これだけ大きければ何でも出来ますね。 P1060835 従来機のサイズと比べてみましょう。 左から液晶サイズが5インチ、5.5インチ、6.8インチです。 5.5インチでも「おおこれは大きいなあ」と思ったものですが、6.8インチを見てしまうとその差に驚きます。 「日常手に持つには大きすぎるのでは?」とも思ったのですが、 私は手が大きい方だと思いますので、6.8インチスマホを何とか握ることができました。 P1060834 限定版春香さんもご満悦です。 「すまほっ!」 P1060836

当ブログで採り上げた理由

さて。 スマホの買い替え(買い増し?)なんて、ぶっちゃけ当ブログで採り上げるほどのネタではありません。 しかしそれでも採り上げたのは何故か。 何かの折に「写真を見せる」のに便利かな、と思った、という理由もあったからであります。 ここ数回の飲み会で思ったんですけど、 タブレットで写真を見せる、というシーンを何度か目にしまして。 見せている側の人がとても楽しそうなんですね。 「そんなに楽しいものか、そうかもしれんね」などと思いまして、 それならば私も「何かの機会に自分の写真を、比較的大きな画面で見せる」という準備だけでも、してみたくなったのです。 ただ、実際に購入して、セットアップしている間に、そのことはどうでも良くなりました。 よく考えたら私は既にこのブログで「表現者としての捌け口」は確保しているわけで、今更タブレットで写真を見せる意義が薄い。 もちろん「ウェブの先にいる方に見せる」ことと「目の前の相手に見せる」のとはぜんぜん違う。 その上でなお「表現者としての顕示欲」は満たしていますので、やっぱり意義は薄いですね。 そんなわけで、私が飲み会でこのスマホを使って写真を披露することは無いと思います。 電池は大容量らしいですから、このスマホでツイキャスをすることはあるかもしれませんけれども。 結局私の使い方としては、エロ動画再生機電子書籍リーダーとして使うことが多くなりそうです。 まあいいや、それはそれで良しだ! P1060841

今回はこの辺で。

これを購入した後で知ったのですが、現在SIMフリースマートフォン界隈では、ファーウェイ?って読むんですかね、 中国のメーカーが大躍進しているらしいです。 今回採り上げたZenfoneはASUSという台湾のメーカーなんですけれども、 性能の差はともかく、私個人の思いとしては「その二択であるとするならば」台湾のメーカーを応援したいな、とは思いました。 中国製がダメだ、とか言うつもりは無いんですけどね。ASUS製品にはこれまでも馴染みがある、そういうことです。 ともあれこのスマホには我が家の第一線で活躍してもらおう、そう思っています。 次回からは恒例の「年末まとめ」記事となります。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m P1060839
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「OLYMPUS Photo Festa 2016」東京会場に行ってきました

ひっさびさにオリンパスネタでございます。 この記事は11月21日月曜日に書いておりますが、昨日11月20日(日)、オリンパスのイベントを見るべく行ってまいりました。 「OM-D E-M1markII」のお披露目会、であります。 場所は新宿南口、オリンパスのお膝元と言っていい土地ですね。 今までの経緯(買っても買っても不良品「なんだこの糞メーカー」事件)からオリンパスへの信頼が消滅、正直気乗りしませんでした。 そのような私のテンションがこの写真でも端的に表現されているかもしれませんね。 ピントも合わせてないし水平もとってません。テキトーです、テキトー。 DSC07335

良いですねE-M1markII

最初は会場に入るつもりもなかったのですが、気がつけば受付を通過して中に入っちゃってました(笑 で、E-M1markIIを触らせてもらったのですが良いですねこれ。 ちょっと欲しいなと思ってしまいました。 DSC07330 私は縦グリは要りませんけど(笑 こうやって写真を見返しますと、縦グリつけたカメラは横倒しにして展示していてもいいかもしれませんね。 DSC07331

会場も楽しそうでしたよ

会場入りした時刻が夕方4時過ぎ。 5時で閉場とのことでしたので、駆け込みしたことになりますが、なかなかの人出でした。 ただ、場所は分かりづらかったなあ。道に迷いましたよ。 途中、同じく道に迷った方と一緒にああでもないこうでもないと話しつつ、会場入りしました(笑 DSC07332 セミナー会場です。 私が行った時刻には既にすべてのセミナーが終了していまして、何もやっていませんでした。 そう言えば思い出しますのは、オリンパスの講師陣は毒っ気がない! もうちょっとメーカーをいじりながら語れる環境だといいのにね。ソニーでもニコンでも許容していることです。 トークの途中で蝶ネクタイを引きちぎり「ここからは本音ですけどね!」みたいな展開は無いものか。まあ、無いわな。 トークの途中でメガネを外して投げ捨て「モンゴルはもう飽きたわ!」みたいな展開は無いものか。まあ、無いわな。 DSC07334

買うべきか、買わざるべきか?

さてそんな与太話は置いといてですね。 今回好印象を持った「E-M1markII」、これは私個人にとって「買い」なのか? 私がトム・クルーズ並の資産家であれば躊躇なく購入すると思うのですが、今の私はカメラにお金を使うのに度胸が要るのです。 E-M1markIIのヨドバシ価格は約23万5000円。これは私の感覚では充分に覚悟を必要とする出費です。 その上で、このカメラを買う意義があるかどうか? ここではそれを考えます。

ポジティブファクター

これは以前にも当ブログで何回か言及したことがありますが、 私は現在、動画性能でしかカメラを見ていません。 写真を撮る分には、もうこの時代にあってはそうそう外すことはないですね。レベルは充分に上がっていると思いますよ。 しかし動画はさにあらず。まだまだメーカー間の差が大きいのです。 一眼動画のパイオニアはキヤノンである、その点に議論の余地はない。 しかし二番手が最大のライバルであるニコンにならなかったのは何故か。ソニーα7が現在の地位を得たのは何故か。 そういうことを考えながら、「ではオリンパスの動画性能はどこまで通用するのか?」となった時、 E-M5markIIの動画撮影性能についてはメリットを感じたんですよね。 その系譜にあるモデルでありますから、まあ外すことはあるまい、と。 OM-D MOVIEに対する評価は様々ですが(ただし「RAW撮影出来ない」系のプロぶった評価はイチャモンとみなす)、 私としてはメリットも大いに感じていた。 それがE-M1markIIでさらに機能拡大するというのは、私個人的には嬉しいことです。 具体的にどのような部分が、って?そこは教えたげない(笑)私が得たノウハウです ひとつ言えることは、 「無敵の手ぶれ補正で、4Kを手持ちでフツーに撮れるよ!」 というのは、他に無いメリットであります。 少なくとも、映像の揺れ、ぶれという観点では、明らかにソニーαより容易に撮ることができます。 ある程度熟成させた動画撮影機能と、自慢の手ぶれ補正との組み合わせ。 これはブルーオーシャンです。他の追随を許さないですよね。 私もこの点にメリットを感じます。てかこの一点、と言うべきか(笑

ネガティブファクター

では購入に向けての否定的要素はというと。 これがいくつかあるんですよ(笑 箇条書きにします。 1:電池が新型採用で、旧モデルで共通していたバッテリーを受け付けない  →これ、私にとってはものすごく重要なんですよね。   バッテリーって消耗品なんですけど、実際にはその言葉から感じられるほどの「使い捨て」ではないですよね。   我が家には従来のOM-Dシリーズの充電池「BLN-1」が10個ぐらいあります。   が、E-M1markIIにシフトしたら、それらすべて資源ゴミ&新型電池を新規購入という苦行が発生するわけですよね。   しかも新型専用バッテリーBLH-1は、ヨドバシ価格で8600円ぐらいするのです。   私の現場は1日に電池を2本使い切り、3本目の目盛りが減るぐらいまで消費しますから、予備電池2本追加は必須です。   するとボディ価格に事実上17000円の上乗せが必要となります。   すると25万仕事ですか。ハードル高いな(笑 2:高感度耐性  →動画の話ですからね。その上で読み進めてください。   ISO800までは他社のライバル機とも戦える画質だと思います。   ですが、1600になるととたんに厳しくなりますね。主観ですけど。   具体的には肌のなめらかさです。格段の差がつきます。   これはオリンパスに限らずパナソニックでも感じることですので、もしかしたらマイクロフォーサーズの限界なのかもしれない。   と言うより、私の場合の比較対象であるソニーα7シリーズが色っぽいから、なのかもしれない。   とにかく、動画撮るならISOは800まで、それ以上はトレードオフがある。   …というのが私の実感です。   E-M1markIIはセンサーも新型ですし、ちょっとは改善されているのかな?   そこはギャンブルですね。今回の新宿のようなイベント会場では試せないレベルの劣悪環境で、戦えるかどうか。 3:オリンパスの生産品質管理   この1年以上、ずっと書き続けていることです。このメーカーが売るものは、信用できない。   オリンパスは、それまで持っていた私の期待と信用を、完全に裏切ってくれました。   詳しいことは省略しますが、要するに「買っても買っても、箱を空けたら不良品」というていたらく。   正直言って信用ゼロ、二度と買わないと思っていました。   いや、今も思っていますよ。   会場で見た「E-M1markII」は良いカメラだと思いました。が、それと同じ品質のものが手に入る保証が、永遠の0。 とにかくまとめますと、 「買うかどうかは分からん」 であります。 当ブログは当面「新発売の機材を手に入れて感想を書く」というジャンルからは手を引こうと思っており、 E-M1markIIについても好印象を持ちつつも、また裏切られるのではないかという思いが大きく、手を出せません。 しかし。

今回はこの辺で。

オリンパスのポンコツな生産品質管理について今回も書いてしまいましたが、 今回思いがけずイベント会場で友人が私に言ってくれました。 「オリンパスはベトナム工場の生産品質の低さを問題だと認識しており、対策も立てた」 そうなのか。であるならば私としては話が変わってくる。 もちろん大手メーカーが末端ユーザーに軽口で「対策しましたよ」ぐらいリップサービスすることもあるだろう。 また、仮に改善されていたとして、それを確認する手段が「また自分で買ってみる」しかない。 でも、そもそも私は「二度と買わねーよこんな糞メーカー」と思っている側の人間だ。 これですと「詰み」なんですよね。買って試す気がないんですから。 金輪際新製品には縁がないと言ってもいい。 …ですが、今回その友人の言葉に触れて、「もう一度手をだしてもいいかな」と思うようになりました。 これは「二度と買わない」→「次にダメだったらおしまい」ぐらいに私の態度が軟化したことを意味します。 0が1になる、この違いは大きいですよ。 言ってくれた友人の人柄によるところも大きいです。 信頼できる人物が直接囁いてくれたというのは、私にとっては値打ちが段違いなのです。 そうでなければ信用するものか。 というわけで、E-M1markII購入については品質のことは忘れて、ニュートラルな思いでフェアに検討することにいたします。 結果として買わなくてもご容赦くださいね。結局はお財布との相談ですからね(笑 次回は今回の関連記事(てかそっちがメインか?)の予定です。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m DSC07333
今回の
機材
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先日発表されたソニーAマウント新型カメラ「α99II」について感想を書きます


nophoto.jpg

前回に続き、ソニーから発表された新型Aマウントカメラ「α99II」を取り上げます。
まだ小売店では予約は受け付けていないんですね。価格も発表されてない。
そういえば先代α99もそうでした。国内発表から予約受付開始までの間に日数がありましたね。
ソニーのコントロールがキツいんでしょう(笑)
価格につきましては私は当初「40万オーバー」を予想しましたが、もうちょっと安いかも?と思うようになっています。
勝手に予想をするならばヨドバシ価格で38万8千円±2万円、ってとこでどうよ!
α99 II | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー



