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2017/08/08 Tue 00:00 史跡・神社・仏閣 | 写真 | ソニーα

水戸の史跡・弘道館見学の続きです

水戸・弘道館正庁内部「尊攘」 2017年夏の函館旅行シリーズ、第4回です。 函館はどうしたんだ!?とお思いの貴方、もうしばらくお付き合いください。 そのうち函館に着地しますから。たぶん! 上野を出発してまだ初日数時間経過したのみ。 まだ関東を脱出すらしていません。茨城県にいるのです(笑 いいのです。徐々に北に向かいますから。その風景を写真としてご覧いただきたい。 当ブログは写真ブログです。写真で勝負です。

弘道館で幕末に思いを馳せる

前回に続き水戸・弘道館の見学記です。 水戸学という「国を大切にしましょう、隣人社会を大切にしましょう」という今でいう道徳のような学問(もちろん悪い意味ではない)がとんがった結果、 「日本は朝廷のもとにひとつである」という皇国史観が発達します。 徳川親藩であるはずなのに「朝廷のもとに」というところがポイントなんですけど、 そういう思想と言うべきものに昇華して、故に夷狄は撃ち払うべきなのだ、となった。 後に朝廷はこの排外思想のはしごを外して外国との付き合いを「OK」としたことで、攘夷は尻すぼみになっていきます。 その結果幕末の怒涛のエネルギーは「尊王」は自己正当化のフレーズとして残りつつ、 具体的な行動としては「攘夷」から「倒幕」に傾いていく。 水戸斉昭公も安政の大獄で蟄居となりそのままフェードアウト、 明治維新において水戸藩はゴタゴタ続きで存在感を示すことはありませんでした。 水戸藩は徳川親藩な上に将軍は斉昭公の息子・一橋慶喜です。 「倒幕」と言われたらそりゃあ「ちょっと待ってよ」となりますよね。 ここまで私の身勝手な解釈で書きましたが、いずれにせよ水戸藩が尊王倒幕の流れに乗り切れなかったのは事実。 水戸藩とて一枚岩というわけではなく、大きな内紛を抱えることになったりします。 そこらへんはいろいろ読み込んでいくと更に頭がごっちゃになって楽しくもあり、難しくもあり。 幕末~明治維新というのは「利権の奪い合い」と片付けることもできるのかもしれませんが、 そう言い切れるほどの教養を私は持っておりません。 ただ、徳川幕府を打倒した平民志士の多くが明治維新の後に貴族に叙され、利権を持つ側に立った。 元大名は領地は失ったけれども地位名誉は大差なし。なんじゃそりゃ。 こういう流れを見ていますと明治維新に対しては「革命」というよりは「政権交代」のにおいがぎゅんぎゅんするのでありました。 まあ、私の勝手な感想です。歴史のロマンですね。 ともあれ弘道館は、そんな幕末のエネルギーの発生源というか、きっかけになった場所なのです。 DSC01189 今回は弘道館の正庁(メインの建物)の中を見学しました。 戦火や火事地震をかいくぐり現存する、江戸時代の建物です。 靴を脱いでスリッパを履かず歩くと、幕末を生きる水戸藩士が闊歩する情景がよぎります。 DSC01151 見学順路の最初の方でどどん!と登場する広間です。 大きな掛け軸に「尊攘」の文字。 もちろん尊王攘夷の略です。この言葉の発祥の地はここ、水戸弘道館なのですね。 DSC01152 8月初頭のいわば「真夏」と言う時期だったにもかかわらず曇り空だったこともあり、それほどの暑さは感じませんでした。 その上夕方でちょっと風が吹くような、夏とは思えぬ心地よい空間。 障子を開け放しているところからゆるやかな風がすうっと抜けていく、 歴史に思いを馳せるには理想的とも言える時間空間でありました。 DSC01159 ふっと、外を眺めてみたりします。 江戸時代もきっとこれと同じ景色だったんだろうなあ、などと思いました。 DSC01168 至善堂御座の間、徳川慶喜ゆかりの部屋です。 幼少期ここで学び、大政奉還後はここで謹慎したという。 更には「自分が水戸にいては更なる争乱の元になる」と駿府に移り住んだわけですがその徳川慶喜公、 趣味は街スナップ写真撮影だったそうで、晩年は趣味の世界にドハマりして暮らしたそうです。 妙に親近感が湧いてきませんか?私は湧いてきました(笑 DSC01172 展示室、になるのかな? 大日本史が展示されています。徳川光圀公プロデュースの歴史書です。 プロデューサーの意向で尊王に傾いて書かれたものですが程度はともかくきちんと過去の文献にあたっている、 現在で言う「裏取り」もしているのだそうです。 水戸学のルーツですね。 DSC01180 と、そんな感じでガッツリ写真を撮らせていただき、水戸藩に気持ちを傾けつつ過ごした1時間弱。 これは楽しかったなあ。また行きたい!水戸ですから我が家から電車で一本、その機会もあるだろう。 帰りはホクホクしながら「三の丸歴史ロード」を歩いて水戸駅まで戻ったのでありました。 DSC01202