スペックを見る時に「動画」にばかり目が行ってしまう心理


今回の本題となるトピックです。
私個人的な話でありますが、α99II、いや、最近発売のレンズ交換式デジタルカメラには「動画撮影機能」にしか興味が向きません。
写真撮影については、私が求めるものについてはもう充分に実現している、と思うからです。
このことはさんざん書いてきましたのでこれ以上は端折ります。とにかく「動画性能」にしか目が向かなくなりました。
仕事の絡み(web用動画撮影)もあるとはいえ、マイブームなのでしょうね。


「スーパー35mm」について書きます


というわけで、この記事では動画の話しかしません(笑

α99IIの動画には、そのセンサーの使い方によって大きく2つのモードがあります。
ひとつは「フルサイズモード」、まあこれは便宜上名付けたものですが、要するにセンサーの端から端まで使うというものです。
もうひとつは「スーパー35mm」モード。今回の主役です。センサーの約半分だけを使います。
このブログをご覧くださる方は私も含めて、どちらかというと動画より写真を撮る方の方が多いのではないかと推察します。
で、そんな私達に普段縁のない言葉「スーパー35mm」。
何やねんそれ、スーパーな35mmって何なんだよ!?ということで、
突貫工事で詰め込んだ粗知識をまとめました。
当ブログのスタンスですがこの手の記事は「読んでいる人に教えてあげるよ」というものではなく、
あくまでも「私が理解する過程で得たものを書き留める場」であることが第一であります。
自分で読み返す、起点にするんですよね。
ですから「ケッ偉そうに教えてやるとか上から目線かよ」とか思った方は、この先は読まなくて結構です(笑

この記事では、何より私自身が理解を深めるために、ついでにご覧くださる方に「読み物」としてご覧いただけるように、
平易な言葉を選び、細かい部分は端折りつつ書き進めてまいります。


「スーパー35mm」とは何か


ソニー公式サイトの解説にも「スーパー35mm」という言葉が出てきますね。
でも、私は言葉では耳にしたことはあったものの、今までその本質を理解できていませんでした。
いや、今もできていないんでしょうけれども。
スーパー35mmとは写真用語ではありません。映像用語、もっと言えば映画用語と言ってもいいかもしれません。
おそらく写真側(私も含む)がこれを聞いた時、「何がスーパーなんだよ?」と思われる方が多いかと思います。
それを紐解くにあたり、フィルムから順に振り返っていくことにいたします。


写真フィルムにおける「35mm」


まずは写真用35mmです。ここでは話を単純化するためにそれ以外のサイズのフィルムフォーマットのことは無視します。
現役銀塩マニアの方々、あとは私のようなフィルム時代に物心がついていた世代にとっては、
写真用フィルムは基本的に「横向きに装填するもの」です。
それが脈々と現代に受け継がれ、「写真は基本的に横長」という「カメラとしての常識」につながっている。
フィルムの話をさせていただけるならば、こういうことになります。
写真における「35mmフィルム」は写す面の大きさは「36mm×24mm」、
つまり現在で言うところの「フルサイズ」ということになります。
35mmと言う名前は、「フィルム自体の幅」からついたものなのであります。これめっちゃ重要。
写真用フィルム


映画フィルムにおける「35mm」


一方の映画用35mm。
実は上の画像の注釈にありますように「映画用の35mm」と「写真用35mm」とは根っこは同じもの、
てかもともと写真用35mmフィルムは、映画用35mmを転用する形で誕生したものであります。
ですから、「35mm」と言えばこちらが本流、のはず(笑
何となくご存知かとは思いますが、映画用フィルムは縦に流していくものです。
この「日曜洋画劇場」のアニメーションでも「リールが縦向きに用意されているカメラ」が描写されていますね。

ええいついでだ、エンディングも載っけておこう!
これを聴くと思わず「ああ明日は月曜日かあ」と感慨に浸ってしまうオッサン共、こんど飲みにいかないか!?


話がそれました。
とにかく、写真用35mmフィルムと実質的に同じもの(てか、こちらが本家だ)を縦向きに使用するのが、映画用35mmフィルムなのです。
写真用の1コマは、もともと映画用の2コマ相当をくっつけていますから、面積で言えば映画用35mmは写真用35mmの半分、
ということになります。
また、ここでもうひとつ言及しておきたいのが写真フィルムとの大きな違い「サウンドトラック」の存在ですね。
端っこの2mm相当を、音声データ格納用スペースとして温存するのです。
実際に音声データを入れ込むのは「上映用フィルムのみ」であって、
撮影用フィルムにおいては「後々音声データを格納するために、あらかじめ端っこ2mmを空けて撮影する」ということが行われます。
実際には「22mm × 18mm」では横幅が全然足りないものだから、結局上下をトリミングしてほぼ4:3、
ぐらいにしたものが規格化されました。それを「アカデミー比」と呼び、トーキー時代のスタンダードとなります。
余談ながらこの「サウンドトラック」と言う言葉が転じて「BGM作品集」を指すことになるのですがそれは別の話。
映画用フィルム2


スーパー35


テレビという新しいメディアが登場し、映像という表現手段が陳腐化し、家庭で当たり前に見られるものとなった。
映画はその存在を大いに脅かされます。
テレビとの差別化を求めていく中で映画が出した答えのひとつが「ワイド化」でした。
テレビは当時の映画の規格に合わせて「4:3」として生まれた。
だから、映画はよりワイド化・大画面化することで映像に迫力を生み出すことで「映像の王者」で在り続けられるのではないか。

というわけで映画のスクリーン縦横比(アスペクト比、と言いますが)がワイドになっていく。
詳しくはこちらをご覧いただくとして
映画アスペクト比の変遷史(動画&全訳)|ギズモード・ジャパン

映画がワイド競争に走る中、とにかくテレビは「4:3」のまんま。
一方で「映画作品をテレビで放送する」というあらたな需要が生まれます。
映画を二次利用するために、「映画館用のワイド上映にも」「テレビ用の4:3放送にも」、
どちらにも柔軟に対応できるようにトリミングしやすいフォーマットが求められるようになりました。
これが1つめ。

また一方で、「面積が大きいほど画質が良い」、これはデジタル・アナログを問わない世の常のようであります。
上で「映画用フィルムで言うところの『35mm』とは、いわゆる写真用35mmの半分の面積である」と書きました。小さいですね。
それに加えて、サウンドトラックの存在が大きい。
このサウンドトラック用エリアは、フィルム面積で言うと1割以上という大きなもので、
そんなに大きな面積を映像収録に回すことができるとするならば、画質向上が見込めることになります。
「いっそサウンドトラックの存在は考慮せず、フィルムの端まで使って撮影しましょう」となりました。
これが2つめ。

トーキー時代のスタンダード「アカデミー比」は、アスペクト比「4:3」を維持するために、幅2mm削った分だけ上下も削っていたわけですが、
幅を限界(24mm)まで使うことに連動して、上下も切らずに本来のスペース使うことになりました。
ということで、結局「映画用35mm」限界までいっぱいいっぱい映像を収めるようになるわけです。
これが3つめ。

以上の「時代の要請」に応えるためかどうか分かりませんが、
①映画用にもテレビ用にもトリミングしやすいように
②トリミングを前提とするので、少しでも画質が良くなるように
③左右が2mm広がる分、上下も切り捨てずに使おうね
というのが「スーパー35」です。
アスペクト比は「撮影時は4:3」、ただしそのまんまで使うことは滅多にない。
映画用上映フィルムをプリントする時には上下をトリミング、左右は特殊な圧縮レンズを使ってギュッと詰めて作ります。
上映時にはこれまた特殊レンズを使ってギュッと圧縮していた左右をビロンと復元してスクリーンに投影する、ということをします。
この特殊なレンズを「アナモフィックレンズ」と言いまして、これを併用することがスーパー35のスーパー35たる所以、とも言えます。

「スーパー」なのは「サウンドトラック用に空けておいた2mm分と、それに従い切り捨てられていた上下」にも映像を収録する、
35mmフィルム、とは言っても従来は縦横比の兼ね合いやサウンドトラックの存在で全面使うことができなかったが、
アナモフィックレンズを使用し、またサウンドトラック用の空きを確保することをやめることで全面使用する、だからスーパーだ、と。
ジェームズ・キャメロンも愛用したのだそうですよ。
スーパー35


スーパー35mm


私は今回ニワカ知識を仕入れに仕入れて、それを自分なりに咀嚼し消化していく上で、
似た名前ではあるけれども「スーパー35」と「スーパー35mm」とは厳密には別物なのではないか、という気がしてきました。
いや、映画通の方からしたら「当たり前じゃそんなの」とか「いや結局は一緒だろ」とかあるのかもしれませんけれど。
この記事では「スーパー35」と「スーパー35mm」とは、便宜上別物として扱います。

で、今回の主役「スーパー35mm」です。
こんどは規格サイズから書いていきましょう。
スーパー35mmは、「幅24mm × 高さ14mm」のデジタルフォーマットです。
スーパー35mm

では「スーパー35mm」は、「スーパー35」と何が違うのか。
映画用35mmフィルムの横幅MAXは24mmです。これは「スーパー35」と同じですね。
トーキー時代の映画用フィルムは22mmしか録画出来ませんでしたから、幅24mmの規格は「通常の映画用35mmフィルム」より大きいことになります。
ただし、上下は最初から「スーパー35」より短い14mmです。
テレビもワイド時代に突入し、「4:3でトリミング」する機会が激減、てか無くなってしまったので、
だったら最初からワイドで撮ればいいじゃん、ということになったに相違ありません(笑

スーパー35を基本にしつつ「4:3でプリントする」という要素を重視しなくなった結果生まれた、
だから、スーパー35mm、と。知らんけど。
多少の言葉の選び方は違うかもしれませんが、大筋でこの理解で良いはずです(笑)テキトーですまんね
ですから、
「スーパー35mm」が「APS-C」センサーで「16:9」のアスペクト比の動画を撮る際に使用するサイズとほぼ同じなのは、
直接的には関係ない、と言っていいでしょう。←これ伏線


スーパー35mmは「デジタルシネマ時代の業界標準フォーマット」


さてこの「スーパー35mm」、シネマカメラと言われる映画撮影用大型カメラのセンサーサイズとしては、業界標準です。
センサーサイズとしては「APS-Cに毛が生えた程度の」と、私達のような写真側の人間は思ってしまいますが、
映像用カメラとしては破格の大判センサーという存在なのであります。

え?フルサイズでも動画が撮れるだろ、って?
ええ、この記事執筆時点では写真用フルサイズ「36mm × 24mm」は、デカすぎ、キワモノ扱いと言って良いのではないでしょうか(笑
映像におけるハイエンドセンサーとは「スーパー35mm」のサイズを指し、
さしづめ写真における「中判」のような存在、なのかもしれませんね。

「スーパー35mm」センサーを使用している主要「シネマカメラ」メーカー


では、その「シネマカメラ」の業界大手とは、どのような会社があるのか。
ここからは雑談です。ざっくり書いていきます。
α99IIの話はすでに吹っ飛んでいますが、構わず続けます。


シネマカメラ業界のガリバー「アーノルド&リヒター」


ドイツのメーカーです。略して「ARRI(アリ)」と呼ばれるトップメーカーであります。
シネマカメラの定番マウント「PLマウント」の創始者でもあり、ツァイスと共同でレンズ開発しているという業界の雄。
主力商品は「ARRI ALEXA」シリーズ。
センサーはもちろん「スーパー35mm」ですが「4:3モード」も搭載しており、
アナモフィックレンズ併用の「本当のスーパー35」も撮ることが出来るらしいですよ。知らんけど。
これを使用した作品は無数に存在しますが、最近で目立ったところですと「シン・ゴジラ」がそうですね。
また、テレビドラマなのにシネマカメラ、ということで話題になったのがこちら「半沢直樹」であり・あれくさ。
テクニカルディレクター浅野太郎 鬼軍曹日記|TBSテレビ:日曜劇場『半沢直樹』



新進気鋭のデジタルシネマ「RED」


アメリカのメーカーです。このREDと上に挙げたARRIで双璧なんじゃないのかなあ?
ARRIが映画草創期からの老舗である一方でこのREDはデジタルシネマのベンチャー企業から出発したそうです。
それが、あれよあれよと業界大手に成長した、ということのようですね。私はこれ以上詳しくないですが。
最近の映画ですと「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」をはじめ、多くの作品に使われているそうです。
テレビとしてはこちら、近年の「東映戦隊シリーズ」はREDで撮影されているとの事で、これもちょっと話題になっていた気がします。
侍戦隊シンケンジャー 第二幕 極付粋合体|東映[テレビ]



日本メーカーも負けてない!「ソニー」


みんな大好き日本のソニー、放送用機器ではトップメーカーである一方で、シネマカメラも出しています。
「シネアルタ」というブランドで展開しているそうですがこんなのヨドバシには売ってないから普段は見る機会も無いですわね。
海外での使われ方はARRI・REDに及びませんが日本国内ではそれなりに実績があるようです。
下のリンク先から、話題になったドラマやミュージックビデオなんかも紹介されています。
XAVCがRAWにも負けてない、というようなお話を読むことができます。
映画「相棒 - 劇場版III -」 ドラマ「相棒 season12」|事例紹介 | ラージセンサーカメラ | ソニー



一眼動画の巨人「キヤノン」


「シネマイオス」でご存知キヤノンも避けては通れますまい。
PLマウントの他に自社規格であるEFマウントも使用でき、ソニー同様国内ではそれなりに実績があるようです。
キヤノンのサイトでは「天空の蜂」に目が止まりました。堤幸彦監督ご愛用だそうで。
キヤノン:映画制作機器 CINEMA EOS SYSTEM|「天空の蜂」映画 4K映像作品



なぜ「スーパー35mm」と表記するようになったのか?


ところで、スーパー35mmのサイズは「APS-Cで16:9撮影をする時」によく似ている、ということは上で書きました。
従来「一眼動画でAPS-Cモードでの撮影」の際には、そのまんま「APS-C」と呼んでいたはずで、
「スーパー35mm」という表記はしていなかったはずです。
実際我が家のα7IIでは「APS-C」のオン・オフ、という選択肢が出てきますが、
α7RII、あと、α99IIでも「APS-C/Super35mm」みたいな表記に変わっていたはずです。
これが何を意味するか。

「スーパー35mm」という言葉にピクンと反応するのは、例外なく映像をやっている方です。
写真とはそもそも縁がない規格が発端ですので。
ということは、従来はAPS-Cと呼んでいたクロップ動画モードを「スーパー35mm」と呼ぶようになったのは、
映像関係の、それなりに上級の方々に対して、
「シネマカメラのハイエンドにしか搭載していないようなスーパー35mmを、このカメラでも撮れまっせ」
とアピールしている、という風にしか解釈できません。
でなければ、私達写真側の人間を煙に巻いてるかだ(笑
ですから私はこれを一眼商法ならぬ「スーパー35mm商法」と名付けたい!

と冗談はともかく、
最近のソニーはαを低予算のプロに売り込みたい、という風に見えますので、
これはこれで良いのかもしれませんね。


今回はこの辺で


大変長くなってしまいました。
分かりやすく、読みやすくまとめようと思って書き始めたのですが全然ダメでしたね。すみません。
この手の記事は小難しく書いたら負け、平易な言葉と簡単な例えで進めていかねばならなかったのに。

結局α99IIの話はあまりしませんでしたが、欲しいと思う気持ちは変わりません。
興味津々、てかお金があったらぜひ購入したいと思っています。
あとはお財布が許すかどうかと、土壇場でα7RIIに気持ちが動く可能性があるかどうか、ですね。
購入報告&開封記事は、期待せずにお待ち下さい(笑

次回は別のネタにする予定です。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m
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関連記事
2016/09/29 Thu 22:00 ソニーα

昨日発表のソニーAマウント新型カメラ「α99II」について感想を書きます


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昨日ソニーから、正式に新型デジタルカメラ「α99II」が国内発表されました。
2016年11月発売予定となる、フルサイズセンサー搭載Aマウント機であります。

今回は予定を変更いたしまして、みんな大好きAマウントの新型カメラ「α99II」について、
公式サイトの紹介を見ながら思った事を「感想」として書いてまいります。
なお、私にはメカニック面での専門知識などはありませんから、くれぐれも過度な期待はなさらぬよう(笑
あくまでも「運用」を念頭に置いて話を進めます。

α99 II | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー


外観


従来のα99より一回り小さく、α77系とほぼ同じぐらい、らしいです。
縦位置グリップもα77/α77IIと共用とは。
せっかくのAマウントフラッグシップですからそれなりにデカく重い方が…なんて思ってみたものの、
まあでもキヤノン6DとかニコンD600とか、ありますもんね。小型化だからどうの、っていうわけじゃない。
何より、デカくて重かったら早晩持ち出さなくなりますからね。
私のような街スナッパーにとってはこの際、ダウンサイジングは正義なのではないでしょうか。
だったらα7RII使えよ、てか(笑

電池


α99の電池は、Aマウントユーザーにはお馴染み「NP-FM500H」です。
これはリチウムイオン電池の法規制でマイナーチェンジ(?)されたのを踏まえても、
2007年の「α700」以来一貫して同じものが使われています。
ソニーの一眼カメラシステムには現在事実上このNP-FM500Hとα7系の「NP-FW50」の2種類しか電池がありません。
ですから乗り換えにも便利よ!さあカメラを買ってね!というボディ商売が成り立つ、のかは知りませんが、
従来のユーザーからしたら、買い替えの心理的なハードルが低いのは事実であります。
実際、カメラ1つに対して電池1個なんて考えられないですものね。

我が家の場合。
NP-FM500Hが11個、充電器もそこらじゅうに転がっています。
α99II導入にあたり、充電池の追加購入は不要です。
これは大きなポジティブファクターです。

写真撮影については不安要素なし


正直申しまして、写真撮影機能については特に感動はありません。
私の主戦場は街スナップです。絞り・シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランスを即座に呼び出して変更できれば良いし、
それに加えてコントラスト・彩度を調整できれば御の字。
もともとは動画用の機能ではありますが、ピクチャープロファイルを駆使すればハイライト/シャドーのコントロールも可能です。
それらに不自由であっても最悪RAWで撮っておけば何かあっても安心(笑
そして4240万画素。要るかそれ?と思うのですね。私の用途では6000×4000の2400万画素で充分。

注目しているのは動画撮影機能


「じゃあ別にα99IIいらないだろ、α7系やα99持ってるんならそっち使えば充分」
そうなんですよね。私の用途においては、写真撮影ならα99で全然OK、もっと言えばα900でも不満ありません。
しかし動画撮影においてはさにあらず。α99から比べて、恐竜的な進化を遂げているのであります。
ただ、そのうち多くの機能はα7系、具体的にはα7RIIのフィードバック、というかまんま転用です。

4K30p、スーパー35mmの時には全画素読み出し。
α7RII搭載の段階で既に手垢のついた仕様とも言えますが、あらためてこの点に触れてみたい。

今回はこの辺で


結局写真撮影性能についてはたいして感銘も受けず、動画にばかり目が向いてしまう自分がいるのでした。
そのことは以前から表明していたことですので手のひらを返したつもりはありません、ありませんけれども。
正直、ここまで写真撮影機能に対して「愚息がピクリとも動かない」というのは初めてかも。
あくまでも「Aマウント機」というドンガラに惚れ込んだ、という要素が大きいのでしょうね。でなければα7RII買ってるよね(笑

次回はこの続きとなる予定です。動画話を少し、蛇足ながら進めていくつもりです。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m
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「フォトキナ」で発表された3つのカメラについて感想を書きます

今回は写真無しです。 nophoto.jpg 9月20日の火曜日、朝起きて、通勤電車でツイッターを開き、つらつらと見ていて驚きました。 私にも多少は縁のある、てか、私も所有するマウントが揃って新機種を発表したというではありませんか。 というわけで、今回は予定を変更しまして「フォトキナで発表された新型カメラのうちのいくつか」について、 解説ではなく分析でもない、感想を書こうと思います。 専門的な解説が見たい方、この記事は終始私の「感想」にとどまります。 貴方の期待は裏切りますので、この先は見ないことをオススメします(笑

パナソニック「LUMIX GH5」

私的に度肝を抜かれたカメラがこちらです。 現行モデル「GH4」の時も衝撃を受けたものですが、今回はそれを上回る衝撃でありました。モンスターマシンですね。 4K60p・6K30p内部録画とは何だそれ最強だろ、書き込みパワーにどれだけ力を入れてるんだよと。 あと、6Kフォト(秒間30コマで写真を撮る機能)すごいな、長辺6000ピクセルってことでしょ?普通に仕事で使えるじゃないですか それに、私はまったく使わないとは思うけれども4:2:2 10bitの4K30p内部録画。 てかそもそも4:2:2とか4:2:0とか、理解している人どのくらいいるんでしょうね? 私だってチンプンカンプンですけれど(笑)その上で私の理解している範囲をざっくり書きますと、 「色の圧縮」に関わる規格で、4:2:2が標準規格、4:2:0が高圧縮コンシューマ向け、ぐらいの把握しかしてません。 4Kだと4:2:2の10bitではビットレートが上がりすぎて現実的でない、という事だったはずなのですが、 そこを突き抜けて本体録画できるようにした、ということですよね?これ以上のことは分からん勘弁 エンコード→デコードを繰り返すと差が大きく出るので、4:2:2は放送向けの規格だとか聞いたことがありますが、 私には理解できませんでした。 それは置いといて、気になるのは手ぶれ補正の有無ですね。 公式のアナウンスでは一切触れられていないので「搭載しない」と読むのが普通なのでしょうが、 その下位モデルである「LUMIX G8」では搭載されるようですので、 妄想込みで語らせていただければ今後パナソニックは上位機種に「ボディ内手ぶれ補正」を搭載してくる、とも考えられます。 私がGH5に決定的に魅力を感じるかどうかは、そこでしょうね。
世界初、4K/60p動画撮影対応ミラーレス一眼カメラ「GH5」を開発 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan

オリンパス「OM-D E-M1 markII」

おめでとうございます。がんばってください。
オリンパス ニュースリリース: AF/AE追従で最高18コマ/秒の高速連写を実現 ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII」を開発

ソニー「α99II」

このカメラが発表された、という記事を、通勤途中の電車で見まして、私は全身鳥肌、涙が出そうになりましたよ。 会社でもずっとこのカメラのことばかり考えていました。 出るのか、本当に。本当に!? 私が読んだ記事はデジカメWatchだったと思いますが、 スペックから受けた印象は「α7RIIのAマウントバージョン」だな、と思いました。 しかしAマウントで出すということに意義は充分にあります(少なくとも私にとっては)し、 今後「真っ先にα7系で実現した技術を、後にAマウント機に転用する」というパターンが作られるとするならば、 それはそれで良いことなのかな?なんて思ったりしました。 ソニーの稼ぎ頭はα7系、Aマウントは細々とでも続いてくれるだけでも御の字であります。 てか、私のカメラ人生はAマウントから始まったようなものです。 他のカメラとは思い入れの度合いが違う。 おそらく終生手放すことは無いであろうマウントの、待望の新機種です。 欲しいと思わないほうがおかしい。 しかし、おそらく40万円オーバーですよね。 今の私はカメラに10万以上使うことにかなり度胸を必要とするものですから、手に入れることになるかどうかは分かりません。 上でちょっと書いた「(私としては)同等の性能を持つα7RII」が、今なら30万ちょっとですよね。 Eマウントレンズも使える、カメラ自体が小型軽量である、そう考えていくとα7RIIの方が良い選択なのでは、と考えてしまったり。 でもなあ。Aマウントだもんなあ。欲しいよなあ。
Sony Japan | ニュースリリース | 世界最大規模の写真・映像関連の展示会「Photokina2016」出展のご案内

手に入れる可能性はあるか

で、どれを手に入れるか?みたいな話になるんですけれども。 私の中では、 本命は「パナソニック LUMIX GH5」 第2候補が「ソニー α99II」 となります。 この二択でしょうね。 GH5は、文字通りのモンスターマシン。今やれることを全部投入したであろう野心機と言えます。 また、α99IIは私も含めたAマウントユーザーが待ち焦がれた新機種です。 私がホリエモン並の資産を持っていたならば、文句なしに両方手に入れていたことでしょう。 しかし現実はそうではなく(笑)どちらか一方を手に入れるのが精一杯です。 α99の描写力は、現時点でもある程度想像ができます。私の期待に応えてくれると思います。 GH5は高感度以外は戦える、あと、被写界深度のコントロールが楽なので使いやすいのはマイクロフォーサーズのお約束。 どちらも極めて魅力的な機種なのですが、価格差を想像するとパナソニックGH5を手に入れるのが現実的かなと。 発売直後の値段をここで仮に「GH5が22万、α99IIが42万」としてみます。分かりませんけどね 実際の価格は分かりませんがとにかく発売直後で倍近くの差がつく、と思っており、 それならば、ボディ内手ぶれ補正が搭載されるならばGH5が良かろう、てかα99II買えません、ということになるような気がします。 α99II欲しいけどね 万が一にもGH5がボディ単体で298000円みたいな値段で出てきたら、ここで書いた話はナシです(笑 10万程度の価格差ならば、躊躇なくα99II貯金を始めるでしょうね。 しかし、30万円ぐらい貯まったところでα7RIIと迷いそうな、その末にα7SIIを買ってしまいそうな、そんな気がする恋の夜。

今回はこの辺で。

GH5が欲しいなあと思う、もうひとつの理由。 何だか格好良くないですか?直線基調のソリッドなイメージで、精悍で良いなあと思いました。 丸っこいデザインがダメだ、とかではないんですけどね。α99IIのなで肩も良いなあと思うので。どっちやねん(笑 いずれにせよボーナスが出てから考える話です。今の段階では「欲しいねえ」ぐらいしか書けません。 来年のCP+の頃には新型機を引っさげているかもしれませんね(笑 この話は引っ張りません。次回は別のネタになります。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
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パナソニックの新型一眼カメラ「GX7mk2」を一足先に触れさせてもらってきました。

パナソニック期待の新型デジタル一眼カメラ「LUMIX GX7mk2」関連エントリとなります。 本日4月9日(土曜日)、別件にて秋葉原に行ったのですけれど、 「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」に立ち寄りまして、たまたま3階カメラ売り場を通りがかったところ(これは本当にたまたまだ!) エスカレーターの前でGX7mk2宣伝用のテーブルが用意されていたのです。 最初は「おお、モック(模型)が展示されるようになったのか、持った時の感覚だけでも下見させてもらおう」と思って近付いたのですが、 よく見たら「タッチ&トライイベント実施中」と。まさかの実機であります。まじか。 EM597364.jpg 係員の方に伺うと「実機は初公開です」との事で。 他にも有力な量販店で同時多発的に行なっているのかもしれませんが、 肝心のパナソニック自体が主催するお披露目イベントすら半月先ですから、明確に早い部類だと思います。 しかも私が立ち寄った時には誰も人が寄り付いておらず、ツイートするなら今だ!RTイイネウハウハ!これで僕も有名ツイッタラーの仲間入りだ! とまでは思いませんでしたが興味がある方もおられるだろうと思いその場で急いでツイートしたのがこちらです。 ツイートでも触れましたが、このミニイベントが行われるのは(秋葉原ヨドバシでは)4/9と4/10の2日間限り。 興味をお持ちの方、明日は秋葉原へ急げ!

私が「私の使用目的を踏まえて」実機で確かめたかったこと

前々回、「GX7mk2について私が求めるものと、購入前に確認したいこと」という記事を書きました。
GX7markII、欲しいですね 某ソニーα&マイクロフォーサーズ使いの写真ブログ
私の使用目的を挙げ、それに伴って私がカメラに求める条件を箇条書きにし、 その上でGX7mk2が「我が家に従来からある機種」と比べてどのように異なるか、あるいはどういう期待が出来るかを書き、 最後に「購入するかどうか、その前にぜひ確認したいこと」に触れました。 詳しくは当該記事を読んでいただくとして、 繰り返しになりますが今回もスタンスは「私の用途に基づく個人的な考え」を書いているということです。 高所からカメラ評論をして「絶対的にこうあるべき、お前らありがたく聴き従え」みたいな意図ではありませんので、 「この記事は見当外れだ」みたいなコメントこそ見当外れですのでいらないです。私の何を知っているというのか(笑 以上、不本意な解釈による不毛な批判の芽をあらかじめつんでおきたいということでした。

外観

先に公開した記事で私は「外観には『まったく』魅力を感じない」と書きました。 GX7mk2の実機を手に取って確認もしましたが、その感想は変わりません。外観「だけ」で手を出すことは無いと思います。 ただ、それは「GX7mk2の外観がダサくてどうしようもない」というようなことを言いたいわけではありません。 没個性的というか、まあこんなもんかね、みたいな雰囲気が感じられてこれが何とも。(主観だからね もっとも、パナソニックはカメラのデザインが下手だ!などということは無いと思うんですよね。 GMシリーズとか、あと、時代の徒花となりつつあるGX8とか。イケテルと思うのです。 誤解のないように今後も機会があれば書こうと思いますが、私はGX8の「あのデカいドンガラ」が好きなのであります。 大きさについてはこちらが参考になるかならんか。 PENシリーズの、わずかに厚みが増したような感覚です。持ちやすさについてはまあ、普通です。 P_20160409_130620

動画撮影時における手ぶれ補正の効き具合

こちらが本題です。 私はGX7mk2を購入検討するにあたって、以下の要素は「私の用途に合致する」ということで確認不要としました。 ・写真はまあ、私が撮りたいものは大概何でも撮れるだろ ・感度もまあ、従来の1600万画素センサーを使うんならリスクは無いよな ・フルHD60p・4K30p、これは期待通りというか大前提 ・動画画質はまあ、従来のものを踏襲していることは間違いないだろ ・背面チルト液晶、私が撮る動画は横位置なのでこれがありがたい 事実上唯一と言っていい、これだけに興味が集中しました。 ・動画撮影時に手ぶれ補正が効くかどうか、効くとしたらどのぐらいの効果を期待できるか というわけで、実機を手に取った際もモードダイヤルをいきなり「マニュアル動画モード」にして(笑 録画しながらカメラを持つ手をブンブンブルブル震えたり揺らしたりして試しまくりました。 結果、私の得た感想は「素晴らしい!」というものです。 パナソニックの説明員の方も「今回はガッツリ効きますよ(意訳)」と仰っておられました。 確かにガッツリ効きます。 第一印象だけで語るのは危険かもしれませんが敢えて書きますと、これ、E-M5markIIより効くのではなかろうか!? 残念ながら「ファームはベータ版なので撮影データ持ち帰りは不可」でした。 が、その場で確認させていただいた限りにおいては、この効きは驚異です。 今までレンズ内補正を主流としてカメラを出してきたメーカーが出してきたものと思えない。 実機につけられていたレンズは「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7」でした。 レンズには手ぶれ補正機構は搭載されていません。ですので純然たる「ボディ内手ぶれ補正」の力です。 いやあ大したものだ。 EM597362

動画録画ボタンの位置

余談と言ってもいいかもしれませんが、録画ボタンの位置。 これも私にはありがたい場所でした。 ソニーαEマウント機では「録画ボタンの位置」で賛否が分かれ迷走した結果「録画ボタンをカスタム機能化」することでユーザーの判断に委ねましたね。 GX7mk2のこの位置は、私には絶妙です。 ボタンが出っ張っていると「写真を撮るのに邪魔だ」という声が大きくなるのでしょう、ボタンがボディのフラットさに合っており、 動画撮影以外の時は主張しません。良いねえ良いねえ。 EM597365

今回はこの辺で。

というわけで!当ブログ的には購入確定です。 前回引き合いに出した表の、不足していた最後の1項目を埋めると、こんな具合です。 比較600-2 最後の問題点は「金策」ですが、まあまた昼ごはんを我慢すれば何とかなるでしょうたぶん!
DMC-GX7MK2|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic
次回は「春のイルミネーションスペシャル」を再開するつもりです。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
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2016/04/05 Tue 23:50 マイクロフォーサーズ

パナソニックの新型一眼カメラ「GX7mk2」発表について感想を書いた記事です。


今回は写真無しです。
nophoto_olym.jpg
本日パナソニックの新型カメラ「GX7マーク2」が発表されました。
噂レベルではTwitterでちらほら言及されたツイートも見ましたが、当ブログのスタンスは「国内正式発表」が第一であります。
DMC-GX7MK2|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic

機種の表記が「GX7mk2」「GX7mkII」「GX7mark2」「GX7markII」分かれておりますが、
この記事では暫定的に公式サイトに倣い、「GX7mk2」と表記します。