今回はこの辺で。

今回の行程です。てか前回と同じなんですけど、要は同じ道を戻ってきたということです。 今回はとにかく水戸駅を起点に行動しました。 (函館入りするまでGoogle Mapを掲載してみます。) 次回は水戸編最後の記事です。初日の宿泊先やら何やらについて掲載する予定です。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
今回の
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2017/08/07 Mon 17:00 スナップ写真 | 写真 | ソニーα

函館へ向かう途中で水戸「弘道館」観光しました

水戸・弘道館正庁外観 2017年夏の函館旅行シリーズ、第3回です。 函館旅行?常磐線に乗って水戸で降りてプラプラ歩いてるのに? とお思いの貴方、そうです。これは函館旅行です。北海道を目指します。 しかしそこに至る過程もしっかり残すことも大切にしたい、という趣旨で進めております。 ほら、漫画「風雲児たち」もそうじゃないですか。 幕末の群像や歴史を扱う漫画であるはずなのに「その根っこは関ヶ原にある」と1600年から描き始めた結果、 江戸時代をずーっと追いかける超大作大河漫画になってしまいましたよね。 それと同じです(笑 DSC01185

水戸駅北口を歩く

そんなわけで水戸駅散策も立派に函館旅行の一環!なのです! 北口を10分ほど歩いて、史跡「弘道館」にたどり着きました。 私は初めて行きました。 徳川斉昭公が設立した水戸藩の藩校で、現存する正庁(メインの建物)は国の重要文化財だそうです。 DSC01148 徳川光圀公の時代に始まる「水戸学」の系譜。 光圀公時代を「前期水戸学」、斉昭公時代を「後期水戸学」と呼ぶそうですがたぶん根っこは一緒よね。 徳川御三家でありながら尊王思想を突き詰めていくいわゆる「皇国史観」、 斉昭公も攘夷を唱えて井伊直弼など幕府首脳と対立しましたがその真意は何処? 幕末の激動の思想的先駆者、巨大な影響を与えつつも水戸藩自体は迷走の末主導権を握ることが出来なかった、 やはり将軍が水戸家出身でしたから「倒幕」と割り切ることは難しかったのかもしれませんね。 ある意味悲劇的とも言える流れで明治に突入していくわけですが私はその辺りの歴史は詳しくなく、勉強中です。 正直入り乱れすぎてチンプンカンプンなところも整頓してくれる名著「風雲児たち 幕末編」もぜひ! 開館時間は9時~17時(冬季は16時30分まで)。 私は16時ぐらいに現地に到着しました。 さらっと外観だけでも見て回り幕末の息吹を感じるだけでいいや、ぐらいの感覚で行きましたが、 思いの外内容ガッツリで、正直言って函館旅行の前座扱いにするのはもったいない。 初めて行きましたがここは良いですね。 DSC01184 入館料は200円です。このボリュームで200円は安い! 入口でパンフレットをいただき、先へ進みます。 DSC01146 入口脇に並んでいた冊子です。 そうでした、この記事を掲載した2017年8月のNHK朝の連続テレビ小説は「ひよっこ」、 私はドラマを見たことがありませんが茨城県北地方が舞台なのだそうですね。 常磐線でもラッピング特急が走ってるのを見たことがあります。 DSC01147 弘道館の全体図です。 私は入った時間が遅かったため、中央の「正庁(緑色・「B」の部分)」を見学するにとどまりました。 庭園部分には梅が植えられていて、春先は観光客が大勢訪れるそうです。 この日私が行った時間帯には、見学している人は3組ぐらいしかいませんでした。 私にはこれぐらい閑散としている方が良いですね。 DSC01144 「烈公」こと徳川斉昭公、お手植えの松だそうです。 過激な攘夷思想を唱え、江戸城に怒鳴り込み(不時登城)井伊直弼をブチ切れさせたほどの人物ですが、 一方で松を植えたり梅を植えたりしています。 偕楽園も斉昭公が開いた、と聞くとその人柄にほっこりもしますね。え?しない? DSC01188

今回はこの辺で。

今回の行程です。てか前回と同じなんですけど。 水戸駅を出てペデストリアンから三の丸・弘道館方面へ歩きました。 (函館入りするまでGoogle Mapを掲載してみます。) 次回は水戸弘道館・正庁(メインの建物)の見学記となります。 またぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。 m(_ _)m
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