すべて「私が思ったこと」という前提で書きます


今回はその「GX7mk2」について、
私の主観で、私の使用目的を踏まえた上で、
私が欲しいと思うかどうか、私が手に入れるとしたらどのような魅力を感じたのか、
また、私がこのカメラに対して不足だと思う点は何か、
そういったことをつらつらと書いていこうと思います。

「私が」「私が」と連呼した理由は簡単です。
これをご覧の方に「筆者が『公平な視点』から書いたつもりの評論」などと不本意な解釈をされないようにするためです。
すべて私の主観であり、他の方に同意を求めたり「この意見が正しいのだ」などと偉そうなことを申し上げるつもりもありません。
また、文中で画像や映像を比較して感想を述べることがあるかもしれませんが、学術的な検証ではなく「感想」と限定します。
ここは個人ブログです。テレビと異なり、公平な言論を保証する義務はありません。好きに書かせてもらう。
また、読者の方に読まない自由がある一方で、書き手の私には読ませたくないという信条の自由もある。
これをご承知いただけない方には読んでほしくないですので、こちらから他所へどうぞ 出口
これが現在のうちのブログのスタンスです。読むのは歓迎、批判するなら趣旨を読み切った上で礼節をもってお願いします。
それを「偉そうだ」と思うなら、読まなくて結構です。
以上、文脈を理解していただけないうちに批判をされることがありますので、予防線を張りました。

ここまで書かないと感想ひとつ書けないというのも自分が情けないですが、掲載意図は明確にしないと迷惑をかけますものね。
だいいち、別に変な事を書こうというつもりもありません。
私はGX7mk2を欲しいと思っています。悪口にはなりませんのでその点はご安心を(笑


外観


悪口にはならない、と書いておいていきなり裏切って申し訳ない、外観には「まったく」魅力を感じません。
見てくれだけでは手を出さないと思います。
それには私なりの理由がありまして、つまり私は「オリンパス PEN」のヘビーユーザーだからであります。
あの「見た目重視の(失礼)PENシリーズ」をE-P1・E-P3・E-P5と追いかけまして、
特にE-P5については私は「こんな格好いいカメラはこの先登場しないのではなかろうか」とすら思っていたものですから、
それに並行して展開していた先代モデル「GX7」はPENに外観が似ているシリーズであることから、興味が湧きませんでした。

昨年発売された「GX8」はGX7の後継機ということで登場しましたが、外観をガラリと変えてきましたね。
しかしボディが大きくなったこともあり「外観的には」市場からソッポを向かれることになりました。
私もソッポを向いていた部類ですけれども、いざ手に入れて使い始めたらこれがまことに愛らしいのです。
パナソニックが「DMC-L1へのオマージュ」を込めているのでは、と勝手に感想を持ってからは愛着がさらに増えまして、
我が家では今もレギュラーの座を占めております。
ただ、機能を見ますと試験的要素が強かったのですね。
私は当ブログでそんなGX8を愛情を込めて「ザクレロ」と評しましたが、その評論は間違ってなかった(笑
gx7mk2.png


写真撮影機能


以前から当ブログでは書いてきたことですが、私はカメラを買う時、写真撮影のスペックにはほとんど目を通しません。
私の主な写真撮影シーンは「街スナップ」「夜撮り」あと「キューポッシュ」です。
ですから、昨今のデジタル一眼カメラの大半は私にとってはスペック充分、どれを選んでも外さないでしょ?と、現在はそんな気分です。
デジタルカメラとは突き詰めれば「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」です。
絞りはレンズに依存する、とすれば残りはシャッタースピードとISO感度。
シャッタースピードは私にはもう充分。
ISO感度は上限25600、まあ常用3200が限界でしょうけれども、これも「写真」と思えば充分ですね。
え?ファインダー?その話はまたこんど。


動画撮影機能


さあて、ここからが本編ですよ(笑
外観や写真撮影機能は余談、刺身のツマであります。
私にとってカメラ新調時に考慮する最大の要素、いや、唯一の要素と言っていい、それが「動画撮影機能」、
もう少し言葉を丁寧にするならば「私が日常行っている動画撮影シーンにとって有利な機能を、どれだけ搭載しているか」であります。
で、性能表を見ただけの現状においてはこのGX7mk2は、私にとって最強ランクのスペックを有しているのです。

私が動画撮影機能に求める要件


これはあくまでも「私の場合は」です。
冒頭で念を押しましたがその点くれぐれも踏まえてください。
私の主な動画活動は家族モノを除けば、「街撮りの風景映像」と「お姉さんの(ちょっぴりセクシーな)イメージショット」のふたつです。
その上で、私が現在動画撮影機能に対して求めるものというと、以下のものになります。

  1. 強力な手ぶれ補正

  2.  いちばん大切です。三脚スタンドクレーンリグ一切使用せず手持ちでガンガン女の子に寄っていく撮影スタイルで、
     そのスタイルであること(とその出来、業界への影響)に優位性を感じている以上、手ぶれ補正機能は必須です。
     そして、私のニーズにきちんと応えてくれているのは現在まで「オリンパスの五軸手ぶれ補正」のみ。
     GX7mk2はその点どうでしょうね。私の期待に応えてくれるのかどうか。

  3. 高感度でも画質が破綻しないセンサー性能

  4.  私の撮影環境は、多分に外的な要因で「独自の照明を用意すること」ができません。
     ですので自然光や、部屋の蛍光灯、もっと薄暗い灯りの中でも言い訳無用の一発勝負で結果を出すことが求められています。
     私は写真撮影についてはAモードISOオートAF使用WBテキトーと「ほとんど全自動」で撮りますが、動画についてはさにあらず。
     動画撮影においては、色調整、露出からフォーカスまで、ほぼ完全にマニュアル操作です。
     それに慣れたおかげで、たいていの撮影現場ではマニュアル撮影・後処理不要で行けるようになりました。経験大切ネー
     で、これは私の用途において申しますが、マイクロフォーサーズ機(パナソニック・オリンパス)の動画撮影においては、
     ISO1600が限界、ISO3200だと画質が破綻します。ここに川が流れていますね。
     マイクロフォーサーズの動画撮影機能は、ISO3200での暗所撮影に耐えられない(私の場合はね)。
     何せ、写真なら「1/10秒」みたいなシチュエーションであっても、動画は「1/60秒」というようなシャッタースピードを維持し、
     且つ、明るさを担保しなくてはならないのですから。
     ソニーα7IIは同じ状況でISO3200までいける(ISO6400は厳しい)、この1段を大きな差と見るか、その程度の差なのかと見るか。

  5. フルHD60p

  6.  60pと言うのは「1秒間に60コマ、完全スキャンした映像」ということです。私はこれにこだわります。
     一般にアニメーションが秒間24コマ、テレビが60i(周波数的には「秒間30コマ」と解釈される)です。そこを60コマ。
     それにこだわる理由はただひとつ、
     「秒間30コマ(現在の動画の主流)」に入れ込む際、半分の速度のスローモーションに出来る」からであります。
     1秒間に60コマの情報がある、その60コマを「1秒間30コマという入れ物(これを『シーケンス』とか言いますが)に入れる」、
     その場合、秒間60コマの映像は「半分の速度にスローモーション化」しても、情報量が減らないのです。
     60コマで1秒の映像は、30コマで2秒の映像に引き延ばすことが出来る。
     …おお、この方が分かりやすいですね。最初からこう書けばよかったな(笑
     現在は「60i」でも遜色ない映像にすることはできますが、それは「映像編集ソフトの力」によるものですので、別の機会に。 

  7. 後処理不要なホワイトバランス、もしくは色調整機能

  8.  我が家の都合を書きます。正直申しまして、うちのPCは動画編集に耐えられる性能ではなかったようです。
     corei7で8GBのメモリーを積んでいるのですが、写真はともかく動画は厳しい。日々苦労しながら作っています。
     動画編集というのは、撮ってきた映像素材を演出意図に沿って細切れにし、それを並べてくっつけて「ひとつの映像」として再出力する、という作業です。
     で、その過程において、細切れにしたそれぞれの素材、もしくは細切れにする前の映像に対して、「演出意図に沿った画質調整」というのを行います。
     これを業界的にはカラコレとかグレーディングとか言うんですけど私そこまでガッツリやりませんので「調整」ぐらいの表現にとどめています。
     このグレーディング作業が、実はパソコンにベラボウに負担を掛けるのです。
     正直申しまして我が家のPCでは限界が(笑
     ですので、私は「本来なら後処理(グレーディング)を行うべき色調整を、撮影段階で行う」習性がつきました。
     (ソニーの「ピクチャープロファイル」も、後処理の負担を減らすという意味では似た目的の概念なのかもしれません)
     とにかく、PCに負担を掛けないために、撮影段階で色と明るさを決めてしまう。
     これへの対応力があるかないか。それは私にとっては重要な事なのです。

  9. 4K

  10.  4Kとは、幅4000ピクセル×高さ2000ピクセル、ぐらいの解像度の映像規格です。
     4000ピクセル=4K(Kは1000の意味)ということでこの名がつきました。
     一眼カメラの動画機能における4Kとはたいてい「3840×2160(フルハイビジョンの4倍)」ですが、まあ細かいことは気にすんな。
     私はこの撮影機能を、今後は私の作品撮りの際の主軸規格に据えようと思っています。
     理由はふたつありまして、
     ひとつは「フルハイビジョンの4倍の画素数」そのものです。これによって「肉眼で見えないものまで映像に出来る」のです。
     もうひとつはGX7mk2の売りでもありますので、後で触れます。



さて、ここまで書いたら何となく伝わるかもしれません。
GX7mk2は、上記の5つの要素、全部入りなのです。
我が家の主要機種「ソニーα7II」「オリンパスE-M5markII」「パナソニックGX8」と比較してみます。
比較600
比較してみますと、それぞれの機種にそれぞれの強みがあることが分かります。

α7IIは画質がよく、色の調整にも幅があります。一方で手ぶれ補正が弱い。良くも悪くもフルサイズ機。
E-M5markIIはビットレートは高く手ぶれ補正は文句無しに最強であるものの色調整はPCでする必要があるという弱みが。
GX8は4K撮影可能なのが売り。画質・色調整などはそつなくこなす一方で手ぶれ補正については制約が大きい。

で、この評価軸に「GX7mk2」を乗っけると、どうなるか。

高感度はマイクロフォーサーズ機として特に劣るものではないと考えます。GX7・GX8より改善しているとも想像されます。
フルHD60pについては問題なし、フツーに対応しています。
色調整については映像に強いパナソニック機、不安要素がありません。
4Kについてはもちろん対応、しかもGX8よりも「そのメリットを活用できる」機能が乗っかっているみたい。

4Kライブクロップ


その「4K撮影を充分に活用できる機能」というのが「4Kライブクロップ」です。
4Kの映像素材はフルHDに比べて縦横それぞれ2倍の情報量を持っています。
それを利用して「4K素材の中をフルHDの仮想画面を動かし、それを記録する」ことで擬似的にパン・ズームを実現しようというものです。
従来は映像編集ソフトで行なっていたことですが、これがカメラで実現するとは隔世の感がありますね。
実際の効果はこちらのページからご確認ください。
厳密にはパン・ズームとは映像の効果は異なりますが、視覚的な印象としては充分以上のものがあります。
動画|DMC-GX7MK2|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic



背面チルト液晶


ここまでの話からはちょっとそれますが、この点も非常に重要なので加えておきたい。
GX7mk2は「チルト液晶」なのです。これは大きい。ものすごく大きい。特に動画撮影においては。
「チルト液晶」の対義語として「バリアングル液晶」というのがありますが、それぞれの特徴を一言で表しますと

  • ○チルト液晶:縦位置・自撮りに不便だが、横位置ではかなり有利。

  • ○バリアングル液晶:横位置では振りだが、縦位置・自撮りに便利。


となります。
私が作成する動画はすべて「横位置」であり、また、Youtuberのような自撮りもいたしません。
ですので、私の用途で動画撮影するにあたっては「チルト液晶」が圧倒的に有利なのです。
我が家の現在の主軸マイクロフォーサーズ機であるE-M5markII、GX8はともにバリアングル機であり、
正直に申しまして私は不便さを感じておりました。
が、このGX7mk2はチルト液晶搭載機です。これが欲しくないわけがないですね。


GX7mk2購入に向けての「懸念事項」


ここまで書いてきて伝わったと思いますが、私はこのGX7mk2を買う気満々です。
しかし、世の中に完璧なものなど存在しないわけで、当然に「不安要素」や「私の現状に則していない」部分があります。
そのようなネガティブファクターを書き出してみます。と言っても2つしかないんですけどね。

動画における手ぶれ補正の効果が未知数。


GX7mk2は「ボディ内五軸手ぶれ補正」を搭載しています。
それはGX8と異なり「動画撮影」にも適用することが可能です。それは素晴らしい。進歩だと思う。
しかし、その「GX7mk2のボディ内五軸手ぶれ補正」が、私が求めるレベルの効きを発揮するかは、まだ分かりません。

ソニーはα7IIにおいて「ボディ内五軸手ぶれ補正」を実現しましたが、動画撮影に関してはその効きはお粗末なものでした。
五軸手ぶれ補正って名付けた割にはオリンパスの足元にも及ばないな→フルサイズだからしゃあない、
という風にユーザー一般は納得されたようですが私は現場で結果を出さねばならない人間です。
フルサイズだろうが何だろうが効かないものは効かない。撮影スタイルに制約があったのは事実であります。

つまり、「五軸手ぶれ補正という言葉」単体では「手ぶれ補正の効果の大小」という点では決定的に信頼を失っており、
パナソニックが「五軸手ぶれ補正を採用した!」と聞いても脳内で「(効くとは言ってない)」と付け加えてしまうのであります。
五軸手ぶれ補正が、動画撮影において、私が求める部分において、どれだけの効果を発揮するか。
もう、私がGX7mk2を手に入れるかどうかは、この一点に絞られます。
もし万が一にもGX7mk2の五軸手ぶれ補正が動画撮影においてオリンパス機並の性能を持っていたならば、2台買ってもいい。

充電池が「GX8」と異なる


とまあ、私はGX7mk2を仕事で(つまり、ちょっとセクシーなお姉さん撮りで)使用することを画策しているわけですが、
それにはひとつ、よかったら実現してほしいなあという点がありました。
それが「電池をGX8と共通化して欲しい」ということだったのですが、どうやらそれは夢マボロシとなってしまったようです。

我が家のGX8用電池は「DMW-BLC12(並びにそれと互換性を持つシグm(以下略)」です。
一方のGX7mk2電池は「DMW-BLG10」です。
これは先代GX7を踏襲してのことでしょうからパナソニック的には至極まっとうな採用経緯なのだとは思いますが、
わがままを承知で申しますと、こういうのはある程度統一しなはれ。不便だよ。
我が家で言いますと、OM-D/PEN上位シリーズはBLN-1で統一され、ソニーEマウントはNP-FW50で統一されています。
キヤノンニコンなどを見ますとグレードごとに電池が異なるのは仕方がないこととは思いますが、
なまじオリンパス/ソニーがある程度統一されているのを味わってしまうと、それがユーザーフレンドリーなように思えてしまう。
まあ、エゴなんですけどね(笑)冒頭に書きました通り「よかったら実現してほしいなあ」ということだったんです。


今回はこの辺で。


長くなりました申し訳ございません。
まだまだ書きたいことがあったんですけれど、集中力が途切れました(笑
GX7mk2は、五軸手ぶれ補正の「動画での効き具合」が私の期待に応えてくれるものでしたら、購入します。
この件は続報をお待ち下さい(笑
次回からは「春のイルミネーションスペシャル」のつもり!たぶん!
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m

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「CP+2016」で、新製品を少しだけ見てきました

大好評のうちに閉幕したカメラの祭典「CP+2016」関連エントリです。 CP+と言えば新製品!ということなんですかね、今年は特に「CP+で初お目見え」というものも多かったようで、盛況でした。 私も自分が興味があるものや、行列に並ばなくても触らせてもらえる機材などを見せていただいてきました。

ソニー「G MASTER」

ソニーブース、気さくに対応してくれました。盛況で、私も楽しく過ごさせていただきました。 「85mm F1.4GM」というレンズを触らせてもらったのですが、Aマウントの「Planar 85mm F1.4ZA」との違いなど説明してくださいました。 サイズもプラナーよりひとまわり大きい、存在感があります。 P1010817 85mmGMは高画素時代に合わせた設計で、あと、開放でプラナーよりシャープですよ、と。 プラナーはミノルタの85mmF1.4G Limitedをモデルにしていると聞いたことがあるが、85mmGMにはそのような存在があるのですか? とお伺いしましたら、「結果として似ているかもね」だそうで。 P1010814 私のα7II+Batisも並べて記念撮影。 こうして見ますと、プラナーって小さかったんですね(笑 P1010815 24-70GMも、触らせてもらいました。 ズームするとレンズは伸びます。これも迫力ありますね。 P1010812

パナソニック「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3」

パナソニックブースに再訪、説明員さんも丁寧に対応してくれて、楽しく過ごさせていただきました。 エルマーといえば、エルマーとりゅう。はい関係ないですね、すみません。 パナソニックのライカブランドレンズ、画角が200-800mm相当という、私にはちょっと縁がないものでしたのでスルーかなと思っていましたが、 お試しゾーンが比較的空いていたので、並んで触らせてもらってきました。 これは良いなあ、街撮りで何を撮るに使うのか想像できないけれども! P1010805 残念ながら撮影データ持ち帰りは禁止、ならば外観だけでもと。 説明員さんも笑顔で「良いでしょう!」と言わんばかりに説明してくださいました。良いなあと思いましたよ。 発売は3月10日って言ってたかな?値段は「頑張って20万を切りました!ライカですけど!」とのことでした。 鳥や飛行機やスーパーマンを撮る方はぜひご検討されてはいかがでしょうか。 P1010803

ペンタックスK-1

購入することは無いんですけどちょっと見てみたいと思いましたのでリコーペンタックスブースにも立ち寄りました。 スケルトンモデルだけ撮影させていただきました。 ペンタックスKマウントのユーザーの方には待望のフルサイズ機ということになるんでしょうか。めでたい。 背面液晶が動くのがスゴイなあと思いました。 P1010799

オリンパス「PEN-F」

少し触らせてもらってきました。 P1010801

今回はこの辺で。

この他、フォトブックのブースでちょっと説明をしていただいたり、ベルボンブースで動画雲台についてお話を伺ったり、プロ動画コーナーでちょっぴり機材を触らせてもらったりしたりしました。 やっぱり直接お話を伺える機会って大切ですね、しみじみ思います。 メーカーの方が親切に対応してくれるかどうか、というのも私個人的には購入動機になり得ますので、やっぱり雰囲気って大切ですね。 説明員さんが素っ気なかったりシカトこいたりするところの品物は、買おうかなという気が起こらなくなるものです。 もうちょっとCP+2016関連が続きそうです。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
今回の
撮影機材
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オリンパスの新製品「PEN-F」について書きます


今回予定を変更してお送りします。写真なしです。
nophoto_olym.jpg


昨日、オリンパスから新型デジタル一眼カメラ「PEN-F」の正式発表がありました。
噂サイトでは以前からリークがあったようですが(Twitterでそんなのが流れてきてた)、
私は噂サイトを見るのをやめたので事前情報皆無、昨日が「ベールを脱いだ日」ということになります。

私は世間の動向というか感想を見る手段としてはほぼ「Twitter」だけに依存しています。
そのタイムライン(つながっている皆さんのコメントが時系列で流れてくるウェブページ)を見ていますと、
概ね「興味ある」「欲しい」といった、好意的なものでした。

OLYMPUS PEN-F | PEN | オリンパス



発売日


2月26日発売だそうです。
発表が1/27ですから、ちょうど一ヶ月後、ということになります。

この日付は「CP+2016」開催2日目にあたります。
これがCP+において、どんな影響を及ぼすか。

CP+会期後半の頃には「既に店頭に並んでいる製品」となるわけですから、わざわざ会場で並んでまで見る理由が無いですね。
ですから「新製品xxを見ることができるのはCP+だけ!」みたいなレア感は無く、
それゆえにガジェット系の方々がバズ狙いでネタにするために並ぶことは多少は減るのではないかと。

ただ、「いやー良く出来てるとは思うし丸窓が良いんだけどやっぱりファインダーは光学に限るよチミィ」みたいな「語りたいカメラユーザー」、
言い換えれば寂しい人たち(毒を吐き過ぎたか?)が説明員のメーカースタッフの奪い合いをする姿は想像できなくもないですね。
近寄らないのが得策のようです。


外観


良いですね。とても良いです。
私は以前から「見た目、持った時の感覚は、OM-DよりPENの方が良い」と書いてきました。
E-M5markIIの時に「今まででいちばん良い」って書いてたじゃねえかこの嘘つき野郎、とお思いになった方がいるかは分かりませんが、
私は「OM-Dでいちばん良い」という書き方、つまりわざわざ「OM-Dではいちばん」と限定的な言い方をしていますね。
それはもちろん、PENの方が質感が良いからです。
私がそう主張することについては、両方所有している方なら(同意はできないとしても)理解はしていただけるのではないでしょうか。
正直、とても惹かれます。欲しいと思ったことも認めます。


性能


目立ったところで言いますと「2030万画素センサー」でしょうか。
パナソニックGX8に続く、マイクロフォーサーズ機では2機種目の「2000万画素オーバー機」となります。
総画素数2177万画素というてんも共通、ということで、GX8と同じ(つまりパナソニック製の)センサーを搭載しているのでは、
などと邪推も出来ますが、正直私にとってはどっちゃでも良いことです。
1600万画素が2000万画素になったとして、用途が爆発的に広がるわけではないですものね。
ただ、画素数アップは地道な努力の積み重ねなのですから、そこは否定的に見る部分ではありません。

あとは「時代を超えて愛される美しいデザイン」と。
オフィシャルサイトの「製品特長」というページ。
何はさておき「美しいデザイン」が最初に来ています。
カメラは道具、しかも、高価かつ愛着をもって使う道具だから、所有する喜びを刺激するべき。私はそう思います。
ダイヤルが多いですね。前後ダイヤル・モードダイヤルに加えて露出補正ダイヤルと前面に謎のダイヤルまで。
そういうダイヤルの多さからくる「機械を扱っているかのような感覚」を大事にする、というのは理解できますし、嫌ではないですね。

美しいデザイン PEN-F | PEN | オリンパス
時代を超えて愛される美しいデザイン ...



買おうかどうしようか


正直言って、外観はとても魅力的です。
「これ以上格好いいPENは登場するまい」と個人的に思っていた「E-P5」よりも良さそうに見えます。
が、購入には二の足を踏んでいます。
理由は以下の通りです。


二の足を踏む理由その1:バリアングル液晶。


バリアングル液晶、というのは、可動する背面液晶の一種です。
昨今のデジタルカメラの背面液晶は、本体から離れてグリグリ角度を変えることができる、というものが主流です。
なぜ「本体から離れてグリグリ角度を変えることができる」方が良いのか。
もちろん、人間が姿勢を大きく変えることなく撮影できる状況を作り出すことができるからです。便利なんですよね。

で、その可動液晶には現在、大きくふたつの潮流がありまして。
ひとつは「バリアングル」。
もうひとつは「チルト」。
ざっくり言いますと、そのふたつに大別できます。
バリアングルとは、このような方法で動く液晶のことです。
バリアングル
(パナソニック GX8公式サイトから引用掲載)
長所は、縦位置や自撮りでも使えること。
短所は、使えるようになるまで2ステップの手順が必要だということ。

チルトとは、このような方法で動く液晶のことです。
tiruto.png
(ニコン D750公式サイトから引用掲載)
長所は、使えるようになるまで1ステップの手順で済むこと。
短所は、縦位置や自撮り目的では意味を成さないこと。

つまりそれぞれ一長一短、ということになります。
「好きな方を使えばいいんだよ」では記事としてつまらないのでここでは決め打ちしてみます。
「私の用途では(日和ったな;)」バリアングルよりチルトの方が圧倒的に使いやすいです。

バリアングルは動画では意味が無い(私の場合はね)


動画って、一部のデジタルサイネージ以外、つまり世間一般に浸透している映像はほとんどすべて「横長」ですよね。
これは今後も変わらないと思われます。
スマホでの縦位置閲覧に最適化された「縦位置動画専門サイト」というのもありますが、2016年1月時点では傍流の域を出ません。
私もそうですが、「縦位置動画専門サイト」の名前とか、とっさに出てこないでしょ?

C CHANNEL | 女子のための動画ファッションマガジン


ですから、現時点では動画に限って言いますと、
事実上「縦位置撮影時に有利だという点があるとしても、バリアングルのメリットは生かせない」ことになります。
「嘘つけ、著名なYouTuberはバリアングル機を褒めちぎっとるぞ!」とお思いのあなた。騙されてますよ(笑
YouTuberの方々が「バリアングル液晶」を喜ぶ理由は、「出演中に自分で映像を確認できるから」です。
そんな需要、どれだけあります?あなた、自分をそんなにいっぱい撮るんですか?

動画撮影可能なデジタル一眼カメラが年間何台売れているか。それに比べて、YouTuberがいったい何人いるのか。
もちろん多くのYouTuberの方は「自分たちは『自撮り』しているからバリアングル液晶の方が良いのだ」とフェアに条件つけて言っておられます。
が、私達視聴者側がそれを拡大解釈して「そうか!バリアングルの方がいいのか!」と結論づけるのは、ちょっと急ぎすぎかなと。
もちろん私達一般人の中にも「バリアングルの方がいい」という方もおられるでしょう。それはそれでもちろん文句無いですよ!

「動画に限って言えば」チルト液晶のほうが良い。
私個人の用途としては、そのように結論づけています。
もっと言えば理想は「バリアングルとチルトのハイブリッド」である「ソニーAマウントの三軸チルト液晶」なんですけどね。あれ復活しないかなあ。

大手メーカーの後ろ盾が欲しいから書きますが、ソニーはこれまでのところEマウント機で一貫して「チルト液晶機」ですよね。
エントリーモデルで例外的に「自撮り対応」なんてのもありますが主流ではありません。
ましてやα7シリーズ。
クリエイターに売りたい!というオーラに満ちたα7系にとって自撮りは考慮の外だからなのではないか、と私は思っています。
これだけ書いたのに「次期α7新機種はバリアングル!」とかやられるとツライですけど(笑

私達がカメラを買うのは、まず第一に、何かを、誰かを撮るためです。
私たちは「撮る側」の人間です。自分を撮るのは二の次。自分で自分を撮りたきゃスマホ使っとけと(笑
PEN-Fは「撮る側の人間のために用意されたカメラ」ではないのですか?


バリアングルは2ステップで液晶を広げる、これは致命的


もうひとつ。バリアングル液晶は「2ステップで液晶を広げないと、使えるようにならない」という点が挙げられます。
むしろこっちの方が致命的かも。
2ステップというのは、「液晶を開く→液晶を回す」というプロセスのことです。
チルト液晶は「液晶を引き出す」だけです。引き出す際に角度調整も同時に行いますから、事実上の1ステップです。

さて、PENは(防塵防滴非搭載という仕様も含めて)ネイチャーフォトよりも「ストリートスナップ」を意識したカメラなのは明白です。
私は主戦場がストリートスナップ(の派生系である「街の夜撮り」)ですから言わせてもらいます。チルト液晶の方がいい。

バリアングル液晶というのは、液晶をボディから引き出したまま歩き回るのに、度胸がいります。
横に広げた液晶を、ちょっとどこかに引っ掛けただけで、もげたりへし曲げたりしそうになります。
バリアングル機「E-M5markII」で、液晶脱落の事故があった、と、ネット上でちょっと調べるだけでもいくつも見つかります。

一方のチルト液晶は、液晶を引き出したままでも移動するのに気使いが(バリアングルに比べて相対的に)少なくてすみます。
そもそも「液晶がもげて落っこちる」という状況になりにくい仕組みでもあります。横に広がるわけではありませんから

ストリートスナップというのは、瞬間のシャッターチャンスが大切なジャンルでもあります。
お!と思った時に「まず液晶を広げて、と…」とやっていたのでは話になりませんよね。
そんな時はファインダー使えばいいじゃねか、という反論もあるかと思いますが、まあやってみると分かります。
ファインダーと背面液晶ライブビューでは、撮れる写真にも良し悪し以前の段階で違いがあります。

カメラの本道を歩む「ファインダーを使う方」にとっては、そもそもこの違いなんかどうでもいいことなのだろうとは思っています。
しかし私はその意味で邪道。
日常において、たとえファインダー搭載機であっても背面液晶もフル活用して撮りますから、こだわらざるを得ません。
人それぞれですけれども。


二の足を踏む理由その2:4K動画非対応。


背面液晶の話では主観でダラダラ書いてしまいました。申し訳ございません。人それぞれなのは百も承知ですからね!
しかしこちらはより深刻です。4K動画非搭載。
何だよ俺達4Kなんか撮らねーよ関係ねーよ、と思われたあなたも、ちょっと聞いてください。

カメラって、特にデジタルにおいては「世代」というような概念があるじゃないですか。
マイクロフォーサーズ第一世代、第二世代…みたいな言い方をしますよね。

マイクロフォーサーズ、特にオリンパス機においては「OM-D以前・以後」で画質の劇的な差があります。
この分類も「世代」と呼ぶならば「OM-D以前の世代」、今更それらのカメラを積極的に手に入れる理由はありません。
他のメーカーのユーザーさんも、ご自身が愛用しておられるメーカーのカメラを振り返っていただき、世代という「くくり」を思い浮かべてください。
どのカメラが欲しい?となった時には、予算も含めてよほどの事情が無い限り「より新しい世代のカメラ」が欲しいと思うはずですがどうでしょう。

私の主観ですみません、間違っていたら指摘してください。できれば根拠付きなのが嬉しいです。
PEN-Fは「旧世代」に属するカメラ、ですよね?
もっと具体的に言うと「OM-D E-M5markIIのPENバージョン」ですよね?

センサーを刷新した、新たなエフェクトを追加した。
色々な進化はあるとは思いますが、基本的に「E-M5markII世代」のモデルであるはずです。
それが「4K動画非搭載」という点に現れている、と私は感じました。

4K動画。
編集したことがある方なら当然にご存知だと思いますが、処理がいちいち重たいですよね。
フルHDなんかお茶の子サイサイでガンガン処理していた我が家のパソコンが、4Kのファイルを扱い始めると一転して沈黙します。
極端な話、4K映像素材をサムネイル表示付きで作業ファイル上に読み込むだけでも、我が家では下手したらフリーズです。

フルHDと4Kでは、ファイルを扱う側に対して求める性能に、段違いの差があるのです。
後処理する「だけ」のパソコンですらそうなのです、撮影→圧縮→保存→書き込みという現場最前線にいるカメラ本体なら、なおのことです。
で。
件のPEN-Fは「フルHDまで、4K非対応」という仕様になりました。
正直Twitterで流れてくる情報の段階で「PEN-F」なるものが噂で出回っているらしい、ぐらいのことは察知していましたが、
私は「もし本当にそんなものが出るのならば当然4K搭載だろう」と勝手に思っていました。違ったけどね。

4Kを内部処理できるか、できないか。
ここ1年ほどのデジタル一眼カメラの「世代交代」っぷりは、そこに見ることができるのではないか、と私は思っていました。
ソニーで見てみます。
α7II三兄弟、とよく言われますが、「α7II」は旧世代、「α7RII・α7SII」は新世代、と私は思っています。
α7II。ボディ内手ぶれ補正搭載の、我が家にあるうち、現時点で私の理想形に最も近いカメラです。
しかしこちらは明らかに旧世代。4Kを処理できないのですから。(出来るなら最初から搭載してるでしょうし)

オリンパスに話を戻します。
オリンパスの「真の次世代機」の最初のモデルは、今回のPEN-Fではなく、この後に登場するであろう「OM-D E-M1markII」である。
そんな気がいたします。
すなわち私は「E-M1 markIIが出るとするならば、4K動画を搭載する」と予測している事になりますが当たるかしらん。

「世代」だけ見てカメラを買うわけでは決してありませんが、
我が家では「写真機にも動画撮影機能が欲しい」という事情があり、その上で「GX8を皮切りに4Kに移行しつつある」という現状を踏まえても、
PEN-Fに二の足を踏むのには充分すぎる理由となっています。


二の足を踏む理由その3:オリンパスのヘタレた生産管理。


もしかしたら最大の理由はこれかもしれません。
バリアングルがどうのこうのなんて、もはや我が家にはバリアングル機が複数あり「常用の既成事実化」していますし、
4K非搭載がどうのこうのなんて、ぶっちゃけ普段はまだまだフルHDでも撮っているわけですから決定的な理由ではない。
カメラの外観は私の好みだし、五軸手ぶれ補正は健在なんだからGX8との2台体制で持て余すこともないだろう。
購入動機は充分にあります。正直魅力も感じています。

が、どうしても手を出す気になれない。
PEN-Fはボディだけでもヨドバシ価格で16万円近くします。私にとってはちょっと気合を入れなければならない買い物です。
しかし、オリンパスはそういった「庶民の気持ち」を分かっていないようです。
「初期不良」や「あり得ない故障」が多すぎるのです。

我が家には6台(PENが3台・OM-Dが3台)のオリンパス機がありますが、
そのうち2台が初期不良、1台に同時購入した縦位置グリップが使用直後から不具合を起こし始めました。
欠陥率5割、イチローも真っ青のハイアベレージです。
正直ここまで「オリンパス信者」同様の振る舞いをしてきた私でも愛想が尽きるレベル

初期不良だったら取っ替えてやるよ、新品をくれてやるんだから黙って使ってろよ、オンラインショップの割引券やるからさあ。
…とか思ってるんでしょうね。さすが大企業、お偉いんですねー(棒読み

この項目を書き始めたら、また腹が立ってきました(笑
せっかく魅力的なカメラを出そうというのに、肝心の「生産体制への信頼感」がゼロなのです。これでは手を出す気になりませんね。
もういいや、これは私の主観ですから、皆様はどうぞよろしいように。
私が初期不良を食らったのは「E-M5の縦位置グリップ」「E-M1」「E-M5markII」というOM-Dシリーズ限定で、
我が家の「E-P1」「E-P3」「E-P5」と3台あるPENはすべて安心して使えています。
ですから皆さん!買うなとは言いません!買いだ、とも言いませんけどね!
これをご覧のリアルで付き合いのある皆様、お会いした時に「PEN-Fは『買い』か?」と聞かないでください。
これ以上オリンパスの悪口を言いたくない!

今回はこの辺で


正直迷っています。
私が「PEN」を嫌いなはずがない。
もし私が「PEN-F」に手を出すことがあるとしたら、どんな可能性があるか。

・初期ロットでの不具合が無いなどの理由で、ほんのわずかでもメーカーに対する信頼感を取り戻せる
・ファームアップで4K動画が搭載される(実は次世代機だった、というオチで)
・どこかで実機を目にして、実際に触れてみて、良いなと思う

それらの条件が必要だろうなあ、という気がします。
返す返すもここに書いたのは私の主観です。
同じテーマで記事があるならば、他の方は別の切り口を提示されるはずです。
ですのでこの記事はあくまで「敢えて決め打ちをした『読み物』として」ご覧いただければ幸いです(逃げ口上

次回は別のネタになります。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m
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今回は写真無しです。
nophoto.jpg

ソニーから「α7RII(あるふぁせぶんあーる(まーく)つー)」が発表されました。8月7日発売、だそうです。
少し前に海外発表されたとのニュースがあり、少し間を置いて満を持して国内発表、という流れのようです。
今回の記事ではこのソニー入魂の新製品について感想を書いてまいります。

●私にとっては、高い。だけど…
最初に目が行ったのは「価格」です。
私はヨドバシ価格を基準に見る癖がついていますが、そのヨドバシで47万円超。47万円かよ。アルトじゃあるまいし(笑

ここで意思表示しますね。私は買いません。欲しいけど。
最大の理由はもちろん「私にはどうしようもない高価格」ですが、それと同じぐらい重大な理由が「α7IIの存在」です。

α7IIを手に入れてまだ半年ちょっと、操作性に若干の問題がある(特にEVF←→背面液晶の切り替え)以外は不満なし、
ボディ内手ぶれ補正についてもEマウントレンズを使用する場合に限っては良好な結果を得られます。
私の感触だけで申しますと、このまま3~4年は使える、つまりα900ぐらいの位置づけで使っていける、
今や我が家では押しも押されぬメインカメラの地位を確立したのであります。
α7II発表当時、私はその感想を記事に書きまして(α7II、欲しいですね)、そこでこのように触れました。

~今冬私が機材導入するとしたら、これ一択です。
α7RIIが同時発売されない、ソニーのことですから数カ月後に発売されるのかもしれない、
だとしても当面は実売20万を切ることは無いでしょう。ならば早く手に入れて使い倒す方を選びたい。~


来るべきα7RIIが(少なくともα7IIよりも)高価になることは、誰でも容易に予想がつくというか、当たり前のことでした。
ですからそれを踏まえて私はより廉価なα7IIを可能な限り早く手に入れて、文字通り使い倒すことを選びました。
α7RIIが「47万円」という価格で市場に出てくることが分かった今、
「私の判断は正しかったのだ!」と勝ち誇るほどではないにせよ、まあ結果オーライだよな、ぐらいの感覚は持っています。
買えない者のやっかみですけどね(笑

やっかみで思い出した。
ネットでちょっと見かけた「α7RIIが40万円オーバー」であることで、ソニーに批判的な意見があるようです。
「高すぎだろ、メーカーの姿勢として云々」みたいな話らしいのですが、私はそれに与しません。
価格づけなんかメーカーの自由でしょ、と思います。ユーザーは選択肢が増えた、ぐらいに思っておくのが良いのではないでしょうか。

私がα7RIIの件でソニーを批判することがあるとしたら、
「実際に自分で手に入れて」且つ「自分で使ってみて」その上で「47万円の価値が無い」と判断した時でしょうね。
まあ、そんな時は来ないだろうと。なぜなら、買えないからです(笑

●裏面照射CMOSだとお

ちょっと意外に感じたのがこの点でした。スペック面で真っ先に目に止まった項目です。
裏面照射型CMOSセンサー、平たく言いますと配線の無い方(つまり従来の構造からしたら「裏面」にあたる)からより効率よく光を取り込もう、
ということで、これによってCMOSセンサーの弱点を克服しようとした、という意欲的な技術であります。
コンパクトデジタルカメラやビデオカメラには搭載されていた技術ですが、今までαには採用されていませんでした。
これ以上の技術的な話やそのメリットなどについては、より詳しい他のサイト様をご覧いただければと。

先日の「αアンバサダー・キックオフミーティング」の際、センサーの解説が終わった後、片付けを始めようかという技術者の方を引き止めて
「裏面照射センサーというのがありますけど、(αには採用されていませんが)どうなったのですか」
と質問しました。
すると、途端に技術者の方の顔が曇って、丁寧ながら険しい顔で「大型センサーではそれほど効果が見込めない」と応答してくれたのです。
タイミング的にイベントも大詰めの時間帯でしたので、開発者の方の表情が曇った理由について私はてっきり
「再集合してイベントをしめるだけの段階で時間をとらせてしまった」
「『これで大役を果たした』と気を抜いたところに私が無理に話しかけた」
だからスタッフの方が気を悪くしてしまったのだろう、と思いました。
私もそういう時に気を使う方なので話の内容はそこそこに退散したのですが、
今このα7RIIの情報を聞いた上で当時の状況を思い返しますと「まあ顔には出るかもね」ぐらいに思いました(笑

●4200万画素の迫力

項目に挙げておいて何ですけれども、この事自体には特に驚きませんでした。ソニーならこれは実現してくるでしょう。予想の範囲内。
しかし、同時に「ISO感度常用最大25600、拡張50~102400」というのには驚きました。
常用ISO感度を従来から据え置き、拡張で2段上げられる。
私のレベルでは実用上は見分けがつかない程度の差かもしれませんが、間違いなく技術は上がっていますよね。

●αでもついに実現4K本体録画

ソニーαで最初に4K動画撮影に対応したのはご存知「α7S」であります。
が、当時は「とりあえず載っけてみました」感が強く、メーカーも「フルHDのカメラだと思って使ってください」という趣旨の発言をしていました。
それが証拠に、α7Sは4Kで撮影することはできますが、対応するコンシューマ向け外部レコーダーをソニーは用意しませんでした。
「Atomos SHOGUN」というレコーダーが20万ぐらいでしたか、今なお事実上唯一の選択肢です。
しかしついにα7RIIでその現状を打破することになります。本体録画です。
コンシューマ機ではパナソニック「GH4」が4K本体録画対応機として知られていますが、コンニャク現象がヒドイとの話も聞きます。
α7RIIがどの程度の実力を持っているかは分かりませんが、期待したいところですね。
使うかは分かりませんが。いや、それ以前に買えんっちゅうに

●意外なところでこのカメラを喜ぶ人々

以前の記事でも書きましたが、α7シリーズは「ウェブ用広告動画」撮影の機材として、プロにも徐々に普及し始めています。
(いくつかのルートでこのお話を伺いましたので、局地的な傾向というわけではないと思います)
EOSのサブ機として、あるいは小型軽量ボディを見込んでボディのみ取っ替え(レンズは所有するキヤノンなど)

「写真カメラマンが一眼動画を撮る」という場合、その機材はキヤノンであることが多いようですが、
「ビデオカメラマンが一眼動画を撮る」という場合、ソニーを使いたいという意識が働くこともあるらしいのです。

というわけで、ソニーαは意外や意外、動画でのプロユースからブレイクしつつあるのだというお話。
そう考えますと、α7RIIがどこを狙っているカメラなのか、業界与太話として妄想もできますね。

キヤノンを使う広告関係のカメラマンに動画撮影用カメラとして「愛人でもいいからそばにいさせて」と擦り寄りながら、
4200万画素拡張ISO102400、意外に画質もイケルしEFレンズでオートフォーカスも使える、これなら写真もα7RIIでいいのでは?
…と、妾扱いから正妻の地位を虎視眈々と狙う、そのような戦略を持っているのではなかろうか。

プロが使い始めますと、ハイアマチュアがそれに影響を受けます(ソニーは中井精也氏に感謝状を出してもいいのでは)。
ハイアマチュアに広まると、口コミや店頭での評判が大きく影響を受けます。
口コミや店頭での評判が変わると、エントリー層が目を向けるようになります。

ソニーが本当にそんな構想を持っているかは分かりませんが、こうやって書くともっともらしく見えるでしょ(笑
α7RIIには、それぐらいの想像をさせるパワーがあります。
もっと言えば、映像カメラマンが本命として待ち続けているのはその後に控えているであろう「α7SII」だと推測します。
色々な話を聞きましたが「α7S」が出た時の騒ぎは尋常ではありませんでした。期待度が違います。
α7SIIが出た暁には「ウェブ界隈の広告動画業界」に今以上の使用メーカーのシフトが起こるのではないでしょうか。

αがブレイクするために必要な本命カメラは、α7S後継機である。
同業の末席に身を連ねる者としても、今はそのように予言しておきます。

●結局どうするのよ

いやあ、欲しいですよ。ですけど今回は買えません。
私はカメラ機材を購入する時は、一貫して現金一括で支払うことを主義としています。ローンは組みません。
現金で50万近い金額をこれから貯めようと思ったら、どう考えても年末までかかりますし、
その頃には上に書いたように密かに本命と見ている「α7SII」が発表されているかもしれません。
もしかしたらα7SIIは裏面照射1600万画素フルサイズセンサーで拡張ISO感度160万ぐらい行くかもしれません(笑


というわけで、当面様子見です、てか泣く泣くスルーです。手に入れる予定の方、実にうらやましい!
私はまだ当分の間α7IIと一緒に過ごすことにいたします。
いや、この書き方はα7IIに悪いな。私はα7IIを気に入っていますから。EVFの切り替え以外は。

次回は別のネタでまいります。
またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。
m(_ _)m

今回の
撮影機材
